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2013/09/06 16:41

デビュー

『abc★シリーズ』作品・裏もいよいよFINAL! 公開ゲネプロレポート

『abc★裏FINAL!』の出演者。 (C)DeView
『abc★裏FINAL!』の出演者。 (C)DeView

 舞台『abc★赤坂ボーイズキャバレー『裏』FINAL!『最後の充電!』〜『abc★表 FINAL!』の上演中、スタッフルームではこんなことが起きていた!〜』の公開ゲネプロが、初日公演前に銀座・博品館劇場で行われた。

 舞台『abc★赤坂ボーイズキャバレー』は、『abc★赤坂ボーイズキャバレー』のオーディションに合格した役者と舞台制作するスタッフによる青春群像劇で、歌やダンス、殺陣、劇中劇などが含まれる『表』と、その舞台裏を描くスピンオフ『裏』のセットで上演されてきた『abc★シリーズ』作品。2010年から過去3作が上演され、これでFINALを迎える。

 8月7日〜11日(東京)、17日〜18日(大阪)で上演された『abc★表 FINAL!』は、オーディションに合格したキャストたちが勢ぞろいした稽古初日から物語がスタートする。プロデューサーの大須賀から今年のabc★は大人気ゲームソフト『ソードプレイ』のミュージカル化をすること、そしてこれまでの愛川恵一ではなく、作・演出・主演が龍村準であることが発表された。第2幕の劇中劇、戦国ミュージカル『ソードプレイ』は、未来からやってきた正義の使者アンジェリスの3人、ハンス、ルーナー、ギドが悪の組織デミアヌスから村人たちを救うことができるのか、というストーリーを歌・ダンス・殺陣を交えてのミュージカル仕立てで龍村作品として仕上げられた。そんな龍村がプロデューサーの大須賀や『ソードプレイ』開発チームのゲームクリエイター・一之瀬慶からのプレッシャーを感じながら、abcメンバーのゲーム原作を演じるということに対するモチベーションの温度差、分裂感等、様々な葛藤や困難に立ち向かっていくというもの。

 今回ゲネが行われた『abc★裏 FINAL!』は、表の劇中劇・ミュージカル『ソードプレイ』の上演中に舞台裏のスタッフルームでは何が起きていたのか? が軸となり、3勇士が『ソードプレイ』の歌を歌い、大立ち廻りを行ない、絶叫役者・利根川渡が叫んだ時、スタッフたちは何をしていたのか? 衣裳やカツラになかなかOKを出さないゲーム担当者と舞台の衣裳・ヘアメイクとの戦い。『表』の舞台上のセリフがそのままモニターから聞こえてくるスタッフルームを舞台に、それぞれの事情が絡み合う人間模様が描かれる。

 キャストは『裏』の進行役で制作助手の柴浩之を演じるのは、ミュージカル『テニスの王子様 More than Limit 聖ルドルフ学院』でデビュー以来、『イタズラなKiss 〜恋の味方の学園伝説〜』や『K』など舞台役者として活躍中の加藤良輔を筆頭に、舞台経験豊富な実力派俳優が勢ぞろい。

 ステージ背景に流す映像を任されたゲーム会社のワイズ社員・柿崎(小谷嘉一)と照明スタッフ・桧垣(奥田努)の戦い、衣装になかなかOKを出さないワイズ社員・芳本(美羽あさひ)と衣装スタッフ・根津(升ノゾミ)やヘアメイク・南(長谷川桃)との戦い、さらに舞台監督・権藤(鈴木省吾)の恋愛模様など、笑いあり、爽快感ありとストーリー・演者ともに見応えたっぷりの舞台にぜひ注目してもらいたい。

 それぞれの考え、価値観など片面から見ればイヤな人、でも裏を知ると間違いとも言い切れない、そんな人間の複雑な心情を描く、『守るべきもの』を深く考えさせられる作品になっている。自分の仕事に誇りを持ち、舞台を成功させようと奮闘するスタッフの情熱に心打たれるはずだ。

 舞台『abc★赤坂ボーイズキャバレー『裏』FINAL!『最後の充電!』〜『abc★表 FINAL!』の上演中、スタッフルームではこんなことが起きていた!〜』は9月4日〜8日まで博品館劇場にて上演。

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