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2014/02/18 16:21
モー娘。OGらが渡瀬マキとともにLINDBERGヒット曲を熱唱
ロックアーティスト中島卓偉を中心に、元モーニング娘。の中澤裕子、藤本美貴、田中れいな、そしてLINDBERGを再始動する渡瀬マキなど、アップフロント・グループ所属の音楽アーティストが集結したライブイベント『ミュージックフェスタVol.2』が、16日、神奈川・CLUB CITTA'川崎で開催された。
昨年3月、“Vol.0”からスタート。同じ事務所に所属しながら、交流の機会がなかなかなかったアーティストたちが、ロック、ポップス、アイドル、演歌などのジャンルを超えて競演する同イベント。生バンドサウンドにこだわり、ジャンルの異なるメンバーが同じグルーブ感を共有することを目的としている。
この日は、田崎あさひ&長谷川萌美による新人ユニット・Bitter&Sweet、昨年からソロ活動を開始したエリックなど、フレッシュアーティストのステージからスタート。藤本美貴、中澤裕子、田中れいなら、モーニング娘。OGらは『ここにいるぜぇ!』『LOVEマシーン』といったヒット曲で場内をヒートアップさせた。藤本の代表曲『ロマンティック浮かれモード』は“ヲタ芸”(アイドルファンが独特の振りで踊って応援する)が盛り上がるきっかけになった曲として知られるが、この日のステージでは、MCのさわやか五郎と、エリックがミキティーTシャツを着て、ヲタ芸を披露。それをバックに、ノリノリで藤本が歌った。
田中れいな率いるバンド・LoVendoЯ(ラベンダー)のステージでは、勢いのあるロックサウンドで場内をわかせるとともに、バレンタイン・エピソードのMCで盛り上がった。田中とともにボーカルをつとめる岡田万里奈が、楽屋に手作りのクッキーを置いておいたところ、そのクッキーを食べた田中が「魚の味がした。何か金属の味も。殺されるのかと思いました(笑)」とステージ上で初告白。岡田は「何なんですか、この公開処刑は!」とちょっと憤慨気味だった。
バンマスをつとめた中島卓偉のステージでは「俺の曲を知らなくてもいいから、盛り上がってくれ!」と登場から超ハイテンションで、熱いロックナンバーでたたみかけた。
そして終盤のステージには、渡瀬マキが登場、『BELIEVE IN LOVE』『恋をしようよ!YEAH!YEAH!』などLINDBERGのヒット曲を立て続けに披露、場内のボルテージは最高潮に。アンコールでは、渡瀬作詞、中島作曲による、本公演で初披露の『だいじょうぶ』を全員で歌った。渡瀬が一晩で書き上げたという詞は、中澤や藤本も「すごくいい詞」とお気に入りの様子だった。
ラストはLINDBERGの大ヒット曲『今すぐKISS ME』を出演者全員で歌い、大盛り上がりの中、3時間におよぶステージは幕をおろした。今回で3回目、ほぼ同じメンバーで全国ツアーも行っていることで、出演者の間で実にアットホームな雰囲気が醸成され、その空気感が観客にも十分に伝わっていたようだ。モーニング娘。OGのファンから、エリックや松原健之らのファンの女性まで、幅広い層の客が一体となって盛り上がったのが印象的だった。
この『ミュージックフェスタVol.2』は23日の名古屋・ダイアモンドホールでの公演を残すのみ。実は川崎公演の前日に仙台公演も予定されていたが、大雪の影響で急遽中止となった。バンマスの中島は、「仙台の中止は悔しかったけど、このツアーの成果は名古屋での最終公演で出しきりたい!」と意気込みを語った。