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2015/12/18 13:01

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CM美少女・平祐奈、4分半ノーカットで踊りっぱなしのショートムービー公開

入江悠監督のWEBショートムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』に出演する、注目の美少女・平祐奈(C)Deview
入江悠監督のWEBショートムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』に出演する、注目の美少女・平祐奈(C)Deview

 JR「SKISKI」のCMなどで注目されるモデルで女優の平祐奈が、入江悠監督のWEBショートムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』に出演。4分半、ノンストップの長回しで踊り続けるショートムービーでヒロインを演じきった彼女に話を聞いた。

 音楽と物語をつなぐ公募小説賞『otoCoto presents OtoBon ソングノベルズ大賞 〜音楽を感じる小説〜 DREAMS COME TRUE編』の審査員である映画監督・入江悠が、「ソングノベルズ大賞」作にインスパイアされて撮影した約12分のショートムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』。

 とある地方都市の高校の放課後。眞美子(平祐奈)はその日、体育館を使って自分のプロモーションビデオの撮影を計画していた。撮影を頼まれたのは、同じ高校の生徒である透(浦上晟周)。透は映画業界に進むことを夢見ており、高校の映画研究会に入っている。透はわがままな眞美子に命じられるまま、何の説明もなく急遽彼女のダンスを撮ることになった。眞美子はダンサーになることを夢見ていて、今月で高校を辞め、東京に行くことに決めていた。とくにツテがあるわけではない。このまま田舎にいても仕方がないし芽が出ない、そう思って東京行きを決心した。二人はそれぞれの思いを胸に、1回限りの本番に向かっていく…。というストーリー。

 この作品中、約4分半にわたりカット無しの長回し撮影で、体育館をいっぱいに使ったエネルギッシュなダンスを披露しているのが、CMなどで注目の美少女・平祐奈だ。女優としても進境著しい彼女に、ダンスへの想い、撮影エピソードについてインタビューした。

■平祐奈インタビュー
「体で表現するってこういうことなんだと知ることができました」

――「作品の中で踊るのが目標」と言っていたことが実現しました。

「『おはガール』のアイドル活動で“歌って踊る”という新しい楽しさを知ったので、それを卒業して、次は役を通して歌ったり踊ったりできたらいいなと思っていたんです。今回一つの夢が叶って、また新しい経験をさせていただきました。4分半も体育館全体を使って踊ることって普通は出来ないことだし、無我夢中で踊ってスッキリしました。やりきった感があって、貴重な経験でした」

――小さい頃から踊ることは好きだった?

「2歳半からクラシックバレエを習って、中学のときはジャズダンスをやっていました。バレエは踊るのも観るのも大好きだったので、自分からやりたいって言って、姉たちが通っていたスタジオで習い始めました」

――今回のショートムービーへの出演はオーディションで決定したとか。

「オーディションでした。会場に入ったら、その場でいきなり本番のダンスの一部分を振付けられて、“10分間練習してください。10分後に審査します”って言われてビックリしました。“自由に踊って”というのは経験あったんですけど…。すごい筋肉痛になって帰りました(笑)。だから絶対に受かるなんて思わなかったので、驚きました」

――出演が決まってから、稽古期間が充分にあったわけではないですよね。

「練習は2日間、放課後の時間だけだったんですよ。そこで教わって動画を撮って、家に帰ってからもイメージしながら踊って、というのを繰り返しました。でも家では見てくれる先生がいないから、合っているのかが凄く不安でした。練習のときはスタジオのボードに体育館の全体図を書いて、ダンスの構成を説明してくださったので“ここにバレーボールのネットがあって…”とかイメージしていたんですが、いざ現場に行くと、ほとんどが想像と違ってて。“ああ〜、ネットって実際はこんな感じだよね〜”って笑)」

――現場で改めて振りを作り上げていくのは大変な作業では?。

「リハーサル、本番と2日間体育館に行きました。朝からスタッフの皆さんと話し合いながら動いて、踊って。普段こんなに汗をかくことって無いなぁって。今日はたくさん身体を動かしてリラックスしてスッキリする、そういう日なんだ!って思いながら楽しんでました。でも、4分半フルで4回も踊るとすごいエネルギーの消費量で。午後に本番だけどお昼はそんなに食べれないなあって思いながら、お腹空き空きになりながら踊ってました」

――映像を観ると、窓から外光がちょうどいい具合に体育館の半分まで差し込んでいて、時間とともにこれが動いちゃったら成り立たないと思ったら、一回一回がプレッシャーだったのかなと思いました。

「いざとなるとプレッシャーはあんまり無くて、ワンカットで撮るほうが好きかもしれないって思いました。1曲まるごと踊ったほうが気持ちが途切れないし、やり切った感というか達成感がありました」

――ダンスの最中に笑顔から情熱的な表情、取り憑かれたような顔つきまで、多彩な表情を見せてますね。

「ダンスの先生からは、体育館に行ったらピアノとかもあるから、自由にやってみてねと言われていたので、目の前にあるのもので自由に感じたままに踊りました。映像を見直してみると、こんなことやってたんだ!って思うこともありました。眞美子は芸能界を目指してオーディションを受けようとする夢を持った子だから、自信があって“自分を見て!”っていう感じで踊りました。自分で振り付けをしたという設定なので、段取りに囚われないで無心で踊ったので不思議な感覚でした。振りを間違っても一生懸命踊ってたらいいやって」

――それが、踊り切ったあとのすごくいい表情につながってるんですね。

「ありがとうございます。撮ってくれてる相手役が浦上晟周くんだったから、やり易かったと思います。私が床をゴロゴロ転がりながら踊るときも、晟周くんが“もう全然スピードで来てくれていいから”って言ってくれたから、ガツガツ行ってぶつかったりして。思い切ってやることができました」

――2人の関係性も面白いですね。わがままな眞美子に振り回されながら、ちょっと惹かれつつあるのかな?という透ですが、眞美子のほうにそんな感情は…。

「何も生まれずに(笑)」

――メイキングの映像で『何も生まれない5分間』と祐奈ちゃんがキッパリ言ったときの、浦上くんの「エッ!?」という表情が面白くて。

「でも晟周くん、アレ意外と気に入ってるんですよ(笑)」

――透は眞美子から「撮った映像を送って」と東京でひとり暮らしする住所を手渡されたりして、ちょっとドキドキしてるはずなんです。でも眞美子は夢に向かって突っ走っちゃう。

「眞美子はドキドキもなんにもしてなくて(笑)。明日にはもう東京に引越しちゃうみたいな、サバサバした感じで。透くんの撮影を褒めてるんだけど、話の途中でいきなり先生のとこに行っちゃうし。気持ちはここにはないのかな…。その後の物語はいろいろ想像できますね」

――「新しい自分が見つかった」と語っていましたが、これを見た人は、きっと祐奈ちゃんの新しいイメージを知ることになりますね。

「体で表現するってこういうことなんだというのを知ることが出来たので、これから舞台に出演したりするときに活かせたらいいなって思います」

――このショートムービー自体を送ったら、舞台のオーディションも即合格だと思います。「平祐奈はこんなに踊れる」っていうプロモーションになりますよ。

「(笑顔でマネージャーをチラ見して)体を動かすことは好きなので、もっともっと挑戦したいです!」

――祐奈ちゃんは映画のオーディションをきっかけに芸能活動を始めましたが、またこうやって好きなダンスに仕事で関われるというのもいいですね。

「バレエを始めたころは、ただ好きだから踊っていました。ですが、芝居でも身体の柔らかさは大事だと監督にも言われて、バレエで習ってきた基礎が自然な流れで今に活かされてるみたいで、そういう意味ではやっててよかったなって」

――将来はどんな道に進むと思ってました?

「私、ちっちゃいころから夢が沢山あって、セーラームーンから始まって、宝塚歌劇団に憧れて、モデルさんになりたくて、警察官に憧れて、外交官に憧れて、そして女優さん、みたいな流れです(笑)」

――今の自分は、そのころに思い描いた自分と比べてどうですか?

「まさかこんなに早く活動するとは思っていませんでした。もっと大人になってから、お姉ちゃんお兄ちゃんみたいになれたらいいなと思ってたので。まさか今、高校生で活動させてもらっていることにビックリしています」

――2015年は主演映画や主演の連続ドラマがあって、大きなステップになった年です。今年を振り返りながら、来年の抱負をお願いします。

「今年はたくさん初めてのことを経験しました。ずーっとやりたかった時代劇から、『JKは雪女』のずっと眉間にシワを寄せてるようなおてんばな妖怪の女の子まで、まったく違った役を演じることが出来たので、これを機にもっと演技の振り幅を広げていけるように、もっといろんなことを学びたいと思っています」

 ショートムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』は12月18日13時より、電子書籍ブランド「otoCoto」の『OtoBon ソンク?ノヘ?ルス?大賞〜音楽を感し?る小説〜』特設WEBサイトにて公開。

関連写真

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  • 『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』より。透役の浦上晟周(左)と眞美子役の平祐奈(右)。

  • ダンスの中で様々な表情を見せる平祐奈。

  • 体育館全体を使って、4分半のノーカットのダンスを見せた平。

  • ドキュメント風の浦上との自然なやり取りも見どころ。

  • 監督の入江悠(中央)と平祐奈(左)と浦上晟周(右)。

  

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