ニュース
2016/08/31 23:51
ジュノンボーイ・飯島寛騎が主演&俳優デビュー『仮面ライダーエグゼイド』史上初のドクターライダーに挑む
10月2日からスタートする『仮面ライダー』シリーズの最新作『仮面ライダーエグゼイド』の制作発表会見が30日に都内で行われ、2015年の『第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』にてグランプリを獲得した飯島寛騎が、主演を務めることが発表された。
長い歴史を持つ仮面ライダーも今年で45周年を迎え、『平成仮面ライダーシリーズ』18作目となる『仮面ライダーエグゼイド』。シリーズ史上初となる、医師<ドクター>が主人公となり、謎のゲームウイルス“バグスター”から人類の命を守るため、デジタルゲームの力を駆使して悪と戦う姿を描く。この日の会見には、主演の飯島をはじめ、瀬戸利樹、松本享恭、松田るか、岩永徹也、小野塚勇人、甲斐翔真、7名のキャスト陣が登壇。
グランプリ受賞からわずか半年で、主演&俳優デビューという大役に抜擢された飯島が演じるのは、聖都大学附属病院の小児科に勤務する研修医であり、天才ゲーマの顔を持つ主人公・宝生永夢(ほうじょう・えむ)。「今回が初作品となりますが、これから精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いします!」と挨拶し、「主役ということで、最初はすごいプレッシャーを感じていましたが、それと同時に喜びもすごかった。しかも、子供の頃から憧れていたヒーローになれるということは、すごく感動しました」と出演が決まったときのことを嬉しそうに振り返る。そして「この1年間現場を通じて勉強を重ねて、仮面ライダー史上一番記憶に残るような作品にしたいと思います」と力強く語った。
自身が変身する『仮面ライダーエグゼイド』の印象については「今回の仮面ライダーはレベルアップして進化していくスタイルなんですが、レベル1を見たときは、今までの仮面ライダーの容姿とはかけ離れていて、今回のライダーは斬新だなって思いました」と正直な想いを語り、「レベル1は可愛いゆるキャラみたいで、レベル2に進化した姿はすごいカッコイイなと思いました」と感想を述べる。また、仮面ライダーの見どころの一つでもあるアクションについては「自分で言うものあれですが、アクションはまあまあ自信があります」と胸を張り、「もともとバスケと陸上をやっていたので、体を動かすのは得意。永夢は転ぶシーンが多いんですが、そこも全力で転んでいるのでぜひ注目してほしいです」とニッコリ。
PGゲームのライダーである仮面ライダーブレイブに変身する、天才外科医の鏡飛彩(かがみ・ひいろ)を演じる瀬戸は「男の子なら誰でも憧れる番組に出させていただけるということで、とても嬉しかったですし、より気を引き締めていかないといけないなという想いです」と想いを語る。仮面ライダーブレイブについて「騎士<ナイト>をモチーフにしたデザインで、スタイリッシュなところがお気に入りです」と笑顔をみせる。また演じるキャラクターが甘いものが好きという設定ということで「劇中でいろんなスイーツが出てくるんですが、僕は甘いものがちょっと苦手で……」と告白しつつも、すかさず「でも、スタッフさんが毎回違う種類のスイーツを用意してくださるので、“今日はなんだろうな”って、楽しみの一つになっています」とコメント。
ガンシューティングゲームのライダー・仮面ライダースナイプに変身する、花家大我(はなや・たいが)を演じる松本は、出演が決定した際「マネージャーや社長がいる会議室に通されて報告を受けたんですが、ガッツポーズして、1日中ニヤケが止まりませんでした」と喜びを噛みしめる。また、複数の仮面ライダーが登場することについて「役の性格や医者としての信念とか、全然個々で違うので、役に向き合っていたら、おのずと個性が出てくると思う」と語り、「自分の役は永夢や飛彩よりも医療経験があって、二人を見下しているような役なので、貫禄とか余裕を意識して演じています」と役づくりで意識していることを語った。
看護師でありながら、その正体はライダーたちをナビゲートするゲームキャラ・ポッピーピポパポというヒロイン・仮野明日那(かりの・あすな)を演じる松田は、今作で2役に挑戦。「明日那を演じるときは普通の声でやっていて、ポッピーピポパポを演じるときは、こうやってアニメ声でやっています」とその場で声の違いを披露し、「もっとアニメを観てお勉強して、もっともっと2次元に近づけるように頑張ります!」と役さながらのアニメ声で、元気いっぱいに宣言。仮面ライダーのシステムを司るゲームを開発した“幻夢コーポレーション”のCEO・檀黎斗(だん・くろと)役の岩永は「ゲームモチーフということで、私自身も1年間この現場に身を置くことで、経験値を上げてどんどんレベル上げしていきたい」と意気込みを語った。
「保育園のときの夢が仮面ライダーだった」と語る小野塚が演じるのは、仮面ライダーシステムの秘密やバグスターウィルスの謎に迫る監察医・九条貴利矢(くじょう・きりや)。大勢の報道陣を見渡し「今日、これだけの方々が集まっているということで、改めて仮面ライダーの重みや責任感というのを感じています」と決意を新たにし、バグスターを操る謎多き男・パラドを演じる甲斐は「僕も物心つく前から見ていたので、決まったときは本当に嬉しかったです。でも、まさか自分が敵側を演じるとは思ってなかった」と明かしつつ、「パラドの役どころはまだ多くは語れないんですが、永夢くんたちを大きく揺るがす存在になるので、注目して頂ければと思います」とアピール。
会見中もお互いの顔を見合ったりするなど、仲の良さが伝わってきていたキャスト陣。現場の雰囲気について小野塚は「年も近いし部活のような感じで、高校時代に戻ったような感覚」とコメント。さらに「撮影の合間の休憩で、永夢(飯島)と飛彩(瀬戸)と3人でキャッチボールしたとき、永夢が顔汗だくになってしまって、メイクさんに怒られるっていう出来事もあった(笑)」と暴露しつつ、「本当に楽しい雰囲気でやっています」とチームワークの良さをアピール。
さらに、唯一の10代キャストという甲斐が「最年少で10代は一人だけと聞いていて、撮影前は不安だったんですけど、撮影始まってみたら、年の差は関係なくて。最大11歳離れているんですが、逆に一番仲良くさせてもらっています」とコメントすると、最年長の岩永も「一番若いくせに(甲斐が)お弁当を残すんですよ。僕は食いしん坊なので、残ったの全部貰っちゃいました」と語り、笑いを誘っていた。
また、この日は主題歌『EXCITE』を歌う三浦大知も登場。「僕自身(ソロで)音楽を続けて11年ですけど、仮面ライダーは45年という歴史がある。毎回自分のハードルを超えていっていて、それを45年続けているのは本当すごいこと。その主題歌を担当させていただいて嬉しいです」と想いを語る。さらに「うちの甥っ子が『仮面ライダーゴースト』が大好きで、会うたびにアイコンをねだられるんです(笑)」と告白し、「今回(主題歌に)決まったというこで、甥っ子のヒーローにもなれる」と笑顔を見せていた。