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2016/05/02 13:10

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宮崎秋人主演、ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」が開幕 荒木宏文「最高の夢の世界をお届けします」と宣言

ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」ゲネプロより。(写真左より)エルザ・スカーレット役の佃井皆美、ナツ・ドラグニル役の宮崎秋人、ルーシィ・ハートフィリア役の愛加あゆ、グレイ・フルバスター役の白又敦。(C)Deview
ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」ゲネプロより。(写真左より)エルザ・スカーレット役の佃井皆美、ナツ・ドラグニル役の宮崎秋人、ルーシィ・ハートフィリア役の愛加あゆ、グレイ・フルバスター役の白又敦。(C)Deview

 大ヒット漫画を舞台化した、ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」が30日(土)より池袋・サンシャイン劇場にて開幕。初日公演前にプレスコールと公開ゲネプロが行われ、キャスト・スタッフよりコメントが届いた。

 原作は、現在も連載されている真島ヒロ著「FAIRY TAIL」。2006年より講談社「週刊少年マガジン」で連載が開始され、09年にはTVアニメが放送開始。以来、劇場版アニメ・ゲームなど、様々なメディアミックス化がなされ、TVアニメは現在、世界約70ヵ国で放送・配信されている大ヒット作。今回が満を持しての初舞台化となる。脚本・演出は、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』や舞台『女海賊ビアンカ』などを手がけた児玉明子が担当。

 主人公のナツ・ドラグニルを演じるのは、ミュージカル『薄桜鬼』や舞台『弱虫ペダル』シリーズなど、話題の2.5次元舞台に立て続けに出演している俳優集団D-BOYSの宮崎秋人。そのほか、ルーシィ・ハートフィリア役に元宝塚歌劇団トップ娘役の愛加あゆ、グレイ・フルバスター役にミュージカル『薄桜鬼』や舞台『戦国BASARA』などで活躍中の白又敦、エルザ・スカーレット役に『仮面ライダー鎧武/ガイム』などに出演し、芝居のみならずアクションにも精通している佃井皆美、ジェラール・フェルナンデス役には、俳優業だけでなくアーティストとしても活躍中の荒木宏文など、華と実力を併せ持つ個性豊かなキャスト陣が集結。

 今作では、闇ギルドの最大勢力「六魔将軍(オラシオンセイス)」を討伐する為、主人公のナツ・ドラグニルが所属する「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」をはじめ、「青い天馬(ブルーペガサス)」、「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」、「化猫の宿(ケット・シェルター)」の4つのギルドが連合を組み、果敢な戦いに挑む、原作でも人気の高い「ニルヴァーナ編」を描く。

 ナツを演じる宮崎は初日公演を前に「今年入ってすぐにビジュアル撮影があり、その後約1ヵ月の稽古を経て、“いよいよだな”と感慨深い気持ちでいっぱいです」と語り、「肉体メインも含めて、大変なことはたくさんありましたが、エネルギッシュでスピード感のある作品に仕上がっているのではないかなと。早くみなさまにナツ達が暴れまわっている世界を観ていただきたいです」とコメント。ルーシィ役の愛加は「幕が開き、お客様がどのような反応をしてくださるのか、とにかくドキドキしております」と心境を明かす。

 ジェラールを演じる荒木は「“ライブ・ファンタジー”という新しいジャンルということと、『FAIRY TAIL』という魔法を使ったバトル漫画が原作ということもあり、劇場での場当たりが終わるまで、ずっと発見があるとても刺激的な現場でした」と振り返り、「ここから更にお客さんも入り、やっと完成すると思うとワクワクが止まりません」と告白。

 “ライヴ・ファンタジー”というタイトル通り、それぞれが魔法を駆使して戦うシーンでは、最新の映像技術、照明、音響などの技術的なテクニックに加え、生身の役者たちが個性豊かなキャラクターたちに息を吹き込み、スピーディーで熱いバトルを繰り広げる。魔法のバトルやアクションシーンはもちろんのこと、それぞれが抱える闇や葛藤、仲間の大切さや絆などを繊細に描いた人間ドラマにも注目だ。

 脚本・演出を手掛けた児玉は「とにかく戦いの場面が多いので、その戦い方が同じにならないよう、演出を変えていこうと思いました。映像や照明、音響の助けは勿論ですが、演劇ならではの生身の役者さんの動きやアナログな表現が上手く組み合わさっていれば良いのですが」とコメント。一方、荒木は「魔法を見せる演出は演技力とは別に技術的なテクニックが必要だったりと、ナツやグレイ、エルザは大変な思いをしたと思います。ですが、さすが“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”のメンバー。折れることなく、ここまで来れたのは、その役で選ばれた人柄がキャラクターと近かったからだと思います」とキャスト陣を分析。

 また、ナツを演じる宮崎をはじめ、脱ぎ癖のあるグレイ役・白又などの、見事に鍛え上げられた肉体美も見どころの一つ。以前、取材会で「暇さえあればみんなで筋トレしている」と話していた宮崎だったが、稽古場での様子に関して「稽古場に日々、筋トレグッズが増えていったのは面白かった(笑)。でも、身体作りでも、お芝居作りでも、みんなが自分の課題に対して真摯に向き合い、それぞれがどこまで高められるかといい意味で競い合っていたので、お互い意識してやれていた」と振り返り、「みんなが頑張るから、自分も頑張る。俺が頑張っている姿をみて『頑張った』と言ってくれた仲間もいる。ステキなカンパニーだと自信を持って言えます!」とカンパニーのみんなで切磋琢磨してきた様子を語る。

 最後に宮崎は「この作品の中では、最新の映像技術に加えて、あえて古典的に表現しているところもあります。最新鋭の演出とアナログの表現の良さの繋ぎや、それを引っ張る役者の力を見て欲しいです。映像と音の融合、役者の持つ生の迫力をぜひ劇場で体感していただきたいです」とアピールし、荒木も「この新しい挑戦は、新しい日本のエンターテインメントを築く第一歩。最高の夢の世界をお届けします!」と宣言した。

 ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」は、5月9日(月)までサンシャイン劇場にて上演中。なお、8月3日には同公演のDVDが発売されることも決定した。

(C)真島ヒロ/講談社
(C)「FAIRY TAIL」舞台製作委員会 2016

関連写真

  • ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」ゲネプロより。(写真左より)エルザ・スカーレット役の佃井皆美、ナツ・ドラグニル役の宮崎秋人、ルーシィ・ハートフィリア役の愛加あゆ、グレイ・フルバスター役の白又敦。(C)Deview

  • ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」で、主人公・ナツを演じる宮崎秋人(C)Deview

  • ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」ゲネプロより(C)Deview

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