丸美屋食品ミュージカル『アニー』の公開ゲネプロが22日、新国立劇場 中劇場にて行われた。囲み取材に応じたマルシアは「アニーってこんなに最高だったんだ！」と充実の笑顔を見せた。

　今年のアニーは、新演出家・山田和也を迎え、演出を16年振りにリニューアル。翻訳・振付・舞台美術・衣装・編曲も新たにブラッシュアップして臨んでいる。大富豪ウォーバックス役の藤本隆宏は「テンポアップしてスピーディーになった演出を観ていただきたい」と自信を見せる。

　個性と表現力を重視したオーディションで選ばれたアニー二人の、野村里桜と会百花は身長もキャラクターも好対照。会は「とても緊張しているけど、大人のキャストの皆さんと孤児のみんながついているので、安心して舞台に立つことができます。新しくなったアニーを観て、楽しかったな、もう一回観たいなと思ってもらえるように一生懸命頑張ります」とアピール。野村は「失敗しても笑顔で頑張ります！　新演出でセリフが変わったのでまちがえないように頑張りますので、ぜひ観てください！」と語った。

　そんな子供たちのいる稽古場を藤本は「自分の演技が出来なくて稽古が進まなくても、子供たちやサンディがいると癒されます。劇中で、純粋に“明日を見て進んでいこう”という子供たちよって変わっていく大人そのもの」と振り返る。子役たちとの絡みが多いマルシアは「それぞれから伝わってくるものが違うので、生きているハニガン（の演技）も違ってきます。子供たちって成長が早いから毎回違うんだよね。そしてみんな可愛いの！　うるさいときもあるけどねっ！　それはあたしか（笑）」と、その影響の強さを語った。　

　丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、4月22日（土）〜5月8日（月）まで新国立劇場 中劇場にて上演。その後、大阪、仙台、名古屋、上田にて地方公演が行われる。