佐野瑞樹&大樹兄弟によるWBB番外公演いよいよ開幕 「役者たちの熱量を体感してほしい」 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/07/25 12:08

デビュー

佐野瑞樹&大樹兄弟によるWBB番外公演いよいよ開幕 「役者たちの熱量を体感してほしい」

WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』に出演するキャスト陣(左から)佐野大樹、小笠原健、高崎翔太、Ry☆(C)Deview 撮影/宮坂浩見
WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』に出演するキャスト陣(左から)佐野大樹、小笠原健、高崎翔太、Ry☆(C)Deview 撮影/宮坂浩見

 ジャニーズ事務所所属の佐野瑞樹と演劇ユニット*pnish*のリーダー・佐野大樹の兄弟によるプロデュース公演“WBB”の10.5回目の公演『リバースヒストリカ2016』が、7月27日(水)より品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。番外公演の位置づけで、本公演とはひと味違った切り口でチャレンジする今作では、脚本は弟・大樹がリーダーを務める*pnish*のオリジナル作品をもとに、兄・瑞樹が監修するという新たな試みに挑む。初日開幕に先駆け、キャストを代表して佐野大樹をはじめ、小笠原健、高崎翔太、Ry☆に本番に向けての意気込みを語ってもらった。

【WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』佐野大樹×小笠原健×高崎翔太×Ry☆ インタビュー】

◆「WBBは面白いエンタメを作っているという印象」

――前回、記念すべき10回目の公演『懲悪バスターズ』では、東京芸術劇場 プレイハウスに初進出。そして、今回は『10.5回目』として新たな試みに挑戦されるということですが。
【佐野大樹】「本公演は兄弟で出演する感じなのですが、どうしてもキャストの一員として作品に関わると、見えなくなってしまうことが多いんです。なので、この企画では、作品を作る上であまり中に関わらないように、プロデューサーはしかり、脚本、演出に力を入れていきたいということで、『10.5』公演になりました」

――大樹さん以外のみなさんは、WBB公演への出演は初なんですよね?
【小笠原健】「大樹さんとは3年くらい前に*pnish*の本公演でご一緒したんですが、楽しいお酒好きな人っていうイメージで。WBBは面白いエンタメを作っているという印象なので、声をかけていただいたときは“やりたい!”と思いましたし、すごい楽しみでした」
【高崎翔太】「実は、以前『リバースヒストリカ』を見たことがあって。めちゃくちゃ面白かった印象が残っていて、出演するって決まったとき、すごいテンションあがりました」
【Ry☆】「僕は前回の『懲悪バスターズ』を観に行ったんですが、おもしろセンスのレベルが高いなって思って。今回、出演のお話をいただいたとき、僕はぜんぜん面白いことできないので、不安もあったんですが、蓋を開けてみたら、おがけん(小笠原)さんとか他のみなさんがやっていただけているので、良かったなと(笑)」

――戦国時代を舞台にした自主映画を撮影すべく集まったスタッフ・キャストたちに、織田信長をはじめとする戦国武将たちが乗り移って、現場が大混乱するというドタバタコメディということですが、改めてみなさん役どころを教えてください。
【小笠原健】「俺は映画監督の中島という役なんですが、そんなにセンスないし才能がないんですけど、イケメンで大河ドラマ出演が決まっている弟・朋希という武器を駆使して、”今回はやってやる!”という感じの役です。弟を演じる(高崎)翔太とは何度も共演しているし、相性もいいのでやっていて楽しいです」
【高崎翔太】「僕が演じる朋希は、好奇心旺盛で、無知で歴史には全く興味のない現代っ子の役柄。武将たちの人間性に触れていくことで、武将たちに引き込まれていくんですが、武将と心を通わせていく様が、ほかのミーハー心を持った(武将を知っている)人にはできない役回りだと思っています。なので、歴史や武将をあまり知らないっていう人が、朋希の気持ちを追ってみたらすごく面白いのかなと」

――Ry☆さんと大樹さんは、現代の人間と武将の二役を演じられますが。
【Ry☆】「僕は大塚と織田信長を演じるんですが、大塚の虚弱体質という身体のまま、信長が乗り移るということで、“信長だけど虚弱体質”という、そのバランスをどう見せられるかというところに、苦戦しつつも面白さを感じてます」
【佐野大樹】「今回で3回目になるので、前回の自分を超えたいというのもあるし、お客さんに“これが一番楽しかった”って思ってもらいたい。豊臣秀吉という階段をもう一段階登りたいなと思います」

◆「翔太とおがけんがイチャイチャしてるんですよ!」

――みなさんと共演経験がある大樹さんからみて、今回みなさんに期待するところは?
【佐野大樹】「翔太とおがけんが話を回していく感じで、二人とも主役というような立ち位置なんですけど、“付き合ってんの?”っていうくらい、イチャイチャしてるんですよ!」
【小笠原健】「俺は『もういい』って言ってるんです。でも、翔太が来るんですよ」
【佐野大樹】「それがどんだけ邪魔してるか、この芝居を(笑)」
【小笠原健】「いやいや違う!それは語弊がある(笑)。一番邪魔しているのは(大樹を指さし)この人ですから。これはちゃんと書いておいてください!」
【佐野大樹】「今回は円形のステージなので、例えばこの二人がいる側で観ているお客さんからしたら、目の前でイチャイチャしている二人の向こう側で、俺が芝居をしてる形になるんですよ」
【高崎翔太】「僕らは、演出の方から『一瞬も素の自分になるな』と言われているので、しっかり気持ちをつなげてるんです」
【小笠原健】「俺たちは役としてやりきってるけど、大樹さんはただふざけて俺に絡んでくるんですよ。芝居中、俺がセリフを間違えればいいっていう感じで、邪魔してくるんです。とんだ主宰ですよ(笑)」
【佐野大樹】「俺は、お客さんには伝わらないように、お前にしかわからない邪魔の仕方をしてるから」
【小笠原健】「それがダメなんですよ!(笑)」

――(笑)。カンパニーの仲の良さが伝わってきます。
【佐野大樹】「稽古場もすごく明るいですね。芝居に関していえば、この二人がいい意味でお笑いパートを回してくれている分、こっちが引き立つ。その分、こっちが真面目にやればやるほど、お笑いパートが活きる。そのバランスがいいのかなと思います。Ry☆に関しては、昨年の*pnish*本公演『魔王 JUVENILE REMIX』のとき、敵対している役だったんですが、今回も敵対する役柄で。立場はまた変わるけど、いい意味で戦いができるのは楽しみだし、期待している部分です」

◆「役者たちの熱量を体感してほしい」

――『Deview』読者は若い世代が多いのですが、舞台観劇経験の少ない若い世代に、舞台ならではの魅力を伝えるとしたら?
【佐野大樹】「役者たちの熱量を体感してほしい。今回は円形ステージでいろんな方向から役者が出てきますし」
【小笠原健】「あと、今回は原作ものとかでもないので、何も知らなくてもただ来たら楽しめるエンタメ作品です。でも、歴史が好きな人でも楽しめる作品になっていると思います。?こういう解釈もあるのか”っていう発見があったり」
【佐野大樹】「所作とか言葉遣いとかけっこう力を入れてやっているので、あえて当時の言葉を使っていたりする部分もあります。なんて言っているか理解できなくても、イライラしてるんだなっていう感情はわかる…みたいな」
【Ry☆】「武将同士の絡みの部分で、昔のまんまに寄せていて」
【小笠原健】「テレビとかだと現代風にわかりやすく言うけど、そこをあえて古典の言葉を使ってやっているシーンとかもあって」
【高崎翔太】「勉強にもなるよね」

――では、最後に見どころアピールを!
【佐野大樹】「今回は、人間チームと武将チームがうまい感じで絡まっている。作品がどこに向かうかすごく統率がとれていると思うので、勝負できるし、楽しみにしていてほしいと思います。円形なので、いろんな席で観ても面白いと思います。だから特に俺ら武将チームは佇まいとか背中芝居を上手くやらないとね」
【Ry☆】「そうですね。僕はそういうのが初めてなので、頑張ります!」
【佐野大樹】「演劇を真面目にやっていますので、ぜひ劇場にお越しください!」

 WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』は、7月27日(水)〜31日(日)品川プリンスホテル クラブeXにて上演。チケットはプレイガイドにて絶賛発売中。

関連写真

  • WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』に出演するキャスト陣(左から)佐野大樹、小笠原健、高崎翔太、Ry☆(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • 脚本家・松浦と豊臣秀吉を演じる佐野大樹(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • 売れない映画監督・中島を演じる小笠原健(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • 中島の弟でイケメン俳優・朋希を演じる高崎翔太(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • 大塚と織田信長を演じるRy☆(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • 終始笑いの絶えないインタビューで、カンパニーのチームワークの良さを窺わせた(C)Deview 撮影/宮坂浩見

  • WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』は、7月27日(水)〜31日(日)品川プリンスホテル クラブeXにて上演

  

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