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2016/09/03 20:24
座長・良知真次「パッションを届けたい」超歌劇『幕末ROCK』黒船来航、東京公演スタート
人気ゲームを原作とした、超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末ROCK』黒船来航の東京公演が、3日にEX THEATER ROPPONNGIにて開幕。本番前には公開ゲネプロが行われ、座長を務める良知真次らキャスト陣が登場し、本番への意気込みを語った。
原作は、2014年2月にリリースして以降、7月にはテレビアニメが放送され、“幕末”という時代設定のもと、志士(ロッカー)たちが音楽で新しい時代を創る、斬新で魅力的なキャラクターにあふれた人気コンテンツ。
舞台版は、201412月に【超歌劇=ウルトラミュージカル】として、吉谷光太郎氏の脚本・演出で舞台化され、本格Rockの楽曲の数々と圧巻の雷舞(ライブ)演出を若手俳優たちがミュージカルで表現。原作ゲーム、アニメの世界観をそのままに、劇中の演出シーンの一部として、観客が実際にペンライトを振りながら公演を楽しむという観客参加型のライブ要素を取り入れた演出が話題を呼び、2015年8月には再演、そしてこの度、ファン待望の続編、超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末ROCK』黒船来航が上演される。
この日の囲み取材には、主人公・坂本竜馬役の良知のほか、高杉晋作役の糸川耀士郎、桂小五郎役の三津谷亮、土方歳三役の輝馬、沖田総司役の佐々木喜英、マシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニア役の兼崎健太郎が出席。東京公演に先駆けて、8月20日、21日に京都劇場にて開幕した今作。囲み取材では、座長の良知が新キャストの糸川と三津谷をイジったり、ムチャブリしたりして、笑いを誘うなど、新生『幕末ROCK』カンパニーのチームワークの良さを感じさせる。
京都公演を終えての感想について糸川は「地方公演自体が初めてだったので、板の上から観る景色が全部“はじめまして”だったんですけど、素晴らしいキャストのみなさま、そしてファンのみなさまに、温かく迎えていただいて。すごく幸せな2日間を過ごすことが出来ました」と語り、三津谷も「僕たち長州組は、キャストが変わって初参加なんですけど、そんな不安の中、京都公演初日を迎えたんですが、そういう不安を取っ払うくらいお客さんが熱くて。そして温かくて助けられる公演でした」と振り返る。
同じく新キャストの兼崎は「予想以上にお客さんのノリがエネルギッシュでパワフルで、逆に圧倒された感じがあった。『幕末ROCK』ってすごい舞台だなって思いました」とコメント。今作でソロ曲を披露する佐々木は「初めて沖田総司のソロ曲『共鳴進歌』歌ったんですが、前作では見れなかった沖田総司のテーマカラーである紫のペンライトで、客席が一色に染まった光景を見れたことがすごく嬉しかった」と笑顔をみせる。
東京公演への意気込みについて、良知は「京都公演での熱さをそっくりそのまま、さらに熱く演じてみなさまにパッションを届けたいと思います」と熱い想いを吐露。佐々木が「今回は新しいストーリーで、新しいキャスト、そして新曲もたくさんありますので、生まれ変わった新生『幕末ROCK』のメンバーで、新しい『幕末ROCK』の世界観をみなさまにお届けできるよう、頑張っていきたいと思います」と語ると、輝馬も「この作品はお客様がガンガン参加できる作品なので、一緒に楽しみつつ、最後に『楽しかった〜!』って僕たちも言えるように、頑張っていきたいです」とコメント。
三津谷は「とにかくお客さんの熱に負けないくらい、僕たちも熱を持って、火事になるんじゃないかっていうくらい……それは違うか!」と自らツッコミ、「とにかく……お客様の熱に負けないように、パッションを持って頑張りたいと思います!(笑)」と、しどろもどろになりつつ意気込みを語る。糸川は「誰にも負けないくらい、高杉晋作を僕は愛していると思います。なので、生意気なことを言いますけど」と目力を込めつつつも「……なんだっけ? 忘れちゃった」と、まさか発言に、キャスト陣は「知らないよ!」と総ツッコミ。気を取り直して「この中で、気持ちだけは誰にも負けないロックを舞台上で歌いたいなと思います!」と熱く語るも、キャストからは「謙虚(笑)」と言われ、場を和ませていた。
そんな二人の発言を見ていた良知が「新たにキャストも迎えて、僕もお客さまもたぶん不安しかないと思いますが……」と語ると、すかさず三津谷は「ちょっとちょっと!! 新キャストが不安みたいな言い方やめてもらっていいですか?(笑)。違いますよ。見てください、このフレッシュなキャスト!!」と自らアピールするも微妙な空気になり、さらなる笑いを誘う。
改めて良知は「超歌劇『幕末ROCK』も初演、再演、そして続編ということで、それはお客様が熱く応援してくださったおかげです」と感謝の想いを伝え、「前回演じていたキャストも見に来ると思うんですが、“この続編出たかったな”って思って役者自身が思えるような熱い作品にしたい。そしてお客様にも初演、再演よりも続編が面白かった、熱かった、楽しかったって思って貰えるように、キャスト・スタッフで、みんなで一生懸命創り上げてきたので、この夏に負けない熱さで、みんなで演じていきたいと思います」と力強く語った。
超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末ROCK』黒船来航は、9月3日(土)〜9日(金)EX THEATER ROPPONNGIにて上演。12月21日には本公演のDVDが発売されることも決定している。
(C)2014 Marvelous Inc./幕末Rock製作委員会
(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会