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2013/02/06 11:51
馬場 徹、EXILE・NAOKIら出演の舞台『熱海殺人事件』がついに公開。
舞台『熱海殺人事件 40years' NEW』が、紀伊國屋ホールで幕を開け、初日公演を前に公開稽古が行われ、主演を務める馬場 徹をはじめ、NAOKI(EXILE)、大谷英子、牧田哲也(D-BOYS)の新生キャストが顔をそろえた。
『熱海殺人事件』は、1973年に文学座に書き下ろされ発表された作品で、最年少で『岸田戯曲賞』を受賞したことでも有名な、故つかこうへいの代表作である。初演から40周年を迎える今年、“紀伊國屋つかこうへい復活祭”と銘打って、40周年ならではの『熱海殺人事件』を上演。
つかこうへい最後の愛弟子と言われ、今回主演の木村伝兵衛部長刑事役に史上最年少で抜擢された馬場は「山ほどあるセリフをみんなで一生懸命やっていくので、それを観たお客さんが、“なんかすごかったな”とか“なんか楽しかった”って思ってもらえたら。40年間続いた作品で、僕たちが新たなスタートみないな気持ちでやっていければ、さらに続いていく作品になるんじゃないかと思う。そういった意気込みで頑張っていきたいです」と熱い想いを語った。
激しいダンスを披露しながらクールに登場するものの、実は田舎から出てきた気弱な青年の、犯人・大山金太郎役を演じるNAOKIは、「去年4時間半のドームツアーをやったんですけど、それとなんら変わらないくらい体力を消耗する舞台」と話し、「普段はパフォーマーとして踊ってるんですけど、今何より喉の状況がとても心配で、そんじょそこらのボーカルよりも喉のケアをやってます。ATSUSHIさんくらい気を遣ってるんじゃないかな(笑)」と明かし笑いを誘った。
紅一点、ヒロイン水野朋子婦人警官を演じる大谷英子は「九州弁を話すシーンがあって、台本をもらったときは、イントネーションとか教えてもらわないと難しいかなって思ったけど、つかさんの台本って、読んで気持ちが乗ってくると、ぜんぜん知らない言葉なのにナチュラルに出てくるんです」と話し、富山から来た二枚目だけが取り柄の田舎刑事・熊田留吉を演じる、D-BOYSの牧田は、「踏ん張ってセリフを言うことがなかなか体に染みついてこなくて、足に20kgの重りをつけて、毎日踏ん張りながら、トレーニングしながら稽古してました」とつか作品ならではの体験を告白。
唯一、つか作品に出演したことのある馬場は「2009年にあった『飛龍伝』のオーディションで、『コレを読めって』いきなり1枚の紙を渡されて、あまりの緊張に過呼吸になってしまったんですけど、『使ってやるよ』って出演させて頂くことになって。1度だけ食事に誘っていただいて、『お前はサバ寿司3〜4人前食っとけ』ってご馳走になったり…」とつかさんとの思い出話をしみじみと語った。
つか作品に触れたことで、NAOKIは「この作品を携わったことで、改めて気づかされた。こんなんじゃダメだな、ちゃんと生きなきゃと考えさせられた舞台。同世代の人に特に見て欲しい」と話すと、座長の馬場も「若い人にもたくさん見て欲しい!」とアピール。
舞台『熱海殺人事件 40years' NEW』は、2月18日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールで上演され、3月2日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
なお、発売中の『デ☆ビュー』3月号では、『D☆SQUARE』内の『TeamD』で、同公開稽古&会見の模様を読者レポーターが現場レポート。また、D-BOYS&D2連載『D-DAYS』には、牧田が、三上真史&阿久津愼太郎&前山剛久とともに登場。