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2013/01/17 16:42
注目新人・田崎あさひ「決勝前には1日11時間、歌の練習をしました」
16日にシングル『手紙/Rolling Days』でインディーズデビューした田崎あさひ(17)。昨年、アップフロントワークス等が主催した『第2回FOREST AWARD NEW FACEオーディション』でグランプリを獲得した、今年ブレイクが期待される新人シンガーだ。そんな彼女が、昨年のオーディション、そしてCDデビューについて語った。
今月2日からスタートしたハロー!プロジェクトの新春公演『Hello!Project誕生15周年記念ライブ2013冬』のステージに立ち、デビュー曲を初披露した田崎。これまで所属レコード会社のオーディション決勝大会にゲストで出て歌ったことはあったが、一般客を前に歌うのは、これが、はじめての経験。
だが初日終演後「全然緊張しなかったです!リハーサルは緊張したんですけど、本番は楽しめました!」と笑顔で語った田崎。ステージに上がる前は「どんな反応が来るかと思ったんですけど、みなさんが温かく迎えてくださって、歌いやすかったし、弾きやすかったです!」と話す。
ステージ裏ではハロプロメンバーとの交流も。「先輩方はすごくやさしく声をかけてくださいました。特に光井(愛佳)さんは本番のステージに上がる前に励ましてくださったのが嬉しかったです」
16日には念願のCDがリリース。「2曲ともとても好きな曲、たくさんの人に聴いてもらいたいです。地元・長崎の友達はYouTubeに上がった時に『聴いたよ。学校で宣伝しておくからね』と言ってくれました!」
そんな田崎が歌手を目指し始めたのは中学3年生の時。「長崎で『Sky Jamboree
2010』という野外フェスティバルがあって、そこでRADWIMPSさんのステージに感銘を受けて、私もステージに立って歌いたいと思ったのがはじまりでした」
そして親が探してきてくれた『FOREST AWARD』に応募。デモテープ審査を勝ち抜き、決勝大会へ進んだ。「本番までの1週間、朝10時くらいから夜の9時くらいまでずっと歌の練習をしていました。本選で歌った鬼束ちひろさんの『月光』の楽譜本をいろいろ買って研究して、自分なりにアレンジして。でも歌いすぎで喉が痛くなって病院に行きました。本当に焦りました」
迎えた本番当日も決して体調は万全ではなかったが、「とにかく歌詞をみなさんに伝えられるように歌いたい」と心掛けて臨んだ。「リハーサルはすごく緊張しました。でも本番は不思議と冷静に臨むことができました。歌っていて気持ちがよかったんです。歌い終わった後に清々しい気持ちになりました。でもまさか自分がグランプリをもらえるんて思ってなくて、ビックリしました!」
グランプリに選ばれ、実家の長崎に戻った時「なんだか自分の視界が広がった気がしました。これからどうなるんだろうと、ワクワク感と不安が同時にありました」と振り返る。
その後は東京でレッスンの日々が始まった。「発声の基礎から教えてもらって、いろんな発見がありました。最初はなかなか成長できている実感がなく、どうしようと悩んでいたんですけど、先生が『ちゃんと成長していってるから頑張ろうね』と言ってくれて、うれしかったです!」
その後上京し、本格的にデビュー準備に入った。「東京生活はだいぶ慣れてきましたが、まだ駅でよく迷います(笑)。乗り換えが難しくて、手元にケータイがないと移動するのが無理です(笑)」。ホームシックにかかるわけではないが「たまに親が東京に来てくれるんですが、でも帰ったあとがすごく寂しくて…。家族との電話も切りたくなくて、2時間くらいずっと話していたこともありました」。地元の友達の応援も心の支え。「関東で地震があった時も心配してメールくれたり、心強い存在です」
最後に今年『FOREST AWARD』のオーディションに応募する人へメッセージを聞くと…、「もし決勝のステージに進んだら、とにかくがんばってきたものを出し切って、楽しむつもりで臨んでください!」と話す田崎。自身も本番までに徹底的に練習をして臨んだ。「事前に納得いくまで練習しておくのは大事だと思います!」
『FOREST AWARD NEW FACEオーディション』の第3回大会が現在開催中。募集の詳細はwebデ☆ビューに掲載されている。
田崎も出演するハロプロの新春公演『Hello!Project誕生15周年記念ライブ2013冬』は2月3日の福岡公演まで続く。
●田崎あさひプロフィール
1995年11月20日生まれ、
長崎県出身。O型。身長158cm。
※文中、「田崎」の「崎」の字は、右側が「立」に「可」。
撮影/厚地健太郎