元バイトAKBで、慶應ビジネスコンテスト(KBC）優勝の実績を持つ現役女子大生・川口真実が12日、“あけて、はって、スイッチ押すだけ”を合言葉にAEDの認知向上に取り組む『使おう▽AEDプロジェクト』（※▽はハートマーク）の活動を発表。その第一弾として、自身作詞のオリジナルソング「使おう▽AED」WEB動画を公開した。

　川口真実は、時給1000円のアルバイト契約でAKB48の一員として活動する「バイトAKB」のメンバーとして2014〜2015年に活動。大学では看護を学び、準ミス慶應メディカル2014、医療系ビジネスコンテスト「AppliCare」でオーディエンス賞受賞、慶應ビジネスコンテスト(KBC）で優勝するなど積極的な活動を展開する現役女子大生だ。

　川口が『使おう▽AEDプロジェクト』を始めたのは、大学の看護学部のカリキュラムで「突然死とAED利用実態」について学んだことがきっかけ。全国で年間7万人が突然の心肺停止で死亡していること。AEDを3分以内に使用すれば5割の確率でその命を救うことができるものの、設置場所や使い方についての認識不足から、全国51万台のAEDがほとんど使われていないこと。このように「救えたはずの命が救えていない」という実態を知り、何か自分自身でできることを考えた結果、誰にでも親しみやすい「歌」と「ダンス」を手段として、活動を行うことを決意した。

　『使おう▽AEDプロジェクト』の第一弾として、“あけて、はって、スイッチ押すだけ”を合言葉に、川口がAEDの設置場所とその使い方を「歌」と「ダンス」で紹介するWEB動画を制作。SHIBUYA109、東急ハンズ渋谷店など渋谷区21ヵ所のAED設置場所を訪問し、その前で川口が作詞したオリジナルソング「使おう▽AED」を歌って踊る映像が次々に登場する。

　動画には冒頭に登場する蝶野正洋をはじめ、プリティ長嶋、渋谷区長・長谷部健、箭内道彦ら総勢17名が出演。プリティ長嶋は歌に合わせてAEDの使い方も紹介している。なお、ダンスの振り付けはおねえタレントとして活躍する日出郎が手がけ、企画プロデュースから楽曲制作までをプロジェクトメンバーでもあるハヤシミキロウが務めている。

　川口は「目の前で突然、人が倒れたらその命を助けるのはあなたです。その時に必要になるAED。実はとても簡単な操作で使うことができるのに、認知度、使用率がまだまだ低く、惜しくもAEDが使用されないまま亡くなる方がたくさんいます。助かるはずの命を救うために、身近な街のAEDの存在を知ってもらうことがひとつのきっかけになればと思い、この動画を世の中に広めたいと思っています。動画を見て、シェアして頂くことで、突然死で悲しむ人を減らしたいです。応援をよろしくお願いします」とメッセージを送る。

　このムーブメントによって、多くの人に「いざというときは自分が助けるぞ！」という意識を持ってもらい、AEDの使用率を上げ、突然死で悲しむ人を減らしたい。そんな思いでスタートした『使おう▽AEDプロジェクト』。川口の想いを感じた人は、まず動画を観て、拡散して欲しい。「使おう▽AED」動画（https://www.youtube.com/watch?v=_4QCzc8wV9U）。