倉持由香 | 特集 | Deview-デビュー

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倉持由香

2020/03/04

「カメラマンさんのアドバイスで、コンプレックスだったお尻を前面に押し出したことがブレイクのきっかけになった」

倉持由香

――人と人が仕事の繋がりを作っているという話に通じるわけですね。

「カードゲームに例えたら、マネージャーが常にメインデッキに入れたくなる“キラカード”になるべきだと。マネージャーがいろんなお仕事の“デュエル”の場に行って、ここぞという時に“このカード!!”って切る手札になったほうがよくて。そのためには引き出しを多くするなど、自分自身ができる努力ってたくさんあると思うんです。何でもマネージャーに任せきりにしないで、自分で自分の能力を磨いていける事が、これからのタレントには必要なのかなと思います」

――倉持さんは“100センチのヒップ”を武器にグラビア界で「尻職人」というポジションを手に入れました。そんなふうに自分の強みはどうやって見つけたらいいんですか?

「メモに書き出すのもいいと思います。自分自身で分からなかったら、お母さんでもお父さんでも、いろんな人に“私ってどんなところがいいところかな”、みたいな感じで聞いてみる。私もカメラマンさんのアドバイスで、コンプレックスだったお尻を前面に押し出したことがブレイクのきっかけだったので。自分自身の“この人と言ったら〇〇”というものを探してからオーディションに臨めるといいと思います」

倉持由香

――客観的な視点で自分を見つめることが大事なんですね。

「自分というゲームの主人公はどんなスキルを持っているのか? どんな呪文を撃てるのか? 今ステータス値はどうなっているのか? レベルはいくつなのか? どんな職業なのか… そうやって客観視していくことが大事だと思います。自分のパラメーターが分かれば、自分をプレゼンしやすいと思うんです。私はこういうスキルを持っているので、こういうダンジョンに役立ちますよ、こんなボス戦の時、私をパーティーに入れてください、みたいな感じで。どんな仕事にも適材適所がありますから」

――ロールプレイングゲームに例えると分かりやすいですね。

「自分がゲームのコントローラーを持って、俯瞰の視点で、第3者視点で物事を見ることって大事だと思います。夢を追う仕事って、一人称視点だと、周りが見えなくなって、すごく年をとってまでずっと追い続けちゃって、取り返しがつかないことになっちゃうんです。いくら自分が女優のお仕事をしたいからといって、客観的に見て演技スキルが全然足りていなかったら、今は絶対に別の道に行ったほうがいい。『おお しんでしまうとは なさけない』と何回言われても、レベルが上がっていなかったら絶対に倒せないですよ。そういう調整になっているんだから。だから、そのボスを倒せるようなレベルになるまでレベル上げをするのか、別のダンジョンに行くのか、パーティー編成を変えるのか…自分がどうしたらこのゲームをクリアできるんだろうっていうことを考えて動くのが大事だと思います。『人生クエスト』なんで、リセットはできないし、セーブ地点からやり直しもできないんですけどね(笑)」

倉持由香

――『G-STAR.Gaming』のオーディションの際には、倉持さん自身が審査をしたわけですが、どんなところを重視しましたか。

「まず、すごく基本的なことで、遅刻をしない、バックレない、挨拶ができる、そういうことはやっぱり大事だなって思いました。書類で観た時に、めっちゃこの子いいじゃん!って思ってもバックレちゃったり、書面だと分かんないなぁという事もありましたね」

――選ばれたメンバーは出自も様々で、いろんなスキルを持った子がいます。

「できるだけ多くの子に会って、絵が描けます、ゲームが得意です、現役JKです、薬剤師やってますとか、いろんなタイプの子を選びました。オーディションのときは正直普通の学生さんかな、と思っていた夏乃ちゃんは、めちゃくちゃSNSの使い方が上手くて。実際活動してみて分かった嬉しい誤算もありました。夏乃ちゃんには、先日ハワイ挙式の間留守を守ってもらうように頼みました。すごく真面目なので、これは信用できるなって思って(笑)」

――所属タレントから見て「G-STAR.PRO」はどんな事務所ですか?

「基本みんな仲がいい、ほんわかした事務所だと思います。でも、仕事に対して真面目に取り組めるか、向上心のある子かどうかを見ていくシビアな目もあります。女性タレントの部として見ると、私は佐山彩香ちゃんがいたからこの事務所に入ったんですが、私と彩香ちゃんはだいぶタイプが違っていて。彩香ちゃんはリア充的なキラキラ女子なんですが、私はだいぶ陰キャなので(笑)。でも私が入ってからは陰キャ女子が増えたので、どっちでも対応できます。キラキラしたモデル系、ファッション系のお仕事がしたい子も増えていますし、私みたいにインドア系でゲーム、漫画系の仕事がしたい子もバッチコイです!」

倉持由香

――今後応募して来てほしい人はどんな人ですか?

「今までいないタイプの子がいてもいいのかなと思います。私の周りは陰キャが多いんですけど、これからはオリンピックに向けて、スポーツができたら強いのかなと。そういうアクティブな子がいてもいいだろうし、とにかく“私、これは負けません”っていう武器で戦える子が欲しいなって思います」

――応募書類でアピール不足の人も多いですけど、もったいないですよね。

「自分ではこれを武器だと思っていないんですけど…っていうのが結構多くて。トップレベルと比べようとする子がいるんですよ。“ピアノが上手いです…でもプロではないから”という子もいるんですけど、普通の人より秀でていればアピールしていいと思います。すごく早口言葉が上手い、でも、これくだらないよな…ぐらいのことでも書いてほしいです。何が仕事になるか分からない、言ったらなんでも仕事になる時代なので、なるべく自己PR欄はしっかり埋めてほしいです」

――今回のオーディションに応募しようかどうか考えている人にエールをもらえますか。

「応募するのって、勇気が要ることだと思います。でも自分のやりたい夢があるのに、ずっと同じ、敵の出ない平和な街の中でぐるぐるしてても何も物語が進まないので、勇気を振り絞って、フィールドに出てみてほしいですね。もしかしたらスライムが現れて戦うかも知れないし。急に強いやつが出てきてダメージを追っちゃうかもしれませんけど、街の外に出ないと何も始まらない。勇気を出して一歩踏み出してほしいです」

PROFILE

倉持由香(くらもち・ゆか)●1991年11月6日生まれ、千葉県出身。G-STAR.PRO所属。“#グラドル自画撮り部”を立ち上げ、部長としてSNSにムーブメントを巻き起こし、『尻職人』の異名でグラビアやバラエティで存在感を見せる。アニメやゲーム、漫画のほか、競馬、麻雀など多彩な興味と貪欲な探求心で、多岐にわたるジャンルにおいてセルフプロデュース能力を発揮。その経験を活かしたビジネス書『グラビアアイドルの仕事論』(星海社新書)を上梓、悲願のタワーマンションを購入して話題をまくなどマルチに活躍。2019年より女子ゲーミングーチーム「G-STAR Gaming」をプロデュース。2020年にはプロゲーマー・ふ〜ど氏と結婚。eスポーツの分野に活動の幅を広げている。

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