“乗り込み乗っ取りアイドル”ベイビーレイズが9日、下北沢GARDENにて定期ライブ『虎視眈眈　vol.2』を開催した。アンコールでは7月31日リリースの4thシングル「ベイビーアンビシャス」を初披露した。

　下北沢のライブハウス・GARDENを新たな拠点にした、月イチ開催の定期ライブ『虎視眈々』も2回目。「結成から2年後に武道館を埋めなければ即解散」という約束の日があと1年ちょっとと迫る中、ライブごとに前回を上回るファンを着々と増やしている。

　オーバーチュアに乗って現れた5人は、冒頭の「最上級!!」からエンジン全開、SEX MACHINEGUNSのANCHANG作詞・作曲のパンクナンバー「S.O.K」で一気にファンのボルテージを上げる。大歓声で飛び跳ねる「虎ガー」（ベイビーレイズのファン）に「最後まで燃え尽きましょう！」（林愛夏）と煽るメンバー。

　この日は2ndシングル「ベイビーレボリューション」の衣装で登場。「肌の出てる量が多くて涼しいな」（大矢梨華子）というも、全力パフォーマンスで早くも大粒の汗。そんなアグレッシブでロックなライブをメロコアの雄・SNAIL RAMPのメンバーも観戦。「楽曲提供してもらいたい」と5人のモチベーションもあがっているようだ。

　その後も、Dragon Ashのhirokiが提供した3rdシングル「JAMP」や、歌詞を下北沢バージョンに変えた「ゲート・オブ・ザ・タイガー」、間奏の間にメンバー同士似顔絵を描きあうという趣向を取り入れたメンバー紹介曲「Level1」など、ライブならではの遊びも入れながら進行していく。

　そしてアンコールでは、7月31日発売の4thシングル「ベイビーアンビシャス」を初披露。「絶対に売れます！」と誓う5人に、虎ガーも熱い声援を送った。次回の定期公演『虎視眈々vol.3』は6月13日・下北沢GARDENにて、ワンマンライブ『ベイビーレイズ伝説の雷舞！‐虎軍奮闘‐』が8月11日・Shibuya O-EASTで開催される。「ベイビーレイズの良さはライブでしか伝わらない。一回だけでもいいから見に来てください！」（大矢）というベイビーレイズを、定期ライブで体験してみては？

◆終演後のベイビーレイズを直撃◆

――定期ライブの手ごたえは？
傳谷英里香（17）「正直反省点が多かったんですけど、でも前より人数が増えて、少しずつなんですけど確実にハートは乗っ取っているんじゃないかと思います。もうちょっと速いスピードで、Vol.3が埋まるようにどんどん精進していきたいと思いました」
――4thシングル「ベイビーアンビシャス」も初披露しましたね。
大矢梨華子（16）「4thシングルは今までの曲とは雰囲気が違って、エンジンかかってステージに一歩踏み出したという曲なので、どういう反応が返ってくるかという不安はあったんですけど。すごく笑顔で聴いてくださって。「ベイビーレボリューション」とかは、みんな強い顔で聴いて下さるんですけど、新曲は笑顔でみんなで一緒に上って行こうという曲になっているので良かったかなと思います」
高見奈央（16）「振付がアップなノリが多くて。“はじめよー”という歌詞の所で飛ぶんですけど、人差し指を立てて飛ぶ“空へ行こう”的な振り付けになっているので、そこでみんなに飛んでほしいと思ってます。“ボーイズ・ビー・アンビシャス”に掛けたクラーク博士のポーズもみんなでやってほしいです」
大矢「やったら前の人にゴーンってなってケンカになる（笑）」
林愛夏（17）「レコーディングしてから初披露まで時間が短かったので、ちゃんとできるか不安だったんですけど、お客さんが温かくパフォーマンスを観てくださって、ホントに嬉しかったです。今回の4thシングルで、目標としている武道館に、ちょっとでもいいから近づけたらいいなっていう想いで全力で取り組もうと思っているので、応援のほうよろしくお願いします」
渡邊璃生（13）「Vol.3に向けてまだたくさん課題はあるんですけど、月に1度の定期ライブで成長していって、「ベイビーアンビシャス」もたくさん披露して、これから売れる予定です！」
大矢「予定じゃないね」
渡邊「売れます！」
傳谷「1stではまだ何も分からず頑張っていて、2ndでは個々の殻を破ろうともがいていて、それがやっと3rdでジャンプして一つの花になり、そして4thではこの曲で絶対武道館に1歩と言わず何歩も近づきたいと思っています。歌詞に“希望を掴んで奇跡を起こす”ってあるように本当に前向きな曲で、今までのなかで一番さわやかな曲になっているので、アップテンポで明るい雰囲気と、私たちの気持ちも感じていただいて、気持ちと曲と一体になって、皆さんに笑顔になってもらいたいなと思います」
――8月にはShibuya O-EASTでのワンマンライブがあります。
傳谷「ワンマンまで定期ライブが2回あるんですけど、これからのイベントも一つ一つ大事にして、確実にレベルを上げていきたいと思っています。ワンマンライブでは“ベイビーレイズやべえ”“今までと違いすぎる”っていう、肝をもぎ取るぐらい……？」
大矢「なんか怖ーっ。根こそぎ持ってくんだよね」
渡邊「度肝を抜く！」
傳谷「そう！　そう言いたかった！　1000人の目標を必ず達成します！」