西島秀俊主演のドラマ『MOZU』のイラストおよびアニメーション、押井守監督作『イノセンス』のデジタル・エフェクト、NHK『みんなのうた』（「七つの海」他）、水樹奈々・友近が声優を務めたROBOT製作アニメ『マッツとヤンマとモブリさん』などの監督を務めてきた新進アニメーション作家・坂本サク。坂本が原作・脚本・アニメーション・音楽を全て一人でこなす劇場用長編アニメーション『アラーニェの虫籠』が、2018年の公開に向けて製作中。この主要キャストを含む声優を一般から募集する。

坂本は《超絶絵師》とも呼ばれ、“独特の表現技法”を駆使した“イマジネーションの豊かさ”と“幻想的で透明感あふれるアニメーション映像”で国内外で高い評価を受け、制作した作品はロッテルダム国際映画祭をはじめ、10以上の海外映画祭で上映されている。原作・脚本・アニメーション・音楽まで一人こなす「パーソナルな製作だからこそ可能なアニメーション表現」を駆使して制作される劇場用アニメーションが『アラーニェの虫籠』。一人で制作するアニメといえば、新海誠監督の短編が有名だが、60分を超える長編作品の、ハイクオリティなアニメではほとんど例がないという。

声の出演には、『すイエんサー』のMCや、『仮面ライダーアマゾンズ』ヒロインなど女優としても活躍する白本彩奈（謎の少女・奈澄葉）、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカグリーン役、『心霊写真部』の痙攣部長役、アニメ『思い出のマーニー』などの声優でも知られる伊藤陽佑（民俗学研究者・時世）、アニメ『ピンポン　THE ANIMATION』の主役ペコを演じた片山福十郎（呪術師・斉恩）、2016年の「声優アワード新人発掘オーディション」で最多15社にスカウトされ、『カードファイト!! ヴァンガードG NEXT』の東海林カズマ役などで注目される新人・バトリ勝悟（暗躍する青年、未可耶）らフレッシュな女優・俳優・声優がキャスティングされている。

今回は主要キャストを含む、幅広い役柄の声優を募集。オーディションによって台本上に適した役があると判断されれば、積極的に登用していく予定だという。合格者にはＧＭＢプロダクション、合格者はGMBプロダクション、及び関連プロダクションへの所属の機会もある。気鋭の作家が創る注目度の高いアニメ作品への出演のチャンスに挑戦してみよう。

■『アラーニェの虫籠』あらすじ

郊外の工場跡地に建つ巨大集合住宅。最近では、女子高生の変死体が発見され、不可解な心霊現象が目撃されるなど、いわくつきの噂が絶えない場所だった。ここに引っ越してきた18歳の女子大生りんは、ふとしたきっかけで怪異に見舞われる。死の呪いの恐怖におびえる彼女は、やがてこの建物の謎を探る民俗学者の時世や、呪術師の斉恩らとの出会いを通して、自らも怪異の正体に迫っていく。果たして、りんを待ち受ける運命とは…!?　そして建物に隠された驚愕の真実とは…!?