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2013/02/06 21:02
D2総出演の初舞台『TRUMP』、大阪公演に向けて気合充分!
1月23日にサンシャイン劇場で幕を開けた、俳優集団D2総出演の初舞台『Dステ12th「TRUMP」』が、2月3日に東京千秋楽を迎え、東京最終公演を前に、メンバー全員が会見に登場した。
今作は、劇中に登場する親友やライバル同士や同僚など、対の立場となるふたつの配役を二人一組の役者が『TRUTH』バージョン、『REVERS』バージョンで、交互に演じる『リバースキャスト』方式で上演。『繭期(人間でいうところの思春期)』を迎えた若き吸血種≪ヴァンプ≫たちを教育・矯正するギムナジウム≪クラン≫で繰り広げられる、儚くも美しいヴァンパイアストーリー。
主人公の『ソフィ』と『ウル』を演じる西井幸人は「『TRUTH』と『REVERS』で役を演じ分けるっていうことで、初日は不安でしかなかったけど、幕が開いて、お客さんの顔が見えた瞬間、安心感が湧いてきて、すごく楽しく演技ができた」と笑顔を見せ、今回が初舞台となる山田裕貴は「僕にとっては初舞台で、その舞台がD2の仲間たちとできるのは嬉しい。とにかくお話がすごいイイので、それを自分がどう伝えるかっていう難しさを改めて感じました。でも、それが伝わったときの嬉しさや、生で返ってくるお客さんの反応が、自分にとって新鮮ですごくいい経験になった」とコメント。
リバースキャストについて、西井と同じく、『ソフィ』と『ウル』を演じる三津谷亮は「セリフ量が多いことが大変。片方覚えても、もう片方覚えなきゃいけない。自分の役を掴むまでに時間がかかっている中で、もう1つの役をやらなくちゃいけないっていう大変さがあった」と役作りの苦労を語ると、西井も「切り替えが大変。稽古中も『TRUTH』やったり『REVERS』やったりするんですけど、自分がソフィを演じているのに、自分で自分の名前(ソフィ)を言っちゃったりすることが時々あって…。本番ではないんですけど、稽古中はそれが一番不安だった」とコメント。
また、同じ役でもそれぞれ役のアプローチが異なるということで、山田と同じく、『ティーチャークラウス』と『アレン』を演じる陳内は「難しい点は、僕のアプローチの『アレン』を演じているんですけど、山田が演じる『アレン』に無意識に近づいていってしまうことがあって。昼公演では、僕の目から山田『アレン』を見ているので、無意識に山田『アレン』を表現しようって思ってるのかも。なので、終わったらいつも、すぐにセリフ合わせをやってました」と『リバースキャスト』ならではの苦労を話した。
『TRUTH』公演で、『ティーチャーミケランジェロ』を演じている近江陽一郎は、貴婦人のようなメイクと衣装のせいか、舞台の見どころを語っている最中も、どこかオネエ口調でコメント。それに対して、メンバーがざわつき「ちょっとミケランジェロが入ってて、みんなでざわざわしてた(笑)」と阿久津が話すと、近江は「え、無意識だった」とすっかり役に入りきっている様子で、阿久津からの「無意識なのが一番怖い」とのツッコミに苦笑い。
今回唯一のシングルキャストで、『ジョルジュ』を演じ、劇中でギャグ100連発を披露している荒井敦史は「稽古場から1ヵ月半ギャグをやらせてもらってるんですが、稽古場ではボロクソだった。最初は自分で考えてたんですが、稽古場で末満さんに『そのギャグは今日で千秋楽な』って言われて、その時は、『千秋楽でそのギャグやれよ』って意味だと思って、『ありがとうございます!』って言ったんですが、『そのギャグは今日で終わりな』っていう意味だったみたいで…。自分には才能ないな〜と思ったので、みんなに考えてもらって、それを実行してます」と告白。そのギャグ100連発を披露している際、『ラファエロ』として舞台上にいる阿久津は「僕はそのネタをただ見ている役なんですけど、そのネタをあげてるのが自分だったりするので、荒井さんがスベっているのをみると、自分も『うわ、これあくつがあげたネタ…スベった〜』って傷ついて、いろんな意味で複雑です」と苦笑い。すると、メンバーから『100連発、100連発♪』と、ギャグ披露のむちゃぶりコールが起こり、荒井が渾身のギャグを披露。報道陣の微妙な反応に、「こんな感じで客席を冷たくしてます(笑)」と自虐的アピールをし、笑いを誘った。
前売り券は前公演即日完売で、毎公演わずかな当日券を求めて長蛇の列ができるほどの盛況ぶりに、山田は「僕らは『イケメン芝居』って呼ばれてしまいがちだけど、今回は作品が本当に素晴らしくて、作品の深さや役者としてのD2を知ってもらえた機会になって嬉しい。おこがましいですが、D2という役者集団に注目して頂き、個々の活動とかも観て頂けたら嬉しいです」と笑顔でコメントし、西井も「大阪公演でもD2の魅力を発揮して、アッと言わせる作品を見せたい。もっともっと盛り上げてお客さんに届けたいです」と大阪公演への意気込みを語り、16人全員で『大阪公演、頑張るぞー!!』と気合いを入れ、一本締めで会見を締めた。
『Dステ12th「TRUMP」』大阪公演は、2月8日(金)〜10日(日)まで、ABCホールにて上演される。
なお、発売中の『デ☆ビュー』3月号では、D-BOYS&D2連載『D-DAYS』に、D-BOYSの牧田哲也&三上真史とともに、阿久津愼太郎と前山剛久が登場。また、D2が所属しているワタナベエンターテインメントの男のコ募集『D-BOYSオーディション2013』の募集情報を掲載中。