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2015/09/18 21:01
安西慎太郎&横浜流星、W主演舞台『もののふ白き虎』開幕。「熱く美しい舞台になっています!」
若手俳優の安西慎太郎と横浜流星がW主演を務める舞台『もののふ白き虎』が、17日に天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演前に公開ゲネプロが行われ、キャスト陣がゲネプロ直前に登壇し、初日への意気込みを語った。
会津藩 藩主・松平容保により召集・結成された16〜17歳の少年兵部隊・白虎隊。今作では、白虎隊の中でも飯盛山で壮絶な最期を遂げた白虎士中二番隊を主軸に少年たちの激動の一生を描く。幕末、会津藩 藩主の松平は、家老・西郷頼母を白虎隊の指導者に命じ、白虎隊の少年たちは西郷頼母の豪快な指導に四苦八苦しながらも剣の腕を磨いていく。そんな中、訪れた新撰組との出逢い。憧れの存在の背中を追いながら、少年たちの運命は時代の流れとともに急展開していく。史実でありながらも、その中の人間模様と少年たちの揺れ動く心情を繊細に描いた、西田大輔の渾身の新作。
白虎隊唯一の生き残りである飯沼貞吉を演じる安西慎太郎は「僕自身“白虎隊”は悲劇というイメージがありましたが、今作では“憧れ”という言葉をテーマにやってきました。仲間と会津という地で、たくさん腕を磨いて、たくさん笑って、ときには恋をして……そういう青春を今回は強く描いているので、そこは見どころです」と語ると、文武に秀でておりあらゆる武術に長けている伊東悌次郎を演じる横浜流星は「演出の西田大輔さんをはじめ、キャスト・スタッフのみなさんの力が合わさって、熱く美しい舞台になっています。白虎隊の熱い友情や一人ひとりの生き様、激しくも美しい殺陣をみていただいて、みなさまに何かを残すことができればいいなと思っています」とコメント。
白虎隊の指導し育てていく西郷頼母を演じる赤井英和は「今回はキャストだけでなく全スタッフの中でも最年長です。白虎隊を引っ張り、恋愛、笑い、涙ありの作品を稽古から作り上げてきました。1回と言わず、2回、3回と見てください!」と力強くアピール。白虎隊が憧れる、新撰組・斎藤 一を演じる青木玄徳は「今回、白虎隊から憧れられる存在の新撰組として出演します。憧れられるのが照れくさかったのですが、みんなと仲良くわいわい稽古をやっていくうちに、こういう感じでいこう!と覚悟を決めました」と語り、同じく新撰組・土方歳三を演じる荒木宏文は「今の若い役者たちが、昔の若い子たちの、“死を覚悟して前に進んでいる青春”を表現しています。熱く志を持った若者たちの物語なので、観た人の心に残る作品になっていると思います」と舞台の見どころを語った。
また、脚本・演出を手がけた西田大輔は「白虎隊と新撰組を同時に描いたオリジナル作品を今回作ることができてとても嬉しく思います」と笑顔をみせ、「幕末から明治にかけての激動の時代を生きた、人間同士の群像劇を描きました。今回、ご一緒させていただくのが初めてという役者さんがほとんどでしたが、本当に素晴らしい役者たちが集まってくれました。大阪の千秋楽まで、キャスト・スタッフ一丸となって新しい作品をお届けできればと思います」とコメント。
物語は、白虎隊の中で唯一生き残った飯沼貞吉と新撰組の斎藤一が再会し、過去を振り返る会話の中で、白虎隊結成から新撰組との出会い、白虎隊の最期など当時の様子が描かれていく形式で展開していく。時代ものならではの殺陣は、激しくスピーディーでかつ美しく、瞬きを忘れてしまうほど迫力満点。さらに、新撰組に憧れ”いつか白き虎となり狼より(新撰組)遥か高いところまで!”という夢を抱き、命を賭けて会津を守ろうと誓った、16歳〜17歳の白虎隊の若者たちの物語ということで、ときにはふざけあったり、喧嘩をしたり、恋をしたり、葛藤したり……ころころと表情が変わる思春期ならではの繊細な心情を、一人ひとり丁寧に描いている。
舞台『もののふ白き虎』は、【東京公演】9月17日(木)〜27日(日)天王洲 銀河劇場、【名古屋公演】10月1日(木)アートピアホール、【大阪公演】梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。なお、オーディションエンタメ情報サイト『Deview/デビュー』では、安西慎太郎と横浜流星の対談インタビューを公開中。同舞台への意気込みやお互いの印象についてなど、たっぷりと語っている。