乃木坂46・松村沙友理、『ドラゴン・キングダム』で声優初主演 「夢への一歩になった大切な作品です」 | ニュース | Deview-デビュー

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2017/04/26 07:01

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乃木坂46・松村沙友理、『ドラゴン・キングダム』で声優初主演 「夢への一歩になった大切な作品です」

アニメ『ドラゴン・キングダム』で声優初主演を果たした、乃木坂46・松村沙友理(C)Deview
アニメ『ドラゴン・キングダム』で声優初主演を果たした、乃木坂46・松村沙友理(C)Deview

 乃木坂46の松村沙友理が、ドイツ・ウクライナ合作の長編アニメ映画『ドラゴン・キングダム 〜魔法の森と水晶の秘密〜』で声優初主演を果たす。『ポケットモンスター』/サトシ役・松本梨香、『ラブライブ!サンシャイン!!』/高海千歌役・伊波杏樹、『ONE PIECE』/フランキー役・矢尾一樹ら声優陣の支えを受けて、主人公の少年・ニッキーを好演した松村にインタビュー。溢れるアニメへの愛、声優へのリスペクトを胸に臨み、夢への一歩を歩みだした主演デビュー作について聞いた。

■松村沙友理インタビュー

――映画を拝見したんですが、すごく少年役がハマっていて驚きました。声の演技は独学なんですか?

「アニメが大好きで声優さんに憧れていましたが、観る専門だったんです。昔から観ていた作品でも、少年の声を女性が演じることもあったので、声優の世界ではそういうこともあるんだなと思っていたんですが、実際に自分がやってみると、想像以上にとてつもなく難しいということが分かりました」

――参考にした作品や手本にした声優さんは?

「今回、『ポケットモンスター』のサトシ役の松本梨香さんと共演しているんですが、少年といえばこの人というぐらいの方なので、参考にさせていただきました。松本さんからは“思いっきりやってください!”というお言葉をいただいたので、なんだろう…覚悟を決めてやりました」

――やっぱり「覚悟を決める」必要があったんですね。

「松本さんからの言葉で覚悟が決まったのかもしれません。自分自身がアニメや声優さんのファンだからこそ、本業ではない人が声をあてることへのアニメファンの気持ちもきっと理解できると思います。だから自分なりにすごくいっぱい考えたし、大丈夫かなと不安にもなったんですけど、自分の夢に向かって一歩を踏み出さないといけないって思ったので、“覚悟を決めた”感じです」

――収録の現場はどうでした?

「声優の仕事って、思っていた以上に体力勝負って感じました。1日でたくさん録りましたし、叫ぶシーンも多かったので。声優さんのインタビューを読んで“ゲームの声を一日かけて録りました”みたいなことは知ってはいたんですが、想像以上に体力が必要なんだなって思いました」

――主に一人での収録だったようですが、矢尾一樹さんとは現場でお会いしたとか。

「矢尾さんは少しだけ収録に立ち会っていただきました。ベテランの方ですし、もちろん作品も観ていたのですごく緊張したんですけど、本当に不安を感じていたときに来ていただいて“大丈夫だよ! そのままやりな!”って言っていただけて、その一言が勇気になりました。イケメンで(笑)、安心感、重量感のある、勇気をもらえる声でした。声のマジックって本当にあるんだと感じられました」

――アドバイスもいただけたんですか?

「“もっと身体を動かしながらやってみたら?”と言っていただいたんですが、私にとってはそれが難しくて。他の現場でも声優さんは表情もつけて、身体も動かしながらアフレコをなさっている。それを自然にしていて、そのほうが気持ちが入るとおっしゃっていたんですが、いざ自分がやろうとしたら難しい。今後の課題の一つだなって思いました」

――ニッキーという男の子はどんな子だと思いました? 共感できるところは?

「私はいろんなことが不器用で。器用になんでもできちゃう人っているじゃないですか? 私はそうではない人間なんです。運動も出来ないし、歌もダンスも下手で。ニッキーも身体は小さいし、お父さんのようにドラゴンを倒したいって言っても全く相手にされない。だから最初は私と似てるなって思ったんです。でも、物語の最後には勇敢に戦って、むしろ頼りにされる側になっていく。私はニッキーを演じながらニッキーに憧れて、私もニッキーみたいになりたいって思いながら演じていました。あとは私、アニメが大好き過ぎて、アニメの世界全部に憧れがあるので、魔法の世界に好奇心を持って飛び込んでいくニッキーに自分を重ねていました」

――この作品はドイツ・ウクライナ合作で、独特のファンタジックな雰囲気がありますね。

「すごく新鮮でした。これまでは日本のアニメが大好きだったので、作風は新鮮でしたし、クオリティの高さにも驚きました。日本のアニメーションと雰囲気が違う分、難しさもありましたが、演じてみて楽しかったです。とても素敵な作品に出させていただけたと思います。湖を通して会話をするシーンとかは、アニメじゃないとありえない表現だったので、大好きです」

――登場するキャラクターも個性的ですが、お気に入りは?

「ニッキーのお兄ちゃん、ボグダンが結構好きです。おバカっぽいところとか(笑)。食いしん坊で、ピンチの時にも“死ぬ前に食べなきゃ”みたいなことを言うんですよ。最後までお兄ちゃんだけが全然あのまま変わらなくて、愛くるしいです。弟みたいなお兄ちゃんで(笑)」

――伊波杏樹さんが演じるヒロインのロッキー(ロクサナ)もキュートですよね。

「声を聴いて改めて凄いなって思いました。先に録音されていた伊波さんの声を聴きながら演技をしたんですが、本当に可愛過ぎて!! ちょっと引きずられそうになりました。最初は少年っぽかったキャラクターが、途中で女の子って分かってからは女の子っぽい声に聞こえるし。微妙な声の変化の表現も凄いなって思いました。とても刺激を受けました」

――松村さんが声優に挑戦したいと思ったのはいつですか?

「乃木坂46に入る前は観る専門だったので、声優に挑戦するなんて1ミリも考えていませんでした。乃木坂46に加入してから、そこで活動をしていくなかで声優というお仕事も意識するようになったんです。アイドルには“その先”があるじゃないですか? その先を考え始めて、自分には何があるんだろうって思ったときに、自分はアニメが好きで、自分の一番の憧れは声優さんなので、その憧れをいつかかたちにできたらいいなって思いました」

――それは周りのメンバーが、モデルや女優など自分の道を見つけて進んでいることが刺激になったんですか?

「そうですね。女優になりたくて乃木坂に入ったり、明確な夢を持ったメンバーも多かったので」

――長編映画の主役を演じ終えて、「声優」には近づきました?

「実際に経験させていただくと、本当に難しいって思いましたし、声優の皆さんは本当にすごい方なんだなって改めて思いました。自分ももっともっと色々な役に挑戦して、『声優』に近づいていきたいと思いました」

――『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん』でも声優を経験されています。

「そちらのアフレコでは、他の声優さんと並んで収録をするんです。今までファンとして見ていたような現場のなかに入って、プロの方の演技を間近で見られるので、凄い体験をしているなって思います。皆さん本当に優しくて、アドバイスをしてくださるので、毎回行くたびにたくさん勉強させていただいています」

――例えばどんなアドバイスをもらいました?

「『ドラゴン・キングダム』をやる前に、女性のキャストの方に“男の子の声ってどうやって出しているんですか?”って単刀直入に聞いたんです(笑)。皆さんたくさん練習を重ねて来られたと思うんですが“最後は気持ちだよ”って。“男の子はこういう風に動く、こういう風に声を出してるってイメージする想像力が大事だよ”っていうことを教えていただきました。年齢も性別も超えて、ときには人間ではないものも想像力を駆使して演じている。そしてそれを皆さんすごく自然にやられているのが凄いなって思って、尊敬の気持ちが強くなりました」

――松村さんが最初に憧れた声優さんは誰ですか?

「堀江由衣さんです! 完璧じゃないですか! 顔も可愛いし、髪の毛さらさらだし、声も可愛いし、歌を歌ったらとても素晴らしい歌声で…。神とかじゃなくて、あの方こそ2次元! 多分現実には存在していないんだと思います(笑)」

――今後、声優として演じてみたい役柄はありますか?

「アイドルアニメも以前からずっと大好きなので、アニメのなかでもアイドルができたら嬉しいなって思います。『AKB0048』の乃木坂46版みたいなものがあったら…(笑)。乃木坂にもアニメ好きが多いので、アニメ好きメンバーで集まってやりたいです!」

――それはぜひ実現して欲しいです(笑)。では最後に『ドラゴン・キングダム』のアピールを一言。

「この作品は演じた私も勇気をもらえた作品ですし、たくさんの方に勇気を与えられる作品だと思います。私自身、今持てる精一杯でアフレコをして、夢への一歩となった大切な作品です」

『ドラゴン・キングダム 〜魔法の森と水晶の秘密〜』は4月26日より全国でビデオレンタルおよびAmazon通販独占販売開始。

■『ドラゴン・キングダム 〜魔法の森と水晶の秘密〜』

ドイツとウクライナの合作『THE DRAGON SPELL』(原題)は、代々木アニメーション学院と映画会社がタッグを組み、海外の映画祭で発掘した作品。主要キャストに加え、オーディションで選抜された代々木アニメーション学院の卒業生や学生で作り上げた。
《あらすじ》ドラゴン退治を夢見る少年ニッキー(松村沙友理)。しかし、身体が細く弱々しいニッキーには、そんなことはできるわけがないと周りから言われてばかり。そんな時、悪のドラゴンが復活しようとしていた。復活を阻止しようとする大魔法使いアドラー(矢尾一樹)とその弟子のエディ(松本梨香)。お調子者のエディは、呪文を間違えてしまい、ニッキーはエディと一緒に魔法の国へ連れて行かれてしまう。元の世界に戻るためには、水晶の湖にある「秘密」を手に入れるしか方法はないー。魔法の国で出会った女の子・ロッキー(伊波杏樹)とともに、ニッキーたちの大冒険がはじまる。

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  • 『ドラゴン・キングダム 〜魔法の森と水晶の秘密〜』。4月26日より全国でビデオレンタルおよびAmazon通販にて独占販売開始。

  

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