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2013/01/18 16:01
橋本 愛が生ピアノ演奏!映画『さよならドビュッシー』の完成報告スペシャルイベント
1月26日に全国公開される、映画『さよならドビュッシー』の完成報告スペシャルイベントが都内で開催。ゲストには主演を務める橋本 愛、本作で初めて芝居に挑戦した名ピアニスト・清塚信也のほか、主題歌を担当する泉 沙世子や監督の利重 剛、原作者である中山七里が出席。清塚によるミニリサイタルや主題歌『境界線』を泉が生歌で披露するなど、音楽溢れるイベントとなった。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社主催)で大賞を受賞した、中山七里原作の同名小説『さよならドビュッシー』を、俳優としても活躍中の利重監督が映画化。火事で大やけどを負いながらも、ピアニストの夢を追い、障害を乗り越えるヒロイン・香月 遥と、その彼女を献身的に支えるピアノ教師・岬 洋介が、遥の周りで起こる事件の謎に迫る極上ミステリー。
この日のイベントでは、ドラマ『のだめカンタービレ』や映画『神童』で音楽指導、吹き替え演奏を担当した“クラシック界の貴公子”清塚と名古屋芸術大学の学生によるピアノリサイタル、ソロ演奏に続き、清塚伴奏で泉による主題歌の生歌披露と会場ホールが優しくも迫力ある音楽に包まれた。さらに、この日だけの特別ダイジェスト映像も上映されるなど、ファンには嬉しいプレミアムイベント。
ダイジェスト映像の上映が終わり、ゲストがステージ登壇すると早速、ファンから「愛ちゃ〜ん」の声援が飛んだ。舞台挨拶では撮影の裏話についての話題に開口一番、橋本から「今日、思い出したことがあって、死にそうになったんです」と衝撃の一言。登壇者がキョトンとする中「火事のシーンがあって、炎の火力が強すぎて本当にやけどする一歩手前のところで逃げて」と説明すると、「“良いこと”を言おうよ」と、俳優としては後輩の清塚からまさかのダメ出し。
ほかにも撮影について、「清塚さんに“もう一回”って言うと何度も弾いてくれて、それを間近で見られて。撮影の合間中も時間があると♪ポロポロ〜って弾いてくれたりして、撮影楽しかった〜」と監督から職権乱用の告白。さらに「これはピアニストの中でもまぁ弾かないだろうっていうほどの難しい曲を“やってみな”って言われたりね」と清塚から苦労話を聞かされると、「原作がそうなんですもん(利重)」と知らんぷり。
清塚だけでなく、レッスンシーンでピアノを弾く機会が多かった橋本。指導を行った清塚からは「すばらしい生徒ですよ。手首の柔らかさというか、普段こんなふうに手首を動かすってしないんで、なかなかできないんですけど、橋本さんすごく感がよくて、運動神経がいいんでしょうね。もう先回りされてて、僕が教えることがないくらいでした」と大絶賛。
「せっかくだから…弾いてみたら?」と清塚から提案された橋本は、「え?」と言いながらも、「10秒だけ」とドビュッシーの『月の光』を急きょ演奏することに。ピアニストも顔負けの演奏に会場からは盛大な拍手が巻き起こった。
先生・清塚からも「すごいですよね。先生としては嬉しいんですけど、今30歳で5歳からピアノをやってる自分にとってはすごい悔しんです。僕の25年はなんだったんだって(笑い)」と嫉妬の声も。そして「ということで、先生としての威信もあるんで、ちょっと弾いてみましょうか」と言って、弾き始めた曲は……、『Happy Birthday to You』。
曲とともにピアノ型のケーキが運ばれ、登壇者と観客から「ハッピーバースデー、ディア、愛ちゃ〜ん♪」の大合唱。このサプライズに愛ちゃんは「誕生日から5日も経っているので、監督のかと思って『監督のですか?』って聞いちゃいました。ケーキの後ろに『さよならドビュッシー1月26日公開』って書いてあるから、私じゃないんだって思って」と違うビックリも含まれたよう。
橋本によるピアノ演奏や誕生日のお祝いなど、今日だけしか見られない、まさに“スペシャル”な完成報告イベントの最後、橋本からは「お付き合いいただいてありがとうございます。ぜひ映画、楽しみにしていただければと思います。今日のこのイベントについて、Twitterや2chとか、Facebookとか……。見ますので、思ったことをぶちまけて書いていただければと思います」と笑いを誘う挨拶で幕を締めた。
映画『さよならドビュッシー』は1月26日より全国ロードショー。
なお、現在発売中の『デ☆ビュー』2月号には、表紙・巻頭インタビューに橋本が登場している。