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2016/03/23 21:36
アイドル乙女新党とキティちゃん、ミュージカル公演で奇跡のコラボ
アイドルグループ・乙女新党がハローキティと共演する舞台公演、『劇団乙女新党×ハローキティ ミュージカル公演 inサンリオピューロランド〜雨とリボンと乙女とハローキティ〜』が21日、サンリオピューロランド・フェアリーランドシアターで開催された。
其原有沙が大切にしているキティちゃんのぬいぐるみを探して『妖精の森』に迷い込んでしまった乙女新党。特別な想いを持って必死に探す有沙と、協力するメンバーたち。その前に現れたのは、森の不思議な力によって自由に動けるようになったぬいぐるみのハローキティだった。
乙女新党が元の人間の世界に戻るためには、「知恵」「笑顔」「勇気」「友情」「信頼」を持っていることを証明して、5つのリボンを集めなくてはいけないと言う。難題に途方に暮れる5人だったが、キティから「この世界では『歌」がパワーを持ち、道を開いてくれる」ことを聞き、アイドルの武器である『歌』を手がかりにリボン集めを始める。
ここからはリボン探しのキーとなる『歌』として乙女新党のナンバーを続々披露。ジュークボックス・ミュージカルの展開に会場も一体となる。まずは『お受験ロッケンロール』で相原まりが青の「知恵のリボン」を、犬に襲われそうな有沙(実は子犬)を助けた田尻あやめが黄色の「勇気のリボン」をゲット。
満面の笑顔でキティちゃんを誘い、一緒にノリノリの『ときめき☆パラドックス』を歌って高橋優里花がピンクの「笑顔のリボン」を、そして自身もアイドルオタクとしてファンの気持ちが分かる緒方真優が、ファンの信頼を『ファイヤイヤっ!!!』のコールとして集めて、緑の「信頼のリボン」を手に入れた。
最後の友情のリボンはどうすれば…と考えていると、実は赤い「友情のリボン」はすでに手にしていたという事実が明かされる。有沙が大切にしているハローキティのぬいぐるみは、病気療養のため活動を休止中のメンバー長谷川愛里からプレゼントされたもの。友情のつまったキティには赤い「友情のリボン」がつけられていた。5つすべてのリボンを集めた5人は、キティとともに最後の歌を歌唱。キティに別れを告げ妖精の森を後にした。
すべての公演を終えた5人は達成感でホッとした表情でステージに再登場。緒方は「優里花ちゃん、すっごい“ババアいじり”してゴメンね」と、台本ながら最年長のリーダーで笑いを取ったことを謝る。しかし高橋はリアクションをどんどん大げさにしていくことに余念が無かったよう。それよりも『雨と涙と乙女とたい焼き』で、傘を空中で回転させてキャッチするのを1部で失敗したことが悔しかったようで、2部の前にも猛練習し、見事成功させていた。
田尻は「インフルエンザになっちゃった子もいて、全員で揃えられたのが2日前。でも各自が練習して本番に間に合った」と舞台裏の苦労を振り返る。そして其原は「キティちゃんのぬいぐるみの話は実話で。本当に愛里ちゃんからお誕生日にキティちゃんのぬいぐるみをもらったんです。だからこの舞台にぴったりだった!」と感激しながら明かした。
その後は、フェアリーランドシアターをいっぱいに使ったミニライブでファンを楽しませたメンバー。『キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!』ではハローキティが再びステージに登場し、完璧な振り付けを披露。ファンタジックなサンリオピューロランドの世界観とキュートでピュアな乙女新党のコラボは大成功のうちに幕を閉じた。