北村諒「どこにも負けない作品にしたい!」赤穂浪士討ち入りを吉良上野介サイドから描いたドタバタ時代劇コメディ | ニュース | Deview-デビュー

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2016/02/25 19:52

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北村諒「どこにも負けない作品にしたい!」赤穂浪士討ち入りを吉良上野介サイドから描いたドタバタ時代劇コメディ

舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜への意気込みを語った、作・演出の西田大輔(前列左端)とキャスト陣。(C)Deview
舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜への意気込みを語った、作・演出の西田大輔(前列左端)とキャスト陣。(C)Deview

 舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜が、24日より全労済ホール/スペースゼロにて開幕。初日公演前に、作・演出の西田大輔をはじめ、全キャストが登壇し、舞台本番への意気込みを語った。

 本公演は、舞台『戦国BASARA』シリーズや、LIVE ACT『青の祓魔師』など、人気舞台を手掛けてきた、作家・演出家の西田大輔が主宰する「ディスグーニー」の第2弾公演。物語の舞台は、元禄15年12月14日、赤穂浪士討ち入りの日。主君の大義のために命がけの行動を起こした大石内蔵助と赤穂の四十七士の仇討話を、逆サイドの吉良上野介側の視線から描く。茶坊主とかるた遊びにふけっていた高家旗本・吉良のもとに、血相を変えて走り込んでた家臣から赤穂浪士討ち入りの話を聞き、慌てふためく屋敷内。家臣たちが窮地を脱するため策を練る中、歌舞伎役者や太鼓持ち、空気の読めない高家など、次から次へと個性豊かな人物たちが押し寄せて来て、家臣たちは振り回され屋敷の中は大混乱に陥る。わがままどこか憎めない吉良と、吉良を助けたいと思う男たち、12人が繰り広げるドタバタコメディ。

 作・演出を手掛けた西田は本作について「“忠臣蔵”を扱った作品はたくさんあると思うんですが、それらは1つの視点でしかないなと思っていて。逆に、吉良側から描いたらどうなるんだろうという想いから生まれた作品です。コメディではありますが、追い込まれた人たちのリアルな、必死に生きている12人の疾走劇です」と語り、「僕が今一番面白いと思う俳優たちと、オリジナルで新しい作品を作れないかと思って立ち上げたのが『ディズグーニー』という集団。この作品はどこに出しても恥ずかしくない作品になりました」と自信をのぞかせた。

 吉良の家臣の一人、清水一学を演じる和田琢磨は「吉良の家臣だったのに、ひょんなことからある集団のリーダー的な存在になってしまうという摩訶不思議な役どころです。2時間の中にいろんな要素が詰まった作品になっております」とコメント。同じ家臣の小林平八郎を演じる柾木玲弥は「僕が演じる平八郎は、一学の親友で、(北村諒が演じる家臣の新貝)弥七郎が僕の下にいるという設定。その間にいるわ、いろんな人が来るわで、一番ドタバタしている。こっちもあっちも、どっちもそっちもみたいな……以上です」と語り、新貝弥七郎役の北村諒は「みなさん、キャラクターが濃くて、そんな人たちがどんどんやってくるので、それにかき回されつつも、負けないように、こっちもしっかりと熱量を持って演じていきたい」と意気込み、「全員でお客さんを巻き込んで、どこにも負けない作品にしたいと思ってます!」と熱い想いを語った。

 空気が読めない高家・畠山義寧役の村田洋二郎は「劇場に来たら、辛いこととか悲しいこととかを忘れてしまうような2時間にしたい。“あ〜、楽しかった”って帰って頂けたら、それだけで十分です」と笑顔でコメント。謎多き人物・ヘンリー熊谷を演じる小谷嘉一が「自身を持って面白いと思える作品に仕上がっています」と語ると、吉良上野介を演じる窪寺昭も「はっきり言って自信作です!」と力強く宣言。さらに、赤穂浪士の一人、海老音史郎を演じる谷口賢志は「西田さんから第二弾公演は、討ち入りの話を2月にやりたいと言われて。“ちょっとズレてんじゃね〜か。なんで12月にやらないんだよ”と思っていたんですけど、そういうズレている感じも、この作品にピッタリだなと思っています」と語り、さらに「僕は一人だけ赤穂浪士の役なんですが、あきらかに敵である僕が、どうやってこの物語の中で生きていくのかは、役としても見どころですし、物語としても大きなポイントになります」とアピールした。

 また、稽古場でのエピソードを聞かれた柾木は「すごくいい意味で、真面目にふざけていたのが印象的でした。セリフが自由なところも多くて、みなさんけっこう攻めたこと言ってましたね」と稽古を振り返り、谷口は「芝居中に笑いが耐えられない箇所があるんです。稽古中、1回も耐えられなかったので、本番耐えられるか心配。笑ってはいけない場所なんですけど、耐えきれなくてつい笑ってしまうんです(笑)。ぜひそこを楽しみにしていただければ」とコメント。

 また、公演期間中、会場に設置された企画専用アンケート用紙に記入&応募した観劇者の中から、抽選で出演俳優からの直筆メッセージと薔薇がホワイトデーに自宅に届く「ホワイトデー・スペシャル企画」も実施。「誰の応募が一番多いと思うか?」を聞かれた西田は全出演者を見渡し、「白塗りの歌舞伎役者(八代秋之丞演じる佐久間祐人)ではないことは確か(笑)」と語りつつ、「みんな本当は“俺が一番だぞ”って思っているとは思いますけどね」と話し、笑いを誘っていた。

 このほか、ゲネプロ前の記者発表には、佐久間祐人、竹内諒太、平山佳延、阿部英貴、一内侑が登壇。舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜は、2月24日(水)〜28日(日)まで全労済ホール/スペースゼロにて上演中。

関連写真

  • 舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜への意気込みを語った、作・演出の西田大輔(前列左端)とキャスト陣。(C)Deview

  • 吉良上野介の家臣の一人、新貝弥七郎を演じる北村諒。(C)Deview

  • 吉良上野介の家臣の一人、清水一学役の和田琢磨。(C)Deview

  • 吉良上野介の家臣の一人、小林平八郎役の柾木玲弥。(C)Deview

  • 「ディズグーニー」主宰で、今作の作・演出を手掛ける西田大輔。(C)Deview

  • ヘンリー熊谷を演じる小谷嘉一。(C)Deview

  • 空気が読めない高家・畠山義寧役の村田洋二郎。(C)Deview

  • 赤穂浪士・海老音史郎を演じる谷口賢志。(C)Deview

  • ゲネプロ前に登壇し、意気込みを語ったキャスト&西田大輔(作・演出)。(C)Deview

  • 舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜より

  • 舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜より

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  • 舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター」〜殿中でござる!〜より

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