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2016/09/24 18:47
結成15周年を迎える*pnish*の本公演『サムライモード』が開幕
俳優の佐野大樹、森山栄治、鷲尾 昇、土屋佑壱による演劇ユニット*pnish*の15作目となる本公演『サムライモード』が、24日よりサンシャイン劇場にて開幕。初日公演の前日には公開ゲネプロが行われ、*pnish*のメンバーに加え、佐藤永典と脚色・演出の鈴木勝秀氏が囲み取材に応じ、本番への意気込みを語った。
今年結成15周年を迎える*pnish*が放つ15作目の本公演では、2008年に上演し、好評を博したオリジナル作品『サムライモード』を再演。彼らの持ち味である“演劇初心者でも楽しめるアクション喜劇”という軸はそのままに、脚色・演出に、前作・舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』から鈴木勝秀を迎え、今注目を集める若手俳優や実力派俳優を加えて、新たに描く*pnish*オリジナル活劇。
結成15周年という節目の年に人気作を再演することについて、鷲尾は「*pnish*の代表作の一つでもある『サムライモード』を再演できるということで、8年前とはまた違った、大人になった僕らを盛り込めたと思う」と語り、佐野は「再演ではあるんですが、スズカツ(脚色・演出の鈴木勝秀)さんが入ってくれたおかげと、新しいキャストとやるという意味で、新作のようなイメージがある。『新サムライモード』みたいな感じで、初演のような気持ちでやれることがすごく嬉しいです」と喜びを噛みしめる。
また“15周年”について土屋が「15年経っていろんな意味で、今、精神的にもメンバーのまとまり的にも安定感がある気がしていて。この15年間で何か爆発的なことがあったっていうわけではないけど、喧嘩とかもしたり、いろんなことを踏まえて、今がとってもいい状態なのかなと。脂がのっているなって思う」と語ると、森山が「たぶん15年で一番脂がのったのは僕なんじゃなかな」と発言。周りのキャストが「どういうこと?(笑)」とざわつくなか、「太ったっていう意味でね」(森山)とジョークと飛ばし笑いを誘う。
そして、改めて森山は「15周年って、長いようであっという間に終わったなっていうのが正直な心境。きっと先の未来もあっという間に終わってしまうんだろうなと思うので、いろんなことに対して、無駄なく綿密にチャレンジしていかないとなと思います」と気を引き締める。
佐藤永典は「自分はまだ役者をやり始めて10年も経っていないので、長くやっているということがすごいことだなと思います」と語り、「『サムライモード』の初演が、ちょうど僕が役者を始めた年なので、なんとなく勝手に縁を感じていて。みなさん一人ずつの共演はありましたが、今回4人と一緒にやれるというのがすごく嬉しい。なので、勝手にいろんな想いがあって、緊張とワクワクがすごいことになっています」と興奮気味に語る。さらに「グループとか劇団とかに入ってないので、劇団内での話し合いとか、急に喧嘩が始まったりとか、熱い話とかも見れて、勉強になりました!」とコメント。
今作の脚色・演出を努める鈴木氏は「設定とかはいろいろ変わってきてはいるけど、全体のストーリーに変わりはない。見どころとしては、立ち回りもふんだんに盛り込んでいるので、生の迫力ある立ち回りを見ていただけると思います」と自信をのぞかせ、「15周年記念ということを意識しまして、*pnish*のメンバーがやってきた生き様と『サムライモード』のストーリーってクロスするところがあって、それを何か活かしたいなと思って。佐藤くんもいますけど、今回は佐藤くんも含めて*pnish*という感じで、“僕からみた*pnish*になっていると思います」とみどころについて語った。
【公演概要】
*pnish* vol.15『サムライモード』
東京公演:9月24日(土)〜27日(火)サンシャイン劇場
神戸公演:10月1日(土)、2日(日)新神戸オリエンタル劇場
脚本:*pnish*
脚色・演出:鈴木勝秀
CAST:*pnish* (土屋佑壱 鷲尾 昇 森山栄治 佐野大樹)/
佐藤永典 崎山つばさ 川上将大/津村知与支(モダンスイマーズ)/
石川正人 Hayato(WEBER) 岩 義人/宮川康裕 細川晃弘 久田悠貴/
藤原一裕(ライセンス)/鳥羽 潤