エンタテインメントの世界で活用できるプロフェッショナルな技術を学ぶという部分では芸能スクールと近いが、卒業後の“就職”についても教務課が求人などの情報を提供する部分では大学に近い部分がある。1年ないし2年の全日制であることも多く、高校卒業後の進路として考えられる部分も、エンタテインメントの専門課程に特化した「学校」という色合いが強い。なお高等専修学校にもエンタテインメントに特化したクラスを設けている学校も少なくない。そこでは、エンタテインメントを学びながら高校卒業の資格を取得することもできる。

　【うちのスクールはここがスゴイ！】
各校の特徴、メリットを3つのポイントに集約して紹介。比較検討の材料を一目で識別できるようになっている。

【カリキュラムと費用について】
各校が設定しているコースや、カリキュラムの概要を細かく紹介。修了までの期間も記載。

【卒業生の活躍ぶり】
OBやOGで、現在エンタテインメントの各業界で活躍中の有名タレントがいる場合には名前を掲載。

【人気講師はこの人！】
著名な監督や演出家などのクリエイターや、現役の俳優、声優、アーティストなどが講師を務めているケースも多いので、特筆すべき講師がいる場合にはここに記す。

【体験入学】
入学を検討する際に、最も参考になるのが実地で確かめることができる「体験入学」。コンスタントに行われている場合にはそのスケジュール紹介。

【系列校】
全国に展開している場合は各地区の学校の所在を掲載。またジャンルによって異なる学校を持っている場合にも記載する。

　専門学校を選ぶ際には、現在の自分が置かれている環境を考慮する必要がある。高校を卒業してから進路として選ぶのか、会社で働きながら通うのが、大学とのダブルスクールとして通うのかという時間の問題、さらに学費、レッスン費をどう賄うのかという経済的な問題も考える必要がある。

　そして一番大事なのは、自分に合ったレッスンを提供してくれるのかということ。それを判断するには体験入学、体験レッスンに参加することをお勧めする。通い始めてから気が付いても、学費を無駄にしてしまう危険もあるからだ。そして気をつけたいのは、スカウトやオーディションの結果でスクールを薦められる場合。合格という言葉に舞い上がらずに、一度立ち止まって冷静に考えることが必要だ。