究極の三角関係で恋バトル!映画『ひるなかの流星』公開 -三浦翔平×白濱亜嵐 | Deview-デビュー
三浦翔平×白濱亜嵐

撮影/mika 取材・文/洲崎美佳子

“初恋のバイブル”として絶大な人気を集めたコミックを原作とした映画『ひるなかの流星』。生徒×教師×同級生によるピュアで切ない三角関係を描いた本作で、永野芽郁演じる主人公・すずめが恋する担任教師・獅子尾を演じた三浦翔平と、すずめに想いを寄せる同級生・馬村を演じた白濱亜嵐が『Deview』のインタビューに登場!胸キュン展開満載の本作で恋のライバルを演じた二人に、見どころをたっぷりと語ってもらいました。
「登校中にすずめにカバンをバシってやられるところ、あれは男子的に胸キュンです!」(白濱)
三浦翔平×白濱亜嵐
――誰もが経験する“初恋”を描いた本作ですが、完成した作品を観てどんな想いが込み上げてきましたか?
三浦翔平「永野芽郁ちゃん演じる(与謝野)すずめと僕が演じた教師・獅子尾(五月)と同級生・馬村(大輝)の三角関係に見られがちだけど、フタを開けてみれば女の子同士の友情もあって、非常にピュアな恋愛模様が描かれています。獅子尾も教師としての大人の対応をしているところもあれば、一人の男として恋に葛藤するところもあって。10代にすごく刺さる、キラキラしたとした物語だけど、恋の難しさも感じてもらえる内容濃い作品だと思いました」
白濱亜嵐「僕は2度観させていただいたんですけど、これまで出演した作品とは違って、同じ事務所の仲間がいない作品は初めてだったので、1度目は“あのシーンは大丈夫かな?”と不安な気持ちでいっぱいでした。どちらかというと、集中してストーリーに入り込むことができませんでした。でも、2度目はGENERATIONSのメンバーと一緒に観たんですけど、見方が全然変わりました。スクリーンに映し出された自分が自分じゃない感覚で、一つの作品としてきちんと観ることができました。メンバーは『あ、亜嵐くん出てきたー!』って、男子高生ノリでめっちゃうるさかったです(笑)」
三浦翔平×白濱亜嵐
三浦翔平
――胸キュンするシーンが随所に散りばめられています。男性目線でもグッとくるシーンはありましたか?
白濱「僕は登校中にすずめに、いきなりカバンをバシってやられるところ。あれは男子的に胸キュンです!」
三浦「何の計算もなくボディランゲージをするすずめが馬村と手をつなごうとするけれど、彼はイヤがるところが可愛いな、と思いました。お互い好意を抱いているのに、素直になれないところがもどかしいですよね」
――お二人は初めての共演ですが、お互いの第一印象を教えてください。
三浦「“GENERATIONSの亜嵐が来るぞ”と(笑)。同じジムに通っていたのと、『カノジョは嘘を愛しすぎている』のプロモーションで出させていただいた音楽番組でも一緒だったことがあったので、“初めまして”ではなかったんですよ。ただ、きちんと話したのは今回が初めてで。真面目なアツい男です。社風ですね」
白濱「完全に社風です(笑)。僕の翔平くんの第一印象は“芸能人が来た!”です」
三浦「芸能人オーラ出してた?(笑)」
白濱「いろいろな方にお会いしてきた中でも、芸能人バロメーターが相当高かったです! たぶん、ドラマ『ごくせん』とかを観ていたからだと思います」
三浦翔平×白濱亜嵐
白濱亜嵐
――共演してみて発見した新たな一面はありましたか?
三浦「年相応に可愛いところもあって、野望もいっぱい持っているんですよね。ブラックミュージック系の音楽が好きだけど、日本の音楽シーンはポップスが主流だからとか、音楽に対するストイックさはスゴイと感じましたね」
白濱「僕は身内の先輩と飲みに行くことが多いんですけど、そこで相談できないことを翔平くんにしました。見る角度が違うアドバイスをもらえたので、いい出会いになったなと思います」
――お二人で食事をしているところをInstagramにアップされていましたが、急速に仲が深まったきっかけは何かあったんですか?
三浦「あれは撮影中盤くらいじゃなかったかな。共演シーンが多い感じでもなかったので、『タイミング合ったら(食事に)行こうね』なんて話していて、ある時の現場でスケジュールを見ながら『この日行けるんじゃない?』ってなって行ったんだよね?」
白濱「合わせられる日が何日かあったんですよね」
三浦「新潟の妙高高原だっけ?」
白濱「ですね。泊りがけで行った時です」
三浦翔平×白濱亜嵐
――すずめを演じた永野芽郁さんについての第一印象についても教えていただけますか?
三浦「これは二人共通で、“ピュア”。ホワイトよりもっとクリアな感じがしました。ただ、天然なところがあります」
白濱「天然って言うと、(永野さんは)すごく嫌がるんです」
三浦「(彼女を真似て)『天然じゃないしー!』」
白濱「(笑)。誰が見ても、そう感じると思うんですけどね」
三浦「例えば、こっちがAの話をして『そうなんですね』って返答したのに、Bの答えが返ってくるっていう。そんなところも含めて、僕は妹のように見ていました。妹というより、娘に近い感覚かな」
――娘ですか!?(笑)。では、役作りについて伺えればと思いますが、三浦さんは本読みの段階から新城監督とディスカッションしていたそうですね。
三浦「それは、完成した台本ではない準備稿だったので、わからない部分を監督と話しました。いろいろなプロセスや葛藤があってこのセリフがあるとわかっているし、全体の尺のこともわかってはいるけれど、少し(セリフが)短いと思ったり、展開が急激すぎるなど、個人的に感じたところを伝えました。向き合うセリフではない外向きのセリフでは、“……”の間を現場で考えましょう、となりました」
白濱「僕は本読み前にリハーサルをやらせていただいたんですけど、自分のイメージしたクールな馬村と監督のイメージした馬村が違っていて。監督は、観る人に“可愛い”と思われる馬村にしたかったそうなので、『もっと可愛げが欲しい』と言われて。なので、“馬村の可愛げあるところはどこだろう”と原作を読み直して、監督のイメージに擦り合わせていくことをしていきました」
三浦翔平×白濱亜嵐
――公式のSNSにアップされた現場の写真を見ると、とても楽しそうな雰囲気が伝わってきます。実際の現場も和気あいあいとした感じでしたか?
三浦「僕は生徒たちとそんなに絡んでいないので、逆に亜嵐のほうがわかるんじゃないかな。仲良かったの?」
白濱「良かったです。僕と(山本)舞香ちゃん以外はみんなリアル高校生だったので、僕もその輪の中にはいってグンと年齢を下げたモードにしていました。待ち時間中も本当にみんなリアル高校生の空気感で、中身のないくだらない話で盛り上がっていて。まあ、僕も中身のない会話に混ざっていたんですけどね(笑)」
三浦「(目の前にあるバナナを見ながら)『このバナナ超可愛くない?』とかでしょ? 信じられないけど、そこに居合わせたら『可愛い』って言うな」
――(笑)。印象的なシーンの一つに体育祭のリレーがありますが、いち競技なのに同じ女性を想う獅子尾と馬村の“男の対決”が前面に出ています。ライバル心むき出しのシーンの撮影前後は、現場での居方も変わりましたか?
三浦「ONとOFFはきちんと分けられていたと思います。あんな風に真剣に走るシーンはこれまでの作品でもなかったですし、大人になってから全力で走ったこともなかったので、めっちゃ疲れました」
白濱「あのシーン、全部で25本くらい走ったんですよ」
三浦翔平×白濱亜嵐
――翌日は筋肉痛になりましたか?
三浦「筋肉痛になりましたし、食事制限もしていたから常にアミノ酸を取っていました。撮り終えた後のビールと焼肉をモチベーションに頑張りました(笑)」
――運動といえば、白濱さんは筋肉を落としてこの作品の撮影に入ったとか。
白濱「普段やっていた70〜80kgのベンチプレスをやめて、空腹の状態ですると効果が高くなる有酸素運動だけにしました。1ヵ月かけて4kg落としました。撮影中はジムに通う習慣をやめていたので、今その習慣を取り戻すのに苦労しています。すっかりわがままボディになってしまいました(笑)」
三浦「だらけちゃうんだよね。EXILEのメンバーでも、パフォーマンスの時のムキムキなイメージが強いけれど、普段はそんなんじゃないんです」
白濱「OFFを満喫しているんです」
三浦「俳優でもOFFシーズンはだるんとするんです。僕も今はOFFシーズンです」
三浦翔平×白濱亜嵐
――そうなんですね(笑)。最後に、これから芸能界を目指す『Deview』読者むけて“夢を叶えるために必要不可欠だと思うこと”、大切だと思うことをお願いします。
白濱「周りの人に、自分がなりたいと思うことを言い続ける。言霊にすることは大事だと思います」
三浦「言葉にすることも大事だけど、センスと才能の問題なわけよ。あと、運ね」
白濱「僕も運は大事だと思います。タイミングとか繋がりとか」
三浦「僕が思うに、芸能界に入るのは簡単なことだと思うんです。入ってからのほうが大変なことがたくさんある。その先のことをきちんと考えられているか、そしてそこからどれくらい精神力を保てるのかと、入ったあとの将来をきちんと見ていないと、人生無駄にしちゃうよって思います。あとは、本当に運」
白濱「その運を引き寄せるために、言葉にするんです」
三浦「そう思うと、オレらは運持っているほうじゃない? でも、宝くじは当たんないよね」
白濱「運の方向が違うんですよ(笑)」
Profile
三浦翔平(みうら・しょうへい)●1988年6月3日生まれ、東京都出身。バーニングプロダクション所属。2007年、『第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』「フォトジェニック賞」「理想の恋人賞」をW受賞。その後、ドラマや映画等、様々な作品に出演。近年の主な出演作は、『ダメな私に恋してください』(TBS系)、『好きな人がいること』(フジ系)、『奪い愛、冬』(テレ朝系)など。今年の夏には10周年イベント開催。

白濱亜嵐(しらはま・あらん)●1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。LDH所属。GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーとして活動する一方、2014年4月からEXILEメンバーとしても活動中。主な出演作は、ドラマ『ろくでなしBLUES』(日テレ)、『GTO』(関テレ・フジ)、『シュガーレス』主演(日テレ)、『HiGH&LOW』など。
映画『ひるなかの流星』
3月24日(金)全国東宝系にてロードショー
ひるなかの流星
ひるなかの流星
ひるなかの流星
(C)2017 フジテレビジョン 東宝 集英社
(C)やまもり三香/集英社
『マーガレット』(集英社)で連載、生徒×教師×同級生のピュアで切ない三角関係描き、“初恋のバイブル”として絶大な支持を集めたコミックが実写映画化。
はじめて人を好きになった瞬間、はじめての告白、はじめての失恋、そしてはじめての…誰もが経験する「初恋」の全てが詰まった≪胸キュン度200%≫のラブストーリーが誕生。
≪story≫
恋愛未経験の与謝野すずめ(永野芽郁)が転校先の高校で出会ったのは、上京初日に迷子になっていたのを助けてくれた担任教師の獅子尾(三浦翔平)。一見軽そうだが優しく面倒見のよい獅子尾に、すずめは生まれて初めての恋をする。すずめのことが気になりながらも、教師という立場から素直になれない獅子尾。そんななか、すずめはクラスで隣の席に座る“女子が大の苦手”なはずの馬村(白濱亜嵐)から告白される。果たしてすずめの初恋の行方は…?

公式サイト: http://hirunaka.jp/
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