ハロー！プロジェクトの研修生による発表会公演『11月・12月の生タマゴShow!』の東京公演が、6日、Zepp Tokyoで開催。26人の研修生に加え、研修生出身で、先日、モーニング娘。'14、スマイレージ、カントリー・ガールズに合格したメンバーも登場し、ステージを盛り上げた。

　デビューを目指し、歌やダンスのレッスンに励むハロプロ研修生たちが日頃の成果を披露する『生タマゴShow！』。現在は3ヵ月に1回のペースで開催、最近では東京、大阪、名古屋の3ヵ所で開催されている。

　この秋、モーニング娘。'14、スマイレージ、カントリー・ガールズに、7人の研修生が昇格。その一方、今回の公演から新メンバーが一挙9人が加入。研修生として、リニューアル・スタートともいえる公演となった。

　まずハロプロ研修生のオリジナル曲『Crying』を全員で歌い、元気にスタート。この公演でファンにはおなじみの曲で、序盤から大いに盛り上がった。未発表の新曲『女の園』の披露に続いては、本公演恒例のクイズのコーナー。昼公演では浜浦彩乃、斎藤夏奈、加賀楓が登場。途中、浜浦が特技の360度開脚を見せたり、加賀の父親がメタル系バンドのボーカルをしているという意外なエピソードも飛び出すなど、会場を盛り上げた。

　その後は、3〜10人のユニット単位で、ハロプロの先輩の楽曲をカバー。この日は『The 摩天楼ショー』（モーニング娘。曲）、『イジワルしないで抱きしめてよ』（Juice=Juice曲）などを披露した。

　この秋にハロプロ・グループのメンバーとして合格したメンバーたちもステージに登場。それぞれの近況を語った。スマイレージの佐々木莉佳子は新メンバー3人の仲を深めるために、研修生時代の先輩後輩の関係は気にせず、敬語をやめようと話したことや、3人で泊りがけで海に行ったエピソードなどを紹介した。

　またモーニング娘。'14の新メンバー・羽賀朱音は、以前語っていた「モーニング娘。のメンバーになって、その後はアナウンサーになりたい」という夢について、実際にメンバーになった今も変わっていないかと問われると、変わっていないとのこと。でも本人の想像以上に早くメンバーになれたため、アナウンサーになろうと思っていた24歳まで在籍すると「道重さんの記録を越しちゃう。それは越したくないんです！　道重さん（の在籍期間）よりもちょっと早く卒業したい」と話し、場内の笑いを誘った。

　終盤は『おへその国からこんにちは』などオリジナル曲で盛り上げ、ラストは人気曲『天まで登れ！』で元気に締めくくった。

　今回、7人がハロプログループへの昇格のため研修生を離脱、そして長年この公演を盛り上げてきた主要メンバーふたりが研修活動を修了。また、毎回参加してきた研修生発の人気グループ・Juice=Juiceが今回は自身のツアーがあるため不参加。人気面、クオリティ面でも心配されたが、以前と変わらない盛り上がりで、また歌、ダンスとも高いレベルを見せ、研修生の層の厚さを見せつけた。

　なお、12月27日発売の月刊デ・ビュー2月号では「ハロー！プロジェクト」の特集企画を掲載。ハロプロ研修生の記事も掲載予定だ。