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2016/07/17 18:09
舞台『刀剣乱舞』スペシャルイベントに刀剣男士6振りが登場 今冬には再演決定!
7月8日より渋谷パルコで開催されている舞台『刀剣乱舞』衣裳展において、15日に渋谷パルコ店頭にて、三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめとする刀剣男士6振りが登壇するスペシャルイベントが開催された。
舞台『刀剣乱舞』は、DMMゲームスが制作、ニトロプラスがキャラクター及びシナリオを担当したシュミレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』を基にした2.5次元舞台。名立たる刀剣が“刀剣男士(とうけんだんし)”と呼ばれる個性豊かな男性キャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆け巡り、歴史改変を目論む謎の敵を討伐していくという、今もっとも注目を集めている人気作。
7月8日〜18日(月・祝)まで渋谷パルコ パート1「PARCO GALLERY X』で開催されている「舞台『刀剣乱舞』衣裳展」では、今年5月に上演された「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」で実際に使用されれた刀剣男士12振りの衣装や内番衣装、刀剣などが展示されている。
この日のイベントには、三日月宗近役の鈴木拡樹のほか、山姥切国広役の荒牧慶彦、宗三左文字役の佐々木喜英、江雪左文字役の輝馬、小夜左文字役の納谷健、へし切長谷部役の和田雅成が登場。明智光秀役を演じた窪寺昭がMCを務める中、ゲーム内でもおなじみの決めセリフとともに、刀剣男士が1振りずつ登場し、目の前で迫力満点の殺陣を披露。観客からは、その華麗な立ち振る舞いに大歓声が響きわたる。
刀剣男士6振りがステージ上に集結すると、刀をマイクに持ち替えてのトークショーがスタート。マイクを渡された鈴木が「これはどう使うのだ?」と不思議そうな顔をすると、荒牧が「これは拡張器と言ってな。これに声をあてると声が大きくなる」と返し、鈴木は「あー」と声をあてて確かめる。さらに「なるほど。ははははっ。声を大きくしてくれるか。世話をやかれるのは好きだ」と鈴木が笑みを浮かべると、荒牧は「クソジジイが」とつぶやくという、三日月宗近と山姥切国広さらながらのやりとりに会場からは黄色い声があがる。
そして改めて、刀剣男士たちが、一人ずつ決め台詞とともに自己紹介。後列にいた和田が挨拶のため一歩前に出ようとすると、前列にいた鈴木と荒牧が、わざと前に立ちふさがり、和田の進路をふさぐと、和田は「寄るの逆(方向)やから!」とツッコミ笑いを誘う。チームワークの良さを見せつけたところで、MCの窪寺が用意したお題とともに、公演を振り返るトークコーナに。「本番を終えての感想」を聞かれた鈴木は「座組み作りにおいて、こんなにも早くいいカンパニーが生まれるんだなっていうことを今回の作品で感じた」と振り返り、「ミュージカルバージョンもございますが、また別の本丸として観ていただけると嬉しい。普段ゲームでは見られないような、1振り1振りたちの関わりを観ていただけるような作品になったんじゃないかなと思う」とコメント。
「役が決まったときの感想」を聞かれた荒牧は「まず、このキャラのビジュアルを見て、なんでマントを被っているのかなって第一に思いました。でも、殺陣が多いステージなので、布のひるがえりとかをうまく使えば、すごくいい“まんばちゃん”が作れるじゃないかなって思っていました」と語る。窪寺は「“まんばちゃん”のマントに入ると御利益があるって噂がたちましたもんね」と、公演中に刀剣男士たちが山姥切国広のマントに入って撮影した写真を、SNS等で公開していたエピソードを振り返る。
「役作りで気をつけたこと」について佐々木は「原作がゲームなので、誰よりもゲームはやりこんでやろうと思って、即ダウンロードして始めたんですが、(舞台が)終わってからもずっとやってるんです」と明かし、「宗三左文字がレベル90を超えました」と語ると場内からは拍手喝采が起こり、さらに「これからもどんどん育てて、強い宗三左文字に仕上げていきたいと思います」と宣言。「ビジュアル撮影で衣装・メイクをしたときの感想」のお題を出された輝馬は「見ていただいたらわかるんですけど、女性もあまりしたことがないような超ロングロングヘアーでございまして」と語りつつ、「本当に苦労した部分ではあるけど、本番中にいい武器として使えたなって……これで戦うんじゃないですけど(笑)、見栄えやカッコ良さとか、他のキャラクターにはできないような動きとか見せ方ができたんじゃないかなと思う」とコメント。
続いて、最年少キャストの納谷の順番が回ってくると、場内からは「可愛い〜〜!」との声援が飛び交う。「他のキャストとのエピソード」を聞かれた納谷は「小夜左文字の役どころとしては、みんなに愛されるようなキャラにしたかったのと、僕自身こういった舞台が初めてということもあって、先輩方にも可愛がってもらいたいっていう自分の気持ちと小夜に対する役作りがリンクして、ずっと素直な気持ちで居られました」と笑顔を見せる。
公演中、話題となった“お茶菓子を食べる”というアドリブのシーンについて聞かれた和田は「あんなはずじゃなかったんです。稽古当初は普通に御茶請けだったのに。2日目におはぎを吹き出してしまいまして……。でも、そのシーンでまっきー(荒牧)が素っ転んだときがあって、それが面白くてアドリブどころじゃなかったっていう日もあった。俺がボケたあとだったから、全部(オイシイところを)取られた」と悔しそうに振り返る。
そして、最後に観客に向けて一人ずつ挨拶。和田が前に出て話そうとすると、またしても鈴木と荒牧がすっと中央に寄って和田を妨害。すると和田は「先輩っすけど、ええかげんにせえよ!(笑)」とツッコミ、場内は爆笑に包まれる。同じく後列にいた輝馬の順番が来ると、鈴木たちがサッと脇にズレて場所を譲る。輝馬は和田に向かって「ほら、開けてくれるでしょ?」と語りかけ、「先輩ありがとうございます!」と笑顔を見せる。和田の“納得がいかない”という様子に、荒牧が「マサ(和田)はしょうがないよね」とささやくと、和田が「なんでやねん!」と鋭くツッコむなど、イベント中、和田はキャスト陣に終始イジられ、場を盛り上げていた。
大盛り上がりで終了したトークショーのラスト、鈴木が一人残ると「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」再演が今年の冬に決定したことを発表。鈴木は「みなさまのおかげでございます。本当に感謝しています。これからも『刀剣乱舞』ならびに、舞台『刀剣乱舞』をよろしくお願いします」と挨拶。そして去り際に「また絶対にお会いいたしましょう。お待ちしております」とアピールし、「よきかな、よきかな。ははははっ」と三日月宗近のキメセリフを言いながら、ステージを後にした。
「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」再演は、今冬に上演予定。三日月宗近役として鈴木拡樹の出演が決定している。
(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会