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2016/11/09 12:01

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大学ミスコンへの逆風の中、「ミス一橋」が新しい価値観で復活 4大学横断の「Miss Try Angle」開催へ

「ミス一橋(Miss Campus Hitotsubashi)」のファイナリスト。
「ミス一橋(Miss Campus Hitotsubashi)」のファイナリスト。

 慶應義塾大学の学生による不祥事の影響で、「大学ミスコン」というイベントに社会の厳しい目が向けられ、運営のあり方や主催団体の存在意義の見直しが迫られている。そんな逆風のなか、首都圏の大学生・専門学校生らで構成する「インカレ広告研究会CleliB!!」は、6日に開催された早稲田大学の学園祭「早稲田祭」と一橋大学の学園祭「一橋祭」において「ミス一橋」の復活を発表した。同イベントは「Miss Try Angle」という一橋大学・早稲田大学・法政大学・明治大学の「4大学合同のミスコン復活イベント」として行なわれる。

 「ミスコンの名門」とも呼ばれていた「ミス一橋(正式名称はMiss Campus Hitotsubashi)」は、2012年開催時に性同一性障害を持つ候補者のエントリーを認めなかったことが問題視され中止となって以来、4年ぶりに復活。8月にファイナリストが発表された際にもSNSを中心に話題となったが、今回、決勝にあたるグランドファイナルが12月14日に一橋大学兼松講堂で開催されることが発表されると、歓声をもって迎えられた。

 このイベントは「Miss Try Angle」という「4大学合同のミスコン復活イベント」と位置付けられ、2016年から2017年にかけて、早稲田・一橋・法政・明治の4大学を横断して開催される。これら4つの大学では、ジェンダー論の観点から「女性を見せ物とするミスコンテストの開催は認めない」という方針のもと、これまで学園祭本祭でのイベント開催は認められておらず、今回の復活イベントもそれぞれ学園祭とは時期をずらして開催されることになっている。

 主催するインカレ広告研究会CleliB!!(くるりぶ)の代表・石川勇征(法政大学3年)と川平健登(一橋大学2年)は「女の子の見た目の美しさだけでなく、さまざまな視点(Angle)から社会にアピールできる(Try)ような“活動的な女の子たちの輝く姿を発信していきたい”と考え、本年復活しました。まだ大学内での活動は限られていますが、みなさんに認められてこれから少しずつ活動の場を広げていければと思います。投票をはじめとしたみなさんの応援・声援が私たちの活動の力になります。よろしくお願いします」と復活の目的を語る。

 「くるりぶ」のホームページでは、12月の「ミス一橋グランドファイナル」に続き、来年2月に「ミス早稲田グランドファイナル」の実施も告知されている。今の時代に沿った新しい価値観の「大学ミスコン」を作り出し、ネガティブなイメージの余波を払拭して復活を遂げることができるのか。「Miss Try Angle」の今後に注目したい。

関連写真

  • 「ミス一橋(Miss Campus Hitotsubashi)」のファイナリスト。

  • 「Miss Try Angle」は2016年から2017年にかけて、早稲田・一橋・法政・明治の4大学を横断して開催。

  

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