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2014/08/10 20:41
大ヒットTVアニメ原作の舞台『K』 DVD発売が決定!
大人気オリジナルアニメ『K』を原作とした同名舞台が8月6日〜10日に六本木ブルーシアターにて上演。チケット即完売と期待度も高かった本作が、DVD化されることが決定した。
2012年に放送され大ヒットとなったオリジナルTVアニメーション『K』を原作とした本舞台。超能力者が人類の歴史を裏から支えてきたパラレルワールドの現代日本を舞台に≪王≫のそれぞれの確執と、そこに巻き込まれる少年の運命が異能者バトルと共に描かれる。
初日公演前に行われたマスコミ向け取材で主人公・伊佐那 社(シロ)役の松田 凌は「『K』は正直、3次元にするのは難しいというか、『どうするんだろう?』と思われる作品だと思うんです。だからこそそこに可能性があると思っていて、この一ヵ月間、僕たちだからこそ作り上げられる『K』を追いかけてやってきました。オリジナルの部分もあるし、原作に忠実な部分もありますが、結局のところ観ていただく皆様に“何をともあれ『K』という作品は素晴らしい”、“愛してください”ということを伝えられればいいなと思っています」と意気込み。
また夜刀神狗朗(クロ)役・荒牧慶彦の「現段階でチケット全公演完売。お客様の期待がすごく高いと思います」と話すように上演前から話題となっていた本作。「作品のハードルの高さをすごく感じながら、みんなで作品を作り上げてきました」と話す植田圭輔(八田美咲役)同様にキャスト全員が並々ならぬプレッシャーの中で作り上げてきたことが伝わってきた。
さらに稽古中にはアニメ『K』のウェブラジオ「KR」の収録もあったそうで「稽古場にアニメ版の周防 尊役の津田健次郎さんとネコ役の小松未可子さんがいらっしゃって。実際に声で『K』のキャラクターに命を吹き込んでる方々の前で稽古したり、意気込みを言わせてもらって、より引き締まりました。自分たちが背負っているもの、責任が本当に強いものと再確認させていただきました」と声優からも熱い期待が寄せられていたようだ。
それでも力を抜くところは抜くというキャスト陣。話の途中で松田が「そんな声優の方にも期待していただいて、さっきクロ役の・・・あの〜〜荒牧くんも」と荒牧の名前が出てこず詰まると「え? オレの名前が出てこないの!?(荒牧)」、「出てこなかった(苦笑)。ずっとマッキー、マッキーって言ってたから(松田)」と言い訳する松田に、中村誠治郎(周防 尊役)から「仲良くないからね」とツッコミ。すかさず「いい、いい! 仲良いですからね!!(松田)」と和気あいあい。
好きなセリフについての質問でも「僕は一番好きなのは『僕を切るかい』っていうセリフです」と回答する松田にキャストから「Mなんだ」と口をそろえて言われ、「そういう意味じゃなくて! さっきクロ役のえっと・・・」とまたしても荒牧の名前に詰まり「だから〜〜そこで詰まんないの!!」と荒牧に軽く怒られる場面もあり、和やかな雰囲気を出していた。
そんな期待度MAXの舞台。見どころは「やっぱりシロとクロの心情の変化。最初、シロは殺されたくない、クロはシロを殺さなければいけないという心情から、シロは切られてもいいかもしれない、クロはシロを殺したくなくなっていくっていう心情の変化を楽しんでいただけたらなと思います(荒牧)」、「演出の末満健一さんの発想が大きい見どころ。それぞれの能力をどう表現するのかということなんですけど、旗で表現してたりしてます。末満さんの発想と我々の練習と、“もしこうしたら”という可能性などを足して併せてできたシーン。そこに注目して観ていただけると嬉しいです(鈴木拡樹・伏見猿比古役)」とのこと。
南 圭介(宗像礼司役)の「皆様の期待以上のものを表現したい!」や「とにかく稽古でやってきたことを信じて思い切りやるだけ。お客さんによいいいものをお見せできるように頑張りたいと思います(中村)」、「演出の末満さん筆頭に、この素晴らしいキャスト、スタッフの皆様のもと、お伝えしたいことはただひとつ、この夏一番熱い舞台にします!(松田)」とキャスト・スタッフ全員が深い愛を持って挑んだ舞台『K』。残念ながら見逃してしまった方も、一度観た方もぜひDVDで彼らの“挑戦”した姿をじっくり見てみては。
舞台『K』DVDは11月26日発売。なお、9月1日発売の『デ☆ビュー』では、周防 尊役の中村誠治郎と根本正勝とのユニット“Ash”のインタビューが掲載予定。こちらも併せてチェック。
(C) GoRA・GoHands/k-project (C) GoRA・GoHands/stage k-project