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2015/07/06 11:41
舞台『東京喰種トーキョーグール』開幕! 小越勇輝「生身の人間でやる舞台の面白さもたくさん詰まっている」
累計発行部数1300万部突破の人気マンガを原作とした舞台『東京喰種トーキョーグール』が、2日にAiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初日公演前にゲネプロが行われ、囲み取材に座長を務める小越勇輝をはじめとするキャスト陣が登壇。役衣装で登場したキャストたちのそれぞれの役柄の再現度の高さに、集まった報道陣からは「おぉ〜!」という歓声が上がるなか、それぞれが舞台本番への意気込みを語った。
同作品は、幅広い層から圧倒的支持を受ける大人気マンガの待望の舞台化。現代の東京を舞台に、読書好きの平凡な大学生であった金木研(カネキ)が、事故をきっかけに人の姿をしながらも人間の肉を喰らうことで生活する喰種(グール)と呼ばれる種族となってしまう。喰種はヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外には存在しない。そんな喰種になってしまったカネキが、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する物語だ。
主人公・金木 研(カネキ)役を演じる小越勇輝は「カネキの普段の大学生のところと、喰種(グール)になってしまったあとの悲劇というのをみなさんにお届けできたら。2.5次元の舞台やミュージカルはたくさんあると思いますが、そういったものと違った何かをお届けできたらと思います。頑張っていきますので、よろしくお願いします」と挨拶。霧嶋薫香(トーカ)役の田畑亜弥は「大変人気のある作品なので、最初はプレッシャーがありました」と、素直な想いを語り「私たちが、汗や涙やよだれや血とかいろいろなものを流しながら発するエネルギーや匂いや息づかいを体感して、一緒に共有できるのは舞台ならではのものだと思っています。私たち生身の人間にしかできない、新しい『東京喰種トーキョーグール』をお届けできるように精一杯頑張りたいと思います」と力強く意気込みをコメント。
西尾錦(ニシキ)を演じる鈴木勝吾は「原作ものを何本かやらせていただいているんですが、毎回思うのが、もともと原作を愛している方にも好きになっていただきたいし、役者のファンや舞台が好きという人にも『東京喰種トーキョーグール』を愛していただきたい。『東京喰種トーキョーグール』を好きだった人が、舞台を好きになってほしいという想いがある」と語り、「そんな、いろんなコンテンツを繋いでいけるような存在でいたい。舞台を観てすべての人が何か一つ持って帰っていただけたら」と熱い想いを語り、カネキの幼馴染・永近英良(ヒデ)役の宮崎秋人は「ヒデとして、“カネキの居場所”になれたらと。この作品ではそれ1本に絞りたい」と、役への想い語り「幕が開いたら本当い濃い時間が流れますので、1分1秒逃さずに目にすべてを焼き付けてほしいなと思います」とアピールした。
神代利世(リゼ)役の浜田由梨は「稽古中に『色気の“い”の字もない』と言われてしまったのですが……。リゼはやっぱりそこが重要になってくるので、リゼらしく自由に強く、色気を出していきたいなと思います!」と、決意を表明。原作でも人気にあるキャラクター・ウタを演じる村田充は「かなりの話題作で人気作、そして人気のキャラクターということで、プレッシャーしかないんですけれど、非常に繊細でかつエネルギッシュなキャスト陣の演技と斬新な演出方法で、非常に革新的な作品になっていると思います」とコメント。さらに、喰種対策局の捜査官・亜門鋼太朗役の君沢ユウキは「この作品は、人間が喰種(グール)に喰われるという、やり切れないところがあるのですが、喰種(グール)にとって脅威なるのが亜門であったり、上司の真戸さんであったりする。喰種(グール)にも“私たちだって生きているんだ”というドラマがあるし、人間だって“喰われちゃ困る”という両者の切ないドラマがぶつかり合っています」と作品の見どころを語り、「亜門になりきるために、毎日生卵を6個飲んでいます!」とアピールし、笑いを誘っていた。
最後に小越は「この作品は、原作の面白さもたくさん詰まっていますし、僕たち“生身の人間”でやる舞台の面白さもたくさん詰まっているので、楽しんでいただけたら嬉しいです」と意気込みを告白。
舞台『東京喰種トーキョーグール』は、【東京公演】7月2日(木)〜8日(水)AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、【京都公演】7月18日(土)〜20日(月・祝)京都劇場にて上演される。7月20日(月・祝)の京都大千秋楽公演日には、舞台『東京喰種トーキョーグール』シアターと題して、東京千秋楽公演の模様を、全国13都道府県及び、台湾の映画館で配信上映することが決定。
なお、オーディションエンタメ情報サイト『Deview/デビュー』(http://deview.co.jp/)では、小越勇輝のインタビューは、にて公開中。同作品への想いなどをたっぷりと語っている。
(C)石田スイ/集英社 (C)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会