8日に初日を迎えた人気舞台シリーズ、ミュージカル『忍たま乱太郎 第5弾 〜新たなる敵！〜』のゲネプロが公開。ゲネプロ終わりに出演する忍術学園六年生から渡辺和貴、荒牧慶彦、鷲尾修斗、早乙女じょうじ、安達勇人、小野一貴、四年生役の樋口裕太、宮崎翔太、布施勇弥が会見に出席し、初日を迎えての意気込みを語った。

　ミュージカル『忍たま乱太郎』は2010年に第1弾を上演以来、話題が話題を呼び、本公演の上演期間中に累計観客動員数10万人を達成する人気ぶり（※公演チケット販売数より算出）。テレビアニメ版『忍たま乱太郎』（NHK Eテレ）のメインである“一年は組”の乱太郎、きり丸、しんべヱももちろん出演するが、舞台版では六年生、四年生の活躍を中心に描かれる。

　忍者として日々成長する四年生。だが六年生はその活躍ぶりを認めてはくれない。それを面白くないと感じる四年生が、ある日行方不明になってしまう。時を同じくして、ドクタケ勢力に不穏な動きも。果たして行方が分からなくなった四年生は無事に戻ってくることができるのか、そして、ドクタケ勢力が進める恐るべき計画を止めることができるのか……。第5弾目の今回は歌・ダンスのスケールもアップし、心温まるストーリーにほっこりした気持ちになるのは請け合いだ。

　また本公演では、注目の若手俳優・荒牧、早乙女、小野、宮崎が新キャストに加入しさらにパワーアップ。前回に引き続き、潮江文次郎役を演じる渡辺は、「新旧キャストどちらも人見知りが多くて、（稽古の）最初はみんな探っていた状態だったんですが、毎日一緒ですし、ご飯を食べに行ったりするうちに本当に忍術学園に通っているような感じで溶け込んでいけました。今は同じ学園の友達という感じで、それを舞台上に活かせられてるんじゃないかな」とチームワークはバッチリ。

　そんな本作の見どころは、前回よりもダイナミックになったアクション＆殺陣のシーン。善法寺伊作を演じる安達は「新しい武器が登場しますので、武器に対する愛だったり、今まで見せたことがない伊作を見せれるんじゃないかな」と話し、「渡辺和貴くんが今回槍をすごく振り回す、上手に扱うのでそのシーンは見どころ（荒牧）」、「さまざまな難しい武器を使いこなす六年生の姿にいつも尊敬してます（宮崎）」と新武器のアクションはかなりの期待ができる。

　そして、毎度おなじみ山田伝蔵（今井靖彦）と土井半助（真佐夫）の女装姿に笑わせてもらう“忍ミュ”。今回は荒牧演じる立花仙蔵も華麗な女装姿を披露することに。女装について聞かれた荒牧は「女装姿をするのは初めて」と語るも、周りからは「あれ？普段やってるって……」、「稽古場くるときにスカート履いてきてなかったっけ？」、「プロフィールに趣味・女装って書いて……？」といじらるなど和気あいあい。そんな（たぶん）初めての女装姿を見せる荒牧にメンバーは「伝子さん半子さんを観た後にに“あらまっきー”観ると細いよね」、「チョー可愛いの！」、「キレイだよね」と絶賛。その可憐な女装姿はぜひ劇場でチェックを。

　荒牧は「今回仙蔵が新しい一面を見せるので、そんな新しい仙蔵に注目してみていただければと思います」と自身満々。小野も「新キャストが迫（英雄）さんたちの無茶ブリにどう対応できるか、そのポテンシャルの高さを見せつけてやりたいと思います！」と忍術学園学園長らによるアドリブ芝居についていくと堂々たる宣言を行った。さらに宮崎も「今まで一番いい“忍ミュ”だって言われるよう自分のキャラをしっかりと演じたい」とそれぞれ新メンバーも気合十分。

　もちろん続投となる旧メンバーたちも「長い公演ですが、お客様の期待を裏切らないよう、逆にいい意味で期待を裏切れるよう頑張っていきます（鷲尾）」、「今このキャストできるのが幸せですし、最高のキャストだと思います。公演数多いですが、だからこそ誰一人欠けることなく千秋楽まで突っ走っていきたいと思います！（渡辺）」とメッセージを投げかけ、会見は終了した。

　ミュージカル『忍たま乱太郎 第5弾 〜新たなる敵！〜』は、1月24日まで池袋・サンシャイン劇場にて上演。なお、現在発売中の『デ☆ビュー』2月号の「星座別オーディション運2014」特集にて、安達勇人が登場している。