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2015/02/16 15:21
非行少年役も「逆にやりやすかった」 DISH//・TAKUMIらがWOWOWドラマに出演
若手俳優の村上虹郎、北村匠海(DISH//)、清水尋也が、出演するWOWOW日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 天使のナイフ』のヒット祈願に豊川稲荷を参拝、祈祷を受けた。
祈祷を終えた北村は「祝詞が音楽に聞こえて、す〜っと入ってきてあっという間でした」と、ダンスロックバンド・DISH//のボーカルを務める北村らしいコメントに、ほか2人も「『あっという間に感じた』ってさっき3人で話してたんですよ(村上)」と、慣れない経験に新鮮な反応を見せていた。
本作は小出恵介主演の「少年犯罪における贖罪と、真の更正とは」を問う社会派ミステリー。カフェの店長の桧山(小出)は、13歳の少年3人に妻を殺害された。彼らは年齢から少年法によって保護される。しかし、被害者遺族らはマスコミに追われプライバシーがさらされた。4年後、桧山は社会復帰したという少年の更正の結果と現状を調べ出すが、その直後から少年たちの命が狙われ始め…。というストーリー。
3人が演じるのは、殺人を犯した少年A(清水)・B(北村)・C(村上)。本作では殺人という重き犯罪を起こす非行少年たちだが、会見に登場した学ラン姿はマジメそうな3人。実際はというと、「マジメです。普段、DISH//としてイベントなどをしているときは暴れまわってますけど、学校では勉強をマジメにやってます」(北村)と笑顔を見せた。
役作りについては「僕が一番年上(17歳)で、中学時代に何してたかあまり覚えてなくて。なので、一番年下の清水くんが中学3年で本物がいたので(笑)、その勢いに任せていました」と話す村上に対し、「僕はやりやすかったですね。学生だから抱く感情もあると思うし、そういう年代だからこその中身があると思うので、そこはリアルに表現できたのかな」と清水。
村上と同じ17歳(学年は1つ下)の北村は「同じ年代の2人がいてくれたからこそ、いろんなことを話し合えて。自分の普段したことのないような非行少年だったので、演じることを楽しめましたし、逆にやりやすさもありました」と、同年代であり、真反対の役だからこそ演じ切ることができたと語った。
そんな真面目な3人に、改めて今回の祈祷について「何の祈祷だったの?」と質問がされると「ヒット祈願と、今回の役柄に併せて“更正”の意味も(北村)」と答え、「もうちょっと悪く振る舞ったほうがよかったのかな?(村上)」、「マジメに受けちゃったね(北村)」、「今からでも間に合います?(清水)」と少年らしい表情を見せていた。
そんなまだまだ少年っぽさが残る3人。目標にする役者について聞いてみると、北村は「今回の作品での小出さんの演技を見て、改めて目標とする人になりました。また共演できたら嬉しい」とニッコリ。清水は「僕はこの仕事を続けていこうって決心した理由が『ヒミズ』で。その主演の染谷将太さんを尊敬しています!」と照れて話し出すと、「今年初の現場で『染谷さん結婚しましたよね!?』って急に言われて。『あ、そうだね〜』って(笑)」と村上が思い出し「僕の中では一大ニュースでしたよ!(清水)」と、男の子らしい会話を繰り広げていた。
最後は「それぞれにウソをついていて、誰が最初に更正するのか、誰が一番悪いのか。話も意外性のある話なので、目を離さないで観てほしい(村上)」、「少年法に関しては僕もあまり知らなかったので、作品を通して深く噛みしめることができました。話が二転三転していき、急展開もすごく多いので面白いと思います。観ている人なりに心の中でいろいろ思うところがある、感慨深い作品になっていると思います!(北村)」、「主人公が少年法の存在に疑問を抱くという大人の目線で楽しめる一面もあり、逆に少年法が適用される少年、自分たちの同年代の方々にも観ていただきたい。考えさせられる部分がたくさんあって、その先に何が残っているのかも、ぜひ毎週楽しみに観ていただきたいです(清水)」と呼びかけた。
WOWOW日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 天使のナイフ』は、2月22日(日)より毎週日曜夜10:00放送(全5話。第1話は無料放送)。
なお、イベントに出席した清水尋也は現在発売中の『デ☆ビュー』3月号にて、映画『ソロモンの偽証』インタビューに登場! また、2月28日発売『デ☆ビュー』4月号のインタビューには、北村匠海が所属するダンスロックバンド・DISH//でともに活動するTo-iが登場する予定だ。