広瀬すず、初主演映画『ちはやふる』でみせた女優魂「競技のシーンは過呼吸気味になるぐらい真剣」 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/03/19 07:01

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広瀬すず、初主演映画『ちはやふる』でみせた女優魂「競技のシーンは過呼吸気味になるぐらい真剣」

映画『ちはやふる』で映画初主演を果たす広瀬すず。撮影/加藤千絵(CAPS)(C)Deview
映画『ちはやふる』で映画初主演を果たす広瀬すず。撮影/加藤千絵(CAPS)(C)Deview

 競技かるたを描いた大ヒットコミックを原作とした映画『ちはやふる』 で、映画初主演に挑んだ広瀬すず。ドラマ『学校のカイダン』や映画『海街dairy』などの注目作に次々と出演し、『第39回日本アカデミー賞』新人俳優賞など各賞を総なめにした人気・実力ともに若手No.1女優の広瀬に、同映画への想いをたっぷりと語ってもらった。

■インタビュー/広瀬すず

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――今作は超人気マンガ『ちはやふる』の初映画化作品。広瀬さんから見た主人公・千早(ちはや)の印象は?

「原作だと千早は“美人でスタイルがいい”という設定なんです。そこは私とは違うけど、“中身がオヤジ”というところに親近感を持ちました(笑)。マンガを実写化すると、どうしてもイメージのズレが出てきてしまうと思います。でも、千早のカルタに対する想いとか熱量とか、作品の根底にある、濃くて鮮やかな世界観さえブレなければ映画は別モノと考えてもいいのかなと。そういう意味では、“原作をリスペクトしつつ、それを越えるものを作らなくちゃいけないね”と、(小泉徳宏)監督と話していました」

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――“畳の上の格闘技”と言われるほど激しい競技かるたの練習は、真っ青な痣や水ぶくれができてかなり大変だったとか。撮影前にはスタッフさんから畳をもらって特訓したそうですね。

「ちょうどその頃、ドラマ『学校のカイダン』を撮っていたので、セリフを覚える合間に、畳にカルタを並べてパンパンやっていました。競技かるたって、どこでお辞儀をするかとか、構えるときに敵陣に頭が出ちゃいけないとか、ルールがすごく細かいんです。でも、競技自体はスピードが勝負で、体重の乗せ方や取り方で早さがまったく変わってくる。そういう細かい“型”をひとつひとつ体で覚えていかないと、千早のダイナミックなフォームは作れないので、転んだりするのは当たり前。痣とか水ぶくれも常にできていて、膝とか足の甲とか痛くてよくわかんなくなっていました(笑)。しかも、暑い時期に袴を履いて撮影していたので、立ち上がるとき膝と畳が離れる瞬間が特に痛いんです。“汗で蒸れているから早く立ちたい……でも痛い”みたいな感じで、毎回、葛藤でした(笑)」

――聞いているだけで痛そうだし、ツラそうです(笑)。

「でも、一緒に闘ってくれる太一役の(野村)周平くんとか、瑞沢(高校)のかるた部のみんながいたから、頑張れました。“あとちょっとだから頑張ろう!”ってお互いに声を掛け合っていると、足の痛みとかびっくりするぐらい感じない。むしろみんなで手を取り合ってやっていることが楽しかったです」

――劇中の笑顔はどれも本物?

「びっくりするぐらい本物です。リアルに笑っているときって実はみんな結構、ブサイクじゃないですか。特に私はキレイに笑うことができないんですけど、そんな顔もしっかり劇中で観られます(笑)。笑顔以外にかるたを取る場面でも“こんなひどい顔を全国的に見せて大丈夫なの?”って表情もあって、しかも、そのシーンがスローモーションになっていたりするんです。それはそれで“千早だからいいか”って思っています。競技のシーンは過呼吸気味になるぐらい真剣というか。撮影関係なく“負けたくない!”って思ったら自然に気持ちがカーッとなって、そのままの表情が出ちゃったんです。だから正直、今回は撮影中に自分がどんなお芝居をしていたのかあまり記憶がないんです。出来上がったものを観て“私、こんな顔をしてたんだ!?”って、初めて知ったシーンも多いんですよ」

――それぐらい役に入り込んでいたと。

「そうですね。今回は役がストンと自分に落ちてくる感覚があって、千早を愛してあげればあげるほどその魅力をより出せるというか。自分自身が役を愛しいと思うことが一番、気持よく演じられる方法なんだなって、現場を通して発見できました。あとは私自身の負けず嫌いの性格が千早と連動していたのも良かったんだと思います。競技シーンは女優としてどうなの?というぐらい、本気でメラメラしていましたから(笑)」

――今の広瀬さんにとって、お仕事する上で絶対に譲れないことやポリシーはありますか?
「やっぱり自分と闘う精神。私は自分に負けるのが一番、弱いことだと思っているですが、それは昔、ある人から『自分に勝てないの?』と言われたからなんです。そのときすごく悔しくて、どれだけツラくても自分が“ダメだ”って思ったら、そこで終わりだなと。そうならないためには立ち向かうことが重要だなと思います」

 広瀬すずインタビューの全文は、オーディション情報サイト『Deview/デビュー』に掲載中。映画『ちはやふる』は、3月19日(土)[上の句]、4月29日(金・祝)[下の句]二部作連続公開。

関連写真

  • 映画『ちはやふる』で映画初主演を果たす広瀬すず。撮影/加藤千絵(CAPS)(C)Deview

  • 映画『ちはやふる』で映画初主演を果たす広瀬すず。撮影/加藤千絵(CAPS)(C)Deview

  • 映画『ちはやふる』で映画初主演を果たす広瀬すず。撮影/加藤千絵(CAPS)(C)Deview

  • 映画『ちはやふる』は、3月19日(土)[上の句]、4月29日(金・祝)[下の句]二部作連続公開。(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

  • 競技かるたのシーンでは迫力満点の演技を見せている広瀬すず。(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

  
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