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2016/05/24 21:11
後藤郁、芸能界復帰で初の写真展開催 アイドルから女優へ「ずば抜けた存在になりたい」
舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』の一般公募オーディションに合格して芸能界復帰を果たす、元アイドリング!!!の後藤郁が24日、東京・恵比寿の弘重ギャラリーで開幕する初写真展『-a girl-』(写真:魚住誠一/29日まで)の記者会見を行った。
2014年の6月にアイドルを卒業、芸能活動を休止し大分に帰郷している間に撮影された写真150点を展示。『アイドルから女優へ』が写真展のテーマ。「18歳、19歳、そして今現在20歳の自分を撮影していただきました。18・19歳は湯布院、臼杵などのオール大分ロケで、20歳は熱海や東京近郊・渋谷で撮影して、その違いを出していこうと思いました」と、約1年半の変化・成長を、時系列で一望できるのが興味深い。
前日の搬入から手伝ったという初の写真展についての想いを、「自分の顔ばっかりでキレイに展示していただいて、最初身震いしました。でも泣くのは最後に取っておこうと思ってます。復帰して、いろいろと想った時期があるので…また、こうして前に立てるのは嬉しい」と復帰への第一歩への感慨とともに語った。
「アイドルを卒業したので、せっかくだから髪を切ろうと思ってばっさりショートにしたんです。カメラマンの魚住さんとは16、17歳から撮影でご一緒していたので“髪、ショートにしたんだ”って連絡をしたら、私が大分にいるので、素敵なロケ地だということで時間を作って来て下さって、せっかくだから写真を撮ろうということに」というのが写真を撮り始めたきっかけ。
実は公開の予定も無いまま撮り続けられた写真たち。魚住氏は「写真展になるとは思っていなかったので、撮っといて良かったなと。僕は郁ちゃんのアルバムの一枚として残っていればいいかなと思っていたんですが、あえてこういう形で皆さんの前に写真が出てくるのは、カメラマンとして嬉しい」と、後藤の芸能界復帰により、日の目を見たことを喜ぶ。
魚住氏は「本人が毎回撮影のためのテーマを作っていて、そのなかでの『後藤郁』を演じている。2回と同じものが来ないんですよ。後藤さんの魅力については、まだ探っています。ただフォトジェニックですよね」と賞賛。取材陣からも“大人っぽくなった”と言われると、後藤は「猫被ってるんじゃないですかね(笑)」と照れながらも「今回『アイドルから女優へ』というのがテーマでもあり、元々の性格は変わらないなっていうのはありつつ、20歳という大人になったこともあるので、一歩一歩ずつ成長しなくては。20歳は少し強くならなきゃって思っています」と意識の変化を語った。
展示されている写真はすべて後藤のセレクト。それぞれに思い入れは強いが、あえて入れた、おどけた変顔の写真については「19歳になって初めて、1年ぶりに魚住さんにお会いして撮影していただいて、シャッターを押して2〜3枚めぐらいの写真です。“ラフで素でいってね”って言われていたものの、緊張していて、その空気を戻すまでの時間稼ぎの顔です」と語り、1枚1枚にストーリーがあることを感じさせた。
さらに150枚の写真すべてに、後藤本人がコメントをつけているのも見どころ。「写真を選んだときに、当時思ったことや、今改めて見て思ったことを書いています。1枚ずつのコメントだけでなくて、2〜3枚連続のコメントもあるので、ぜひゆっくりと。1回写真を観て、そのあともう1回コメントを見るのも面白いと思います」と、写真展の楽しみ方をアピールする。写真展のことは、アイドリング!!!のメンバーにも知らせているといい「先輩には“時間があればせひ”って言っているんですけど、“後輩には来なさいよ”って。先輩の威厳がどこまで通じるのか分かりませんけど(笑)」と笑った。
この写真展を機に「第二章」を開幕する後藤。今後については「2年ぐらいのブランクはありつつも、どうしてもこの仕事がしたい、戻ってきたいという想いがありました。戻ったからには絶対に目立っていきたいと思いますし、アイドルから女優さんになる方が多い中、ずば抜けた存在になっていきたい」と目標を語る。そして「せっかくなら朝ドラに出たいです。時代劇が昔から好きで、居合の1級を所持していますので、時代劇にも出たい。あとは目力があると言われているのでアクションもやってみたいです。今エアガンにハマっていて、実家が森の中でいくらでも撃てるので(笑)」と意気込んだ。
後藤郁の初写真展『-a girl-』は恵比寿・弘重ギャラリーで29日まで開催。なお後藤は6月16日からZeppブルーシアター六本木で開幕する舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』に舞園さやか役で出演する。