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2018/07/10 12:01
人力車の現役俥夫がフランスで黄色い歓声浴びる 東京力車、仏「Japan Expo 2018」2年連続出演に手ごたえ
浅草発・現役俥夫ユニット「東京力車」が、フランス・パリ郊外で5日から8日まで開催されたヨーロッパ最大規模の日本文化のフェスティバル「Japan Expo 2018」に、今年も日本代表のアーティストの一組として、2年連続、2度目の参加を果たした。
毎年7月に開催される「Japan Expo」は、マンガ、武道、ビデオゲーム、民芸、J-POPから伝統音楽までを合わせた、ヨーロッパ最大規模を誇る日本文化のフェスティバル。今年も日本のカルチャーを求める若者たちで大盛況となった。
東京力車は、メンバー全員が普段は浅草で人力車を引く<現役俥夫>というエンターテインメントパフォーマンスユニット。今年6月には新メンバーとして白上一成、田井裕一、山田和則の3名が加入。2020年の東京オリンピックに向けて、国内外から多くの観光客が訪れる浅草で、東京の下町風情や歴史、文化を人力車やパフォーマンスを通じて伝えている。
今年の「Japan Expo 2018」では「SAKURAステージ」「YUZUステージ」など4日間にわたって毎日ステージに登場し、和傘や扇子を使ったパフォーマンスやダンス、アクロバットを披露。代表曲「男道」では、昨年よりもパワーアップしたアクロバットで現地のファンを魅了し、黄色い歓声を浴びていた。
ステージ以外の時間は、ブースにて来場者を人力車に乗せて撮影するというサービスも毎日実施。これには、人力車を初めて見る外国人も大喜び。撮影希望の人でブースの周辺には長蛇の列ができ、4日間で2000人以上の人々が本物の人力車を体験した。
4日間のライブステージを終え、リーダーの石橋拓也は「フランスでの2年連続のステージということで、こんなにもたくさんの人にあたたかく受け入れてもらえたことが、とても嬉しいです。昨年東京力車を知ってくれた人が、また何人もライブを観に来てくれたことに感動しました。Japan Expoをきっかけに、2020年の東京オリンピックに向けて、もっと多くの世界中の人々に東京や浅草、人力車の魅力を伝えていきたい」と、今後の活動に向けて熱い思いを語った。
今回は渡航直前に新メンバーで最年少の山田和則(20)が怪我のため出演を見送ったが、8月21日には彼らの本拠地である浅草・花やしき「花やしき座」で、5人勢ぞろいでのワンマンライブが開催される。ヨーロッパ最大のイベントで貴重な経験を力にした東京力車が、今後どのように飛躍していくか注目したい。
■東京力車ワンマンライブ〜玉置雄也卒業ライブ〜
日時:2018年8月21日(火)開場:19:00 開演:19:30
場所:浅草花やしき内ホール『花やしき座』(入場は浅草門から)