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2016/12/16 18:18

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舞台『刀剣乱舞』再演、12振りの刀剣男士が意気込みを語る 新キャスト加入で「軍議が面白くなる」

舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)のゲネプロ後、囲み取材に登壇したキャスト陣(C)Deview
舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)のゲネプロ後、囲み取材に登壇したキャスト陣(C)Deview

 大人気ゲームを原案とした、舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)が、15日より天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、三日月宗近役の鈴木拡樹らキャスト陣が登壇し、本番への意気込みを語った。

 本作は、名立たる刀剣が“刀剣男士(とうけんだんし)”と呼ばれる個性豊かなキャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆け巡り、歴史改変を目論む謎の敵を討伐していく、大人気ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案とした舞台版の再演。

 今年5月に東京・大阪にて行われた初演は、連日超満員、千秋楽のライブビューイングは、日本全国60館および台湾・香港の映画館でも上演し、平日開催にも関らず4万人以上が観劇するなど、大好評を博した作品。今回、異例の早さで再演が決定し、一部新キャストを加えて、12月の東京公演のほか、2017年1月に福岡・大阪で上演される。

 座長を務める三日月宗近役の鈴木は「初演と同じく『織田信長とは何者なのか?』をテーマにお届けしています。見てくださるみなさまに夢を与えられる作品ではないかと。キャラクターにこだわり、勉強してきたものがこの板に乗ればいいなと思います」と意気込みを語る。

 山姥切国広役の荒牧慶彦は「前作との違いがいくつかありますので、その違いを発見して楽しんでもらえたら」と語り、「山姥切国広の殺陣も自分なりに課題を課してパワーアップさせているので、そこを見ていただけたら嬉しく思います」とコメント。宗三左文字役の佐々木喜英も「前作との違いについて、”ここはどういう風に違っていて、どういう意味があって変わったんだろう”と想像しながら見ていただくとより一層楽しめると思う」と初演との違いを楽しんでほしいと語る。

 今回、新キャストとして加わった江雪左文字役の瀬戸祐介は「今回初めて江雪左文字をやらせていただく上で、髪の毛の処理に大半の稽古日数、大半の注意力を払ってやっている」と明かし、「ぜひ髪の毛さばきを見てください!」とアピール。そんな瀬戸に対して、小夜左文字役の納谷健は「瀬戸さんが加わったことで、新しい兄弟感も出ていると思う」と語り、「左文字兄弟に注目して本能寺の話をみていただけたら」と左文字兄弟について言及。

 同じく新キャストの鶴丸国永役の健人は「初演を見たときに感じ取った、ゾクゾクした気持ちをさらにパワーアップさせて、お客様に感じ取ってもらえたら」と意気込み、「殺陣では、より鶴らしく舞えるように稽古してきたので、そういう部分も観てほしいです」と呼びかけた。薬研藤四郎役の北村諒も新キャスト加入について「新キャストが入ってまた新しい空気になった」と話し、「全体的にもパワーアップしていますし、織田信長のもとにあった、4振りの刀剣の関係性や信長に対する想いが、前回よりも深まっていると思うので、そこに注目してほしい」と見どころを語る。

 不動行光役の椎名鯛造は「みんなが笑顔のときに、不動行光はどんな顔をしているんだろうとか、そういう部分も見ていただけたら嬉しい。DVDでは見れない、映らないようなところが観られるっていうのが舞台の醍醐味だと思うので、ぜひ隅々まで集中して観ていただけたら」と語る。一期一振役の廣瀬大介が「不動行光の健気さ、そして鯛ちゃん(椎名鯛造)の熱量、ひで様(佐々木喜英が演じる宗三左文字)の真剣必殺です!」とアピールすると、鯰尾藤四郎役の杉江大志は、粟田口派の兄弟でもある一期一振との関係性に触れ「信長の刀剣が中心となっている話ですが、その中で、僕たち二人の原作通りのシーンがあるので、ぜひそちらにも注目してほしい」とコメント。

 ゲネプロの際、軍議の際に出てくる茶請けは今後も進化していくと示唆していた、燭台切光忠役の東啓介は「新キャストのうちの一人、鶴丸国永役の健人くんが加わって、軍義がまた面白くなってくるんじゃないかと思っています」と笑顔を見せると、和田は思わず「こえ〜な!(笑)」と苦笑いをみせていた。

 また「お客様へのメッセージをお願いします」と振られた健人が「何を言おうとしたんだっけかな……」と、考えていたコメントをド忘れするひと幕があり、キャスト陣からは「自由だな(笑)」と総ツッコミ。MCから「思い出したら挙手で」と言われ、先にほかのキャストが「前作との違いを見つけたり、あ、ここがパワーアップしてるとか、いろんな変化に気づいてもらえたら嬉しい」(東)、「たくさんの方に応援されている作品なので、その期待にしっかり応えられるように精一杯頑張りたい」(杉江)と回答。

 そして、順番を迎えた廣瀬がしゃべり出そうとした瞬間「はい!」と元気よく挙手した健人。すかさず「タイミング!!(笑)」と総ツッコミが入るなか、「単純なことだったですけど……見に来ていただいたお客様に、驚きの結果をもたらせるように頑張っていきたいと思います!」と役柄に合わせたコメントを披露。再びキャスト陣から「それ忘れる!?」と鋭いツッコミを受け笑いを誘う場面があり、キャスト同士のチームワークの良さが垣間見れた。

 さらに、和田が「“最良の結果を主に”コレだけです」と、自身が演じるへし切長谷部のセリフを引用すると、納谷も「精一杯、復習の黒き道を進んで行こうと思います」と小夜左文字のキャラクターに合わせたコメント。荒牧は「たくさんの方の期待を背負って、舞台『刀剣乱舞』の近侍・山姥切国広として、たくさんの主を満足させるべく務めてまいります」と力強く語る。

 最後に鈴木は「座組みとしては、“戦い続ける座組みでありたい”ということを目標に、今作も戦っていきたいと思います。世の中には様々なことで戦っている方がいらっしゃると思います。その方の戦う勇気になれるように、我々が“表現”という形で戦って、みなさまの心にそれを届けたいと思います」と語り、「全員揃って、千秋楽まで戦い続けることを誓って、本番も臨みたいと思います」と宣言した。

 かつて織田信長の愛刀だった、宗三左文字、薬研藤四郎、へし切長谷部、不動行光を中心としたストーリーが展開されていく本作は、燃え盛る本能寺にて、明智光秀が森蘭丸に「織田信長とは何者なのか?」と詰め寄る場面から物語がスタート。三日月宗近に代わって、山姥切国広が近侍に任命された本丸に、新しい刀剣男士・不動行光が顕現することで物語が大きく動き出す。信長が最も愛した刀であったという誇りを胸に、信長への熱い想いを語る不動行光に対し、激しく反発するへし切長谷部、複雑な想いを抱える宗三左文字、薬研藤四郎。山姥切国広が、不動行光の参入により和の乱れた本丸を立て直そうと奔走する中、「本能寺の変」へ出陣の命が下だる。

 それぞれの刀剣が元主との思い出や絆などが浮き彫りになり、葛藤しながらも、歴史改変を目論む“歴史修正主義者”から「歴史を守る」ためへの戦いに身を投じる刀剣男士たちのドラマがより深く描かれる。それぞれのキャラクターに合わせた殺陣も一新されてパワーアップ。個性豊かな12振りの刀剣男士たちが、ダイナミックかつ華麗な殺陣を次々と披露し、観客を魅了する。また、思わずクスっと笑ってしまうような演出もところどころに散りばめられており、ゆるい本丸の日常を垣間見ることができるのも舞台ならでは。初演で話題を呼んだ軍議シーンも、公演を重ねるごとにどんな展開が待っているのか注目したいポイントだ。

 舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺は、12月30日(金)まで天王洲 銀河劇場で上演中。その後、福岡公演が2017年1月7日(土)、8日にアルモニーサンク北九州ソレイユホールにて、大阪公演が1月12日(木)〜17日(火)まで大阪メルパルクホールにて上演される。

 なお、オーディション&エンタメサイト『Deview/デビュー』では、一期一振役の廣瀬大介&鯰尾藤四郎役の杉江大志のインタビューを掲載中。

(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会

関連写真

  • 舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)のゲネプロ後、囲み取材に登壇したキャスト陣(C)Deview

  • 初演で話題を呼んだ軍議シーンも健在。鶴丸国永(健人)におはぎを「ア〜ン」されるへし切長谷部(和田雅成)(C)Deview

  • 舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)ゲネプロより(C)Deview

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