モデルの新川優愛と女優の平祐奈が4日、都内で行なわれた『2018ミス・ティーン・ジャパン』開催決定記者会見に応援アンバサダーとして出席した。今年から新たに応援アンバサダーに就任した18歳の平は「今しかない、今の素直な気持ちを大切に。明るく一生懸命に前に進んでもらいたい」と10代の女の子たちにエールを送った。

　現在映画『サクラダリセット』『暗黒女子』が公開中で、15日からは『ReLIFE』の公開が控えるなど、映画界で引っ張りだこの10代である平。ステージに上がると「自分もこれまでたくさんオーディションを経験させてもらっていたので、この立場にいるのが不思議なんですけど…。精一杯、皆さんのことを応援したいなって思います」と謙虚に挨拶。

　平が芸能界に入ったきっかけは「知らない間に家族が、是枝（裕和）監督の映画（『奇跡』）のオーディションをDeviewで見つけて応募していた」こと。「小学校6年生のときだったんですが、学校から帰ったら“2次審査があるけど行ってみない？”って言われて“行く！！”って。姉（平愛梨）もこのお仕事をしていたので、私も大人になったらやりたいなって思ってたんですけど、まさかこんなに早いとは思っていなくて。でもきっかけをもらえてよかったなって思います」。

　初仕事の思い出を振り返って「映画では女優を目指している女の子の役で、CMの撮影をしているという設定だったんです。現場には是枝監督のほかに、監督さん役、カメラマン役の方がいらして、是枝監督が“よーい、スタート！”って言った後に、監督役の方が“よーい、スタート！”って台詞を言うんです。それを合図にダンスを踊るシーンだったんですけど、どっちの言葉で動いていいか分からなくて（笑）。最近その作品を見直したときに、“あれってそういう意味だったんだ！”って。当時は何も分からずにやっていたことが、今になって分かりました」と初々しいエピソードを明かした。

　小学生から芸能界で仕事をしている平だが「芸能界に入って良かった」と言い切る。「たくさんの方と出会って、普段行けないところに行けて、自分じゃないもう一人の自分になれて、普段出来ないことを経験して、たくさん刺激を受けるし、いろいろなことを吸収させていただいています。本当に楽しくて、自分に合っているなと日々感じています」と屈託のない目を輝かせて語る。

　彼女がそう思えるのも姉・愛梨の存在があったからこそ。「姉は女優としても10年先輩なので、芝居で不安になったときにも的確なアドバイスをくれます。私は泣く芝居が得意じゃないんですが、そんなシーンの前には本読みに付き合ってくれたり、メールで激励やアドバイスをくれます」。また、バラエティ番組の世界でも活躍してきた姉とは「バラエティの練習もします」と明かし、「即興芝居や即興コントの練習をしてます（笑）。今は遠く海外にいるので、スカイプでやったりしてます」と、今も頼りにしている。

　姉は今年プロサッカー選手の長友佑都と結婚したが、平は「二人が同じ空気感を持っていて、価値観が同じなんです。運命の人ってこんな感じなんだなぁって思いました。私も出会えるのかなあ〜」と憧れも。一方、プライベートでは今春大学に進学し「一昨日（2日）に入学式がありました。ドキドキなんですが、先輩や先生も優しくて、芸能活動と勉強をいい感じに両立していけたら。時間を有効に使う方法を学べそうです」と希望に胸を膨らませる。そして「大学生活をおろそかにしないようにしたいと思って。（恋愛は？）…そこはまだいいかなと思っていて、勉強と仕事を頑張りたい」と語った。

　合格者やファイナリストには芸能界入りのチャンスがある『ミス・ティーン・ジャパン』への応募を考えている10代女の子に向けて、平は「今しかない、今の素直な気持ちを大切に。明るく一生懸命に前に進んでもらいたい！」とエール。「この世界に入って、ほんとに良かったなぁと思うことばかり！　毎日が楽しくて充実していて、現場が待ち遠しくて、明日も起きるのが楽しみ！　オーディションは緊張するけど、その一歩から始めていただいて、一緒に夢を追いかけていけたらいいな」とメッセージを送った。

　今年7年目の開催となる『ミス・ティーン・ジャパン』は13歳から17歳までの女子が、『日本のティーン代表』競うコンテスト。全国6都市で地方大会を行い、そこから選出されたファイナリストが、9月に開催予定の決勝大会に臨む。過去のグランプリ受賞者には『CanCam』の最年少専属モデルとして活躍するトラウデン直美がいる。応募の要項はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。また平祐奈が映画『ReLIFE』やデビューのきっかけについて語ったインタビューも同サイトに掲載されている。