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2017/02/18 22:24
19歳の女優・小芝風花、伝説的女優・香川京子から「愛のこもったエール」受け取る
女優・小芝風花が18日、東京・シネマート新宿で行われた、主演映画『天使のいる図書館』の初日舞台挨拶に登壇した。
黒澤明をはじめとする名匠の映画の常連としても知られる女優・香川京子と共に舞台に立ち「いつもお会いする度に優しい笑顔で迎えてくださって、横に立てることが嬉しいのと緊張で…」と落ち着かない様子の小芝。
映画は奈良県葛城地域の実在の図書館を舞台に、新人司書・さくら(小芝)の成長を描く。さくらと心を通わせ、変化を起こすきっかけとなる女性を香川が演じ、小芝と絡むシーンも多い。
小芝は撮影を振り返り「私がちゃんと気持ちを作れなくて、皆さんをお待たせしてしまったときも、香川さんは繰り返し繰り返し私にだけ聞こえる声で台詞を言ってくださって。大先輩がこんなことをしてくださるなんて!と思って。こんな女優になりたいと心から思いました」と感動を呼び起こす。
一方の香川は「長い台詞が多いので、自分も間違えないように練習してたの」と謙遜しはぐらかすが、ウエダアツシ監督は「お二人の姿は映画のワンシーンのようでした。大先輩からの愛情のこもったエールに見えて、スタッフみんな感動してました」と明かした。
香川は「先輩の田中絹代さん、高峰秀子さん、山田五十鈴さんといった方々から、新人の頃にたくさんのアドバイスをいただいたので、私に後輩が出来たとしたら、そういうふうに接しようと教えていただいたんです」とその想いを語る。連綿と続く女優から女優へのバトンが、次の世代の小芝に渡されていたのだった。
森本レオは小芝を「天才なんだよね」と評し、「この子には“役者筋”がすごくあって。要求していることを一瞬で掴んで、無意識に表現してしまうんです。これから、いい旅をして、いい恋をして、いい映画をいっぱい見たら、すごい女優になる」と絶賛。小芝は「こんなに褒めてもらえると思っていなかったので、ソワソワします」と恐縮しきりだった。
なお小芝風花の所属するオスカープロモーションが『第15回 全日本国民的美少女コンテスト』の出場者を募集中。応募の要項は、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。