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2017/03/03 22:31
永野芽郁「本当に幸せ」と感極まって涙 映画『ひるなかの流星』完成披露試写会
女優の永野芽郁が映画初主演を務める『ひるなかの流星』の完成披露試写会が2日、都内で行われ、永野をはじめ共演の三浦翔平、白濱亜嵐、山本舞香、そして新城毅彦監督が登壇。イベントの終盤、大歓声に包まれる中、永野は「あー泣きそうだな。どうしよう」と感極まり、涙ながらに作品への想いを伝えた。
本作は、やまもり三香による人気コミックを実写映画化。恋愛未経験の田舎育ちの主人公・与謝野すずめ(永野)が東京の高校に転校することになり、そこで出会った一見軽そうだが優しくて面倒見のよい担任教師の獅子尾五月(三浦)と、無愛想で女子に免疫のないイケメンのクラスメイト・馬村大輝(白濱)との三角関係に揺れる様を描いたピュアで切ない初恋の物語。
今回、オーディションを経て主演に抜擢された永野は「出演が決まった際は“自分に座長が務まるわけがない”と、自信がなかったので、不安や葛藤があったんですけど、でも、今やらせていただけるのであれば、今できることを自分なりに頑張ろうという気持ちになりました」と当時の心境を振り返る。主人公のすずめについては「けっこうボーっとしていたり、一生懸命に何かをやるというところとか、共感できる部分も多かった」とコメント。
すずめが恋をする担任教師・獅子尾を演じた三浦は「これまでは同世代とか若い恋愛ものが多かったけど、今回は大人ならではの葛藤を抱えた役でしたので、難しい面もありましたが、楽しんで撮影ができました」と語り、すずめに想いを寄せるクラスメイト馬村役の白濱は「23歳なので最初は制服イケるかな?って思いました」と無邪気な笑顔をみせる。
すずめ×獅子尾×馬村の三角関係はもちろん、すずめとクラスメイトの猫田ゆゆかとの女の友情も見どころの一つ。最初はすずめに厳しく接するものの、お互い大事な存在となっていく、ゆゆかを演じた山本は「すずめとの掛け合いやぶつかり合うシーンが多いんですが、そこは一つ一つの台詞を”どう伝えたら、すずめの心に響くか”というのを考えながら演じていました」と役作りで心がけたことを明かした。
それぞれ「好きな胸キュンシーン」について話が及ぶと永野は、馬村がすずめに対して『お前、俺のこと好きになればいいのに』と言うシーンを挙げ、「あんなこと普段言われないじゃないですか。あれはやっていても観ていてもキュンでした。本当にキュンですよ、みなさん!!」と興奮気味にコメント。続く三浦も馬村のシーンを挙げ「馬村が(すずめに)マフラーを巻いてあげるところとか、私的にはキュンとしました」とうっとりすると、白濱が「女子目線!?」とツッコミ、笑いを誘う。
一方の白濱は「僕は登校中にすすめに、いきなりカバンをバシってやられるところ。あれは男子的に胸キュンです!」と男子目線の胸キュン場面を告白し、山本は「私は獅子尾先生が、すずめが転びそうになったときに助けたシーン」とそれぞれキュンとしたシーンについて言及。
また、映画のキャッチフレーズ「はじめての恋は、究極の三角関係」にちなみ、永野らが恋・友情にまつわる様々な「究極の選択」と答えるコーナーも。『もし、自分の恋人の誕生日に、尊敬する先輩から食事を誘われたら?→「A:先輩とのお食事」、「B:恋人とのディナー」』との問いに、三浦と白濱は揃って「A」を選択。
恋人よりも先輩との食事を優先することに対して、三浦は「僕ら若手は先輩の誘いを断ると後々大変なことになるんですよ。それは恋人にもわかってほしい」と弁解すると、白濱も「(先輩に誘われたら)すぐ飛んでいきます。『ちょっとごめん』って言って、また別日にちゃんとした会を設けます」とコメント。
すると女性陣は「う〜〜〜〜ん」と二人の回答に納得いかない様子。山本が「仕事ならしょうがないけど、嫌だよね。誕生日だよ?」と発言すると、永野も「当日に『ごめん、先輩とご飯に行くことになった』って言われたら、『はぁ?』ってなる」と語りつつ、「前もって言ってくれたら、『じゃあ、私は友達とご飯行くね』ってなる」と意義を唱える。すると白濱は「誘われるのなんて、だいたい当日ですからね」と思わず男の本音をポロリ。
そして、イベントの終盤。客席通路でマスコミ向けのフォトセッションを行い、客席からの大歓声に包まれる中、最後の挨拶を行った永野は「あー泣きそうだな。どうしよう」と感極まって、大粒の涙を流す。そして、声を振り絞り「自分が初めて主演をやらせていただいた映画が『ひるなかの流星』という作品で、こんなに素敵なキャスト・スタッフに囲まれてできたことが本当に幸せでした」と語り、「全力で頑張って、みんなが愛を込めて作った作品です。最後まで楽しんでください」と涙ながらに呼びかけた。
映画『ひるなかの流星』は、3月24日全国東宝系にてロードショー。