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2018/02/27 19:26
『わろてんか』ヒロイン・葵わかな、クランクアップに涙「本当に濃い10ヵ月だったなぁ」
平成29年度後期連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合ほか)のクランクアップセレモニーが27日、NHK大阪放送局で行われた。主演の葵わかなは涙を流しながら、10ヵ月におよぶ撮影を振り返り、感謝を述べた。
■クランクアップセレモニー/葵わかなの挨拶
みなさん今日は本当にどうもありがとうございます。今の率直な気持ちは「あぁ、終わった」って感じです。なんかやっぱり実感がまだあまりわいていないというか、自分の中でまだ明日も明後日も続くんじゃないかって気持ちがあるので、なんかこんな感じなのかなと思うんですけど、でも、本当に長いようで短いようで、やっぱり長い10ヵ月間で、楽しいようで苦しいようで、でも楽しい10ヵ月でした。
ヒロインに決めていただいた日から“てん”というキャラクターとして「わろてんか」の世界で、個性豊かなキャラクターのみなさんと、支えてくれた多くのスタッフさんと、最後までそれを全うするっていう責任というか役割を与えられて、それがそのままちゃんと後悔することなく全うできて、今日お返しできるというのが、すごくうれしいです。今の気持ちは、うれしさ半分、さみしさ半分で…。なんか本当にここ3日は、みなさんがクランクアップしちゃうのがすごくさみしくて、この10ヵ月の中で一番つらい3日間でした。
たくさんの人と作るお話で、人がいればいるほど、やっぱりうまくいかないこともあるし、ぶつかることもあるし、それぞれの考え方とか、それぞれのとらえ方とか表現の仕方があって、その中で私が正義だと思うものを貫くっていうのは、時には難しかったし、でもそういうものを持っていたからこそ、分かり合えた人たちとか、分かり合えた時間があったし、本当に濃い10ヵ月だったなぁと思います。
でも今日は、私のクランクアップでもありますが、本当に最初からずーっと一緒に走ってくださった「わろてんか」のチームのスタッフの皆さんのクランクアップでもあると思いますので、本当に心から『私たち10ヵ月よく頑張ったよね』っていう言葉を伝えたいなと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
撮影は終わるんですが、放送はまだまだ続きますし、最後の最後まで、みんなで精いっぱいやったこの作品を待っていてくださる方がいるっていうのも、すごくうれしいことなので、本当に放送最後の日まで、残りスピンオフとかもあるんですけど、わずかですけど、“てん”として生きられる時間、精いっぱいやっていけたらな、と思います。本当に今日はありがとうございました。