「成長期限定ユニット」さくら学院の磯野莉音、大賀咲希、白井沙樹が9日、写真集『さくら学院　磯野莉音・大賀咲希・白井沙樹　2016年3月　卒業』のお渡し会イベントを開催した。さくら学院卒業と同時に芸能活動も終了する3人との最後のイベントに、別れを惜しむファンが多数集まった。

　卒業記念写真集の撮影は「桜のスケジュールに合わせて」2月に伊豆で行われ、「卒業旅行」をテーマに3人のプライベートな瞬間がたっぷりと収められた。3人は旅の思い出について、「動物園に行って、3人で観覧車に乗ったんですが、高所恐怖症のりのんちゃんが全然外を見てくれなかったのが思い出です」（白井）、「バーベキューではお肉を焼く係だったので、お肉ばかり食べてるイメージがついちゃって、“お肉食べ過ぎ！”って言われちゃって。野菜も食べてたのに」（大賀）、「電車で3人で話す時間がたくさんあったんですが、しーちゃん（白井）がずっとしゃべってるのでムシしちゃいました」（磯野）、「ムシしても変わらない感じでいられるのがわかったよね」（大賀）とそれぞれに語った。

　卒業後プライベートの旅行にも3人で行ってみたいと言う。「食べ物が美味しそうなので、浅草に行ってみたい！」（磯野）、「海外に行ってみたい。英語を勉強しないといけないけど、黙っててもいい感じでいられる3人なので、空港の待ち時間も何時間でも過ごせる」（白井）、「ロサンゼルス！」（磯野）、「最近覚えた言葉でしょ。ロスがロサンゼルスのことだって。さっき楽屋で話してたんです」（大賀）と3人の夢は膨らむ。

　3人は皆、さくら学院卒業と同時に芸能界を離れそれぞれの道に進んでいく。芸能活動については「やり切りました！」（大賀）「父兄さんと出会えて、1回1回のライブを大切にして、卒業ライブも楽しめたので未練はないです」（磯野）ときっぱり言い切る。「高校では大学受験に向けて勉強したい」（白井）、「高校に通い初めて何日か経つんですが、勉強が厳しそうでついていけるか心配なので、勉強に熱中することになりそうです。部活は合唱部かダンス部か迷っているところ」（大賀）、「苦手な勉強を頑張って、舞台監督になる夢に向かって頑張りたいです。さくら学院のスタッフさんが憧れで、後輩たちを輝かせられるステージを作りたい。将来同窓会ライブもやってみたい」（磯野）とそれぞれ卒業後の進路について語った。

　彼女たちが脱いださくら学院の制服は、後輩たちに受け継がれていくのがさくら学院の伝統。制服を着る最後の日にあたって、「さくら学院に転入するって聞いたときに、憧れだったメンバーの制服が着れるのがすごく嬉しかった。今となっては4年間ずっと着てきて、私服よりもたくさん着てる印象で、本当に常に一緒にいた感じ。もう着なくなっちゃうんだって思うとすごく寂しいんですけど。でも私の制服を誰が着てくれるのか楽しみです」（大賀）と、着慣れた制服との別れは名残惜しそうだった。