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2014/12/09 17:01
AKB48グループ総監督・高橋みなみが卒業を発表。「悲しいことではない」
AKB48が8日、『AKB48劇場9周年特別記念公演』を開催。公演の終盤で、高橋みなみが1年後を目途にAKB48を卒業することが発表された。
2005年12月8日にこけら落とし公演が行われたAKB48劇場には、100名以上のメンバーが集結。特別記念公演は、チームごとのパフォーマンスで幕開け。チーム4に続き、今年4月に結成されたチーム8も登場し、この1年での成長を見せた。
チームごとのパフォーマンスの後は、周年特別記念公演では恒例となっている、期ごとのユニットコーナーへ。15期生たちは、国立競技場で納得いくパフォーマンスが出来なかったという『Baby Baby Baby』をリベンジ。9期生は、SKE48に移籍した大場美奈と山内鈴蘭に向けて『思い出のほとんど』を、5期生は“初心に戻るため”と『ごめんねジュエル』を歌唱せず、バックダンサーとしてのダンスのみで披露するなど、同期との話し合いで決めた楽曲で、期ごとの“個性”を感じさせるパフォーマンスを見せた。
そして2期生は、現在、唯一AKB48に在籍している小林香菜が『泣きながら微笑んで』をしっとりと披露…と思いきや、「こういう歌よりも」と、『16人姉妹』に突然曲を切り替え、その場で衣装チェンジ。そこに、「一人じゃ無理」という小林をサポートするため、姉妹グループへ移籍した梅田彩佳(NMB48)と宮澤佐江(SNH48/SKE48)がサプライズで登場。9周年に花を添えた。
公演も残り1曲となったところで、AKB48グループの総監督である高橋が挨拶。メンバーとの別れや、多くの困難を乗り越えながら9周年を迎えることが出来た喜びと感謝の気持ちをファンへ伝えると、「ここで私から一つ発表させてください」と切り出し、「私、高橋みなみは、2015年12月8日を目途にAKB48を卒業します」と自身の卒業を発表した。
異例とも言える1年前での卒業発表について高橋は、「私はAKB48グループの総監督です。メンバーに引き継ぐ時間、猶予をいただく為にこのタイミングでの発表とさせていただきました」と説明。そして、“総監督”という立場がどれだけ大変なものかを知っているが故に、引き継ぐことを悩んだという次期総監督については、「私にとって素晴らしい後輩です」と讃える横山由依を指名。指名を受けた横山は、涙を流しコメントすることはできなかったが、唇を噛みしめながら高橋を見つめ、何度も頷いてみせた。
最後に高橋は、「悲しいことではないということです。AKBは来年10周年、大切な1年です」とコメント。また、「私もこのグループに10年いれたということはとてもうれしいですし、10年で終わるようなグループではないと思っています。11年目に繋げて欲しい。大丈夫だと思っています」とメンバーへエールを。そして、「私なりに一生懸命、横山由依と残されたメンバーたちにバトンを繋げたいと思いますので、これからもどうぞAKB48グループの応援をよろしくお願いします」と涙を流しながらも笑顔で、ファンへメッセージを送った。