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2016/09/05 22:03
乃木坂46、3期生メンバーに12名合格 暫定センター大園桃子の可能性
乃木坂46の約3年ぶりとなる新メンバー加入オーディションの最終審査が4日、都内にて実施され、新たに3期生12名の加入が発表された。乃木坂46は彼女たちを加えて総勢47名のグループとなる。
乃木坂46の3期生オーディションには、1期生の38934人、2期生の16302人の応募を上回る48986人という史上最多の応募が集まった。選考は書類審査後、全国13都市での各地方審査、3次審査、4次審査、そして最終審査の5回にわたって実施された。4日の最終審査では、12人のファイナリストの歌唱審査、質疑応答を実施。審査終了からほどなくして、多数のメディアが見守る中、審査結果の発表が行なわれた。名前が呼ばれた者がステージに上がるという段取りだったが、発表されたのは「12名全員合格」という最高の結果であった。
そして暫定的ながら、ステージ上でのポジション順に名前が読み上げられていく。すでにグループ内での競争がスタートしていることを感じ、メンバーの間にも緊張が漂う。2列目、フロントメンバーの順に発表されていく。最後に暫定のセンターとして名前が呼ばれたのは鹿児島県出身の高校2年生・大園桃子。いきなりのセンター指定で衆目を集めてしまい、あまりの緊張に手の震えが止まらない。両手を広げてプルプルと振り回し、なんとか震えを押さえようとする大園のけなげな仕草に、取材陣の間からは笑みがこぼれた。
大園はわずかに訛りを感じる口調で、「なにもできないのに…受かったのが不思議です。これから…」と搾り出した後、しばし沈黙。その場にいる全員が次の一言に集中したところ「…頑張ります」とポツリ。目標のセンター像を聞かれて「齋藤飛鳥さん…全部いいと思います」、意気込みについても「全部がんばります」と、会見中は終始困惑し、周りのメンバーに支えられながらの回答。しかし、自然と周囲が彼女のペースに巻き込まれていくこの感じこそ、暫定センター抜擢の狙いなのか、とも思わせた。
「夢の中に一人立っている感じ」という伊藤理々杏(13)のように、まだ実感が湧かない3期生メンバーたちは、戸惑いの表情を浮かべながらも初めてのメディアの取材に応えていく。誕生日を迎えたばかりの向井葉月(17)は「合格発表が最高の誕生日プレゼントでした。ファンの方々に3期生が入って良かったと思われるように頑張ります」と意気込みを語った。
14歳の阪口珠美は「乃木坂46に入るのが夢だったので、叶って嬉しい。全力で上を目指せるアイドルになるよう頑張ります」と喜びを表し、最年少12歳の岩本蓮加は「乃木坂46の3期生に選ばれたことの実感が湧きませんが、ここからが頑張りどころ。3期生全体で、大変なことがあっても乗り越えられるように頑張りたい」と、一番しっかりした口調と表情でコメントを締めた。
なお3期生オーディションは、乃木坂46とも縁のある出版社各誌とコラボした特別企画を実施。合格者の中から各誌特別賞が与えられ、選ばれたメンバーには雑誌に登場する権利が与えられる。ファッション系やグラビア系、アイドル系など、雑誌の特徴から各自の個性も見て取れる。ここから先輩たちに追いつく逸材が誕生するのかにも注目したい。
【乃木坂46第3期生合格者プロフィール】※カギカッコ内は特別賞
●中村麗乃(ナカムラレノ)/14歳/東京都/「an・an」
●大園桃子(オオゾノモモコ)/16歳/鹿児島県/「週刊ヤングジャンプ」「週刊ビッグコミックスピリッツ」「FLASHスペシャル」「月刊エンタメ」「BOMB」「AKB新聞」
●山下美月(ヤマシタミヅキ)/17歳/東京都/「Zipper」「LARME」「週刊ヤングマガジン」
●阪口珠美(サカグチタマミ)/14歳/東京都
●吉田綾乃クリスティー(ヨシダアヤノクリスティー)/20歳/東京都
●向井葉月(ムカイハヅキ)/17歳/東京都
●岩本蓮加(イワモトレンカ)/12歳/東京都/「LOVE berry」
●与田祐希(ヨダユウキ)/16歳/福岡県/「BRODY」「OVERTURE」「B.L.T.」
●久保史緒里(クボシオリ)/15歳/宮城県/「FRIDAY」「EX大衆」「別冊カドカワ」「週刊プレイボーイ」
●伊藤理々杏(イトウリリア)/13歳/沖縄県/「UTB」
●梅澤美波(ウメザワミナミ)/17歳/神奈川県
●佐藤楓(サトウカエデ)/18歳/愛知県/「non-no」