世界各国で絶賛されたフランス発のミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』が、新キャストで2017年1〜3月に東京・大阪で上演されることが決定。新キャストのロミオ役には古川雄大、大野拓朗、ジュリエット役には乃木坂46生田絵梨花、木下晴香がキャスティングされたことが発表された。

　注目される新キャストのロミオ役には、『エリザベート』皇太子ルドルフ役やミュージカル『黒執事』主演を務めた古川雄大が、前回に引き続き出演。Ｗキャストには、大河ドラマ『花燃ゆ』や現在放送中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演、バラエティでも注目を集める大野拓朗が決定。ミュージカルは、2012年の『エリザベート』以来5年ぶりで初主演となる。

　ジュリエット役には『虹のプレリュード』や『リボンの騎士』でミュージカルの主演を務め、次世代のミュージカルスターとしても期待される乃木坂46の実力派・生田絵梨花が決定。さらにもう一人、テレビ特番『全日本歌唱選手権 歌唱王2015』の決勝戦に佐賀県から出場した、期待の新星・木下晴香がキャスティングされた。

　潤色・演出の小池修一郎氏は新ロミオ、新ジュリエットに向けてコメントを贈る。「古川雄大くんは再挑戦ですが、大作への出演が続いているので、今回は自分なりのロミオ像を完成させてくれるでしょう。大野拓朗くんはミュージカル『エリザベート』の後、4年間秘かに歌のレッスンを重ねてきたというミュージカルへの情熱がオーディションで感じられ、リベンジのチャンスを勝ち取りました。生田絵梨花さんはトップアイドルにも関わらず、本格的な音楽の勉強を続けていて、ミュージカル女優としての開花に大いに期待しています。木下晴香さんは、テレビの歌番組で観て高校生ながら突出した歌唱力と新鮮さに懸けました」とそれぞれのキャスト抜擢に期待を込めた。

　ロミオの親友・ベンヴォーリオ役は馬場徹、矢崎広。マーキューシオ役は平間壮一、小野賢章。敵対するティボルト役には、渡辺大輔、広瀬友祐。死のダンサーには、大貫勇輔、宮尾俊太郎（Ｋバレエ カンパニー）が出演する。

　若者の情熱と、その純粋さを操る“死”の妖しい美しさ、失われた世界に燃え上がるひとすじの恋を描いた、永遠の感動のミュージカルに新たな歴史を刻む、新キャストの演技に早くも期待が高まっている。