AKB48・高橋朱里、初出演・初主演ミュージカル『雪のプリンセス』稽古大詰め「プリンセスの葛藤と自分が重なる」 | ニュース | Deview-デビュー

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2017/03/30 18:15

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AKB48・高橋朱里、初出演・初主演ミュージカル『雪のプリンセス』稽古大詰め「プリンセスの葛藤と自分が重なる」

AKB48の高橋朱里が「Zero Projectプロデュース・ミュージカル『雪のプリンセス』」(全労済ホール/スペース・ゼロ:4月5日〜4月9日)でミュージカル初出演・初主演を果たす。(C)Deview
AKB48の高橋朱里が「Zero Projectプロデュース・ミュージカル『雪のプリンセス』」(全労済ホール/スペース・ゼロ:4月5日〜4月9日)でミュージカル初出演・初主演を果たす。(C)Deview

 AKB48・高橋朱里のミュージカル初出演、初主演作となる「Zero Projectプロデュース・ミュージカル『雪のプリンセス』」の初日を4月5日に控え、キャストが衣装を身に着けての通し稽古が都内で行なわれた。稽古も大詰めの段階に入った高橋にインタビュー。高橋は「雪のプリンセスが女王になるまでと、自分が目標を達成するまでの道のりが重なる」と役柄について語った。

 「雪のプリンセス」の衣装を身につけた高橋が稽古場に現れると、子役の女の子たちが目を輝かせ「可愛い!」「綺麗〜!」「私も着たい!」と集まってくる。高橋も「すごくピュアだなあって思って。嬉しいです」と自然と笑顔に。初挑戦のミュージカルの稽古で、精神的にも肉体的にもハードな日々を送る高橋にとって、子供たちが一番の癒しになっているようだ。

――1ヵ月ほど前、キャスト顔合わせの場でお話を聞いたとき、緊張と不安を口にしていましたが、稽古に入った今はどんな心境ですか?

「不安ではありますが、みんなで一つひとつ、一緒の方向を見て作り上げていくうちに、“早くこの作品を皆さんにお届けしたい”という思いがすごく膨らんで、今はとても前向きな気持ちです。ベテランのキャストの皆さんが、真剣に試行錯誤して役と闘っている姿を見て、自分が苦戦しているのも、初ミュージカルだからということじゃなく、私も役と向き合っているんだなということに気付けて。その時から、全部が新鮮で楽しく前に進んでいる感じがしてきました」

――プリンセスという役に向き合って感じたことは?

「『女王にならなきゃいけない』というプレッシャーや、一つの目標に立ち向かうなかで、葛藤したり、悩んだり、自信を無くしたりというところは共感できました。自分自身の活動の中でも、大きな目標をクリアするまでに、葛藤し、悩み、涙を流すことがあるので」

――傍から見ていると、高橋さんがチーム4のキャプテンを任されたり、次期総監督として期待されていたりという境遇が役にダブる印象もあります。

「確かに…。私自身も悩んだり不安になったりすることも多いですが、プリンセスが女王になるまでと、自分が目標を達成するまでの道のりが…“ああ、わかるなあ”って思います」

――そういう意味では、プリンセスの気持ちを表現しやすいのでは?

「でも、想像力が豊かでないと。プリンセスって人間味はあるんですけど、人間とはちょっと違う何かがないといけないので。プリンセスには風景を想像させるような台詞があるんです。『砂漠が広がり、いくつもの島が海に沈んだ』とか。実際に見たことはないけど、その風景を自分の台詞と一緒に広げていって、観ている皆さんにその風景が見えるように、その悲しさが伝わるように努力しなくてはいけないと思っています。そこには自分と重なる部分はないので、想像力を高めていかないと」

――稽古を重ねる中で、自分のなかでクリアできたと感じたことは?

「芝居の中に歌が入ってくることは未経験だったので、戸惑いののちに、“これがミュージカルなんだ”って理解しました。稽古を重ねるにつれて、音を聞いて、それをきっかけに歌いだすんじゃなくて、“自分が音を流している”という考え方に変わっていきました。ミュージカルの中で流れる音は自分の気持ちの音であって、気持ちとハーモニーが一致したときに“これを頑張らないといけないんだ”という発見がありました。アイドル活動で歌う歌との違いに気付いて、切り替えるきっかけになりました」

――稽古場でのエピソードを教えてください。

「プリンセスは心を閉ざしている役柄なんですが、私は心を閉ざしているわけじゃないんですけど、ものすごい人見知りらしいことに初めて気付いて。最初のうちは皆さんと全然話せなかったんです。でも、夏樹陽子さんが稽古場にリンゴをむいて持ってきてくださったときに一緒に食べたりしたことで、距離が縮まって行きました」

――本番まで約一週間と迫りましたが、ツイッターでも「まだ1億倍足りない」と言っていて…。

「まだまだ足りないんですよ! こんなに台本が手放せないことは今までにはなかったですね。台詞は大丈夫なんですけど、それ以上にもっと追求できるかもしれない、まだまだやれるっていう想いがあるから、ずーっと台本と向き合っています」

――最後に、『雪のプリンセス』の観劇を考えている方にメッセージをお願いします。

「この舞台は、子供たちと大人のキャストとで作り上げる、心がとても温まる話なんですが、そのなかに繊細で大事なメッセージがいっぱい含まれています。私もそのメッセージを一人でも多くの方に伝えられるように頑張りたいと思います。大切な人や、身近で支えてくれる人を思い浮かべながら観て、この世界観を楽しんでもらえたらと思います」

 ミュージカル『雪のプリンセス』は、全労済ホール/スペース・ゼロにて4月5日(水)〜4月9日(日)(全8公演)。当日券も発売。4月6日、7日のアフタートークには高橋も参加する。

■『雪のプリンセス』あらすじ

季節が夏で止まったまま60年が経った未来の日本。季節が止まったのは、冬の妖精の国「スノー・キャッスル」の雪の女王がこの世を去った後、娘であるプリンセス(高橋朱里)が女王になるのを拒否したことが原因だった。プリンセスが隠し続ける秘密とは…? 人間世界からスノー・キャッスルに導かれた三人のきょうだい、コユキ、ツララ、シズクは、彼女の苦悩を知り、どう動くのか。プリンセスは雪の女王になることが出来るのだろうか……。

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  • 「Zero Projectプロデュース・ミュージカル『雪のプリンセス』」 全労済ホール/スペース・ゼロ:4月5日〜4月9日。

  

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