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2014/10/03 14:51
乃木坂46生田、初主演ミュージカルでピアノ生演奏にも挑戦!
乃木坂46の生田絵梨花主演のミュージカル『虹のプレリュード』が10月2日より銀河劇場にて上演がスタート。前日にゲネプロが行われ、本番さながら、キャストによる優雅で力強い歌声が披露された。
巨匠・手塚治虫によるマンガを原作としたミュージカル作品。19世紀、ロシアに侵略されつつあるポーランドを舞台に、激動の時代を恋に、音楽にそして祖国への愛に命を燃やす若き芸術家たちの姿を描く。急死した兄に代わってワルシャワ中央音楽院に編入したヒロインのルイズは、革命運動に身を投じるヨーゼフ、音楽院の優等生フレデリックという2人の青年に出会い惹かれていく。それぞれの恋が動き出す一方で侵略してくるロシア兵との戦いも激しさを増し、3人の運命も次第に巻き込まれていく。
主演は乃木坂46の生田絵梨花。兄の音楽家への夢を継ぎ、男のフリをして音楽院に編入するルイズ・コルドックを演じる。乃木坂46のなかでも高い歌唱力を誇る生田だが、今回は女性としての“ルイズ”と男装時の“ルネ”とで歌い分けを披露するという難しい役どころ。歌だけではなく、台詞も立ち居振る舞いもルイズとルネで演じ分け、さらにはステージでピアノの生演奏にも挑戦。
生田は「初主演、初めての男装、一人で歌うこと等、私にとって挑戦がいっぱい詰まっている公演です。共演者の方に刺激を受けてたくさん学ばせていただいたので、その想いを客席の皆さんに伝えることができたらいいなと思います。そして、ピアノの生演奏でもストーリーに繋がる何かを伝えられたらと思います。自分の中で持っているパワーを出しきりたいです」と意気込みのコメントを寄せた。
ピアニストとして一流の腕を持ちながらも、ロシアからの侵略に反乱を起こそうと革命運動に参加するヨーゼフを演じる中河内雅貴は「手塚先生の伝えたかったであろうことを、現代に生きる僕たちがしっかりと演じることでお客さんにも伝えて行けたらと思っております。今回は公演数が少ないですが、一公演一公演噛みしめながらカンパニー一同精一杯頑張りたいと」と語るように、過去にはミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』やブロードウィミュージカル『イン・ザ・ハイツ』などのミュージカル作品も数多くこなした経験を活かし、ゲネでもヨーゼフの情熱を歌で見事に表現した。
ヨーゼフの親友でピアノの演奏技術はもちろん、作曲家としても類まれな才能を発揮するフレデリック・フランソワ・ショパン役の中村誠治郎は、自身でも「ショパンという実在した人物を演じますが、手塚治虫ワールドのショパン、中村誠治郎のショパンを表現できるように頑張りたいと思います。テーマは『素を一切見せない』です(笑)」とコメントするなど、中村の代表作でもある、舞台「戦国BASARA」シリーズの石田三成などで見せる男らしい姿は封印し、恋に奥手な音楽院の“王子”を演じる。
ヨーゼフが関わるレジスタンスの弾圧を任務とするロシア軍大尉・イワノフには、これまでにも数多くの舞台で華麗な歌声を披露してきた石井一彰。石井は「若い力が集約した、エネルギー溢れる舞台になると思います。僕もその一員として、微力ながらこの舞台が成功する力になれるように頑張りたいと思います」と期待を込めた。
祖国ポーランドを守るために音楽を捨てたヨーゼフ、音楽院の優等生・フレデリック、そしてルイズによる3人の恋模様に、冷徹な軍人だが、ルイズの歌声に惚れこみ、彼女に対して硬派で愛らしい一面も見せるイワノフも加わり、恋だけでなく“戦争”も絡んだ重厚なストーリーの本作。
乃木坂46として活動する生田はじめとするメインキャストの4人だけでなく、音楽院の声楽科の優等生・コンスタンティアを演じるフランク莉奈や、今作の歌唱指導も担当している安崎求など、キャスト全員が華麗な歌を聞かせてくれる、まさに“音楽院”にぴったりの音楽に溢れた舞台となっている。
手塚治虫の隠れた名作『虹のプレリュード』。キャストの歌、生田のピアノ演奏と生の音楽に触れられる華麗な舞台をぜひ劇場で。
ミュージカル『虹のプレリュード』は、10月2日~5日(全8ステージ)、天王洲 銀河劇場にて上演。なお、現在発売中の『デ☆ビュー』11月号の特集『2.5次元にあなたの輝く場所がある』では、本作に出演する中河内雅貴と中村誠治郎のインタビューを掲載。さらに、中村誠治郎が所属する芸能プロダクション『キティ』をはじめ、2.5次元舞台などで活躍する俳優&女優が所属する芸能プロダクションと『デ☆ビュー』がコラボした新人募集企画 “2.5次元”特別オーディションも開催中。