デビュー読者の先輩・品田誠くん&金久保マユちゃんに、読者レポーターが直撃インタビュー!!
5月12日(土)より池袋シネマ・ロサにて一週間限定公開される、映画『恋愛依存症の女』に出演する品田誠くん&金久保マユちゃんに、読者レポーターが直撃インタビュー! 以前、読者レポーターとしてTeamD企画に参加してくれた経験のある二人が、この度『Deview/デビュー』に凱旋♪ 本作への想いはもちろん、『Deview』読者の先輩ならではの経験談をたっぷりと語ってくれました。
「私が『恋愛依存症の女』に出られたのはデビューのTeamD企画があったおかげなんです!!」
品田誠「もう4年も経つんですね」
品田 誠
金久保「実はこのTeamD企画で品田さんと一緒になったことが、今回の映画に出演するきっかけにもなったんです。4年前、最初にお会いしたときは、特に連絡先とか交換しなかったんですが、その2年後くらいに映画館で品田さんとばったり再会して」
品田「観客が6人くらいしかいない映画館で、お互いその映画を観に来ていて、偶然再会したんだよね」
金久保「そのときにお互い、『まだ役者やってる?』という話になって、連絡先を交換して、その1年後くらいに、品田さんからこの映画のお誘いがあって。だから、私がこの作品に出られたのは、デビューのTeamD企画があったおかげなんです!!」
金久保マユ
金久保「正直、規模としては全国公開とかではないし、決して大きいものではなかったけど、口コミで知って映画自体に興味をもってくださって観に来たという方も多くて、嬉しかったですね。もちろん、自分のことを応援してくださっている方が観に来てくださることも嬉しいですが、出演している役者のファンじゃない方が口コミで観に来てくださるって、作品としてとても光栄なことだなと思いました」
金久保「『恋愛依存症の女』は、チーム一丸となって“この映画を盛り上げよう!”という姿勢がすごくて。毎日グループLINEに100件くらい来るんです。みんなで盛り上げようという勢いが強いので、今回は前回以上に盛り上げて、全国に名を轟かせたいなという気持ちです!」
TeamD 藤井稜太
金久保「私が演じたアリスは、自分とは違う部分もけっこうあったんですが、まずは親友であるエビちゃんとおにぃとの距離感や関係性を作ろうと思って。アリスの性格というより、そこが仲良く見えなかったら成立しないと思ったので、休憩時間とかにエビちゃん役の子とずっと一緒に居てしゃべったり、秘密を共有したりっていうのを意識しました。二人で盛り上がって、親友という関係性を作っていけたんじゃないかなと想います」
品田「へ〜、そうだったんだ。じゃあ今度、その秘密を聞いてみようかな」
金久保「やめてくださいよ!(笑)。根掘り葉掘り聞かないでくださいね」
金久保「私は小学生のときにいじめられて不登校だったんです。そのときに『週刊少年ジャンプ』とか漫画をいっぱい読んだり、アニメをたくさん観たり、再放送のドラマや昼ドラとか観たりするような生活を送っていて、フィクションの世界としか関わりがなかったんです。そのときに、現実よりもフィクションの世界のほうが好きだな、自分もそこに入りたいと思うようになりました」
金久保「それは本当に間違いないですよね。私は中学3年生のとき、レッスンの先生に『与えられた課題をやってくるのは学校と一緒だから、それは学校だけにしてください』って言われて。それまでは自分の中では努力しているほうだと思っていたんですけど、いざ芸能界に入ってみたら、本気の人がほとんどで、みんなが努力しているから、その人たちと同じように努力してもそれは普通だから努力とは言えないなって思って。先生の言葉で、自分の中の努力は、この世界では努力じゃないと、早い段階で気づけて良かったなって思いました」
金久保「私も一緒でめちゃくちゃたくさん応募していました。デビューの企画で夏と冬に特別オーディションがあるじゃないですか。私はその夏特・冬特で、ア行〜ワ行まで50社以上応募してました。1社1社手書きの履歴書を書いて送ったけど、書類審査さえぜんぜん通らなくて。でも、書類審査は選ばれる側だし、とりあえずいろんな事務所に送ってみて、自分に興味をもってくれた事務所の方と面接をして話を聞いて、どうするか決めたほうがいいのかなと。ネットで事務所の口コミを調べたりも しましたけど、それって一部の人だけが書いているものだし、その人個人の意見だったりするから、実際に会ってみないとわからないなって思ったので、書類の段階では選り好みせず、送りまくってました」
品田「僕が今の所属事務所に所属したきっかけは、うちの社長は応募書類が送られてくると、所属俳優に『この人知ってる?』って聞くらしくて。僕の書類を見た社長からそう聞かれた俳優の方が、たまたま僕が出ていた映画を観てくださっていて、『いいと思いますよ』と言ってくださったみたいで、それで今の事務所に入ることができたという経緯があって。たとえ規模が小さい映画だとしても、誰かの目につく機会があって、こういうチャンスをいただけることがあるんだなって実感しました」
金久保「私の人生において、いじめって本当に大きなもので。だからこそ、自分が若いうちにいじめに関わる作品に出たいというのが今の一番の目標です。いじめられる役、いじめる役、傍観者、その家族とか、どんな役でもいいからいじめに関する作品に携わりたい。そういう作品のチャンスを掴めるよう、日ごろからSNSとかで発信したり、多くの方に自分のことを知ってもらうことも必要だと思うので、そういうところから頑張っていきたいなと思っています」
しなだ・まこと●1992年3月2日生まれ、北海道出身。Bites.inc所属。主な出演作は、ドラマ/『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(フジテレビ)、映画/『帝一の國』、『なけもしないくせに』、『PSYCHOROMANTIC』、『夜があけたら』、『二人の女勝負師』、『トーキョービッチ・アイラブユー』など。
かなくぼ・まゆ●SoftBank Presents NEXT STAR GIRLS AUDITIONグランプリ。SoftBank公式LINE LIVE『SUPER XMAS』アシスタント、LINE LIVE番組『NEXT STAR』アシスタントMC、SoftBankニュースメディア『ソフトバンクニュース』レポーター、携帯アプリ『ダービースタリオンマスターズ』PRユニット『ダビマスガール』、『ユニコーンにのって』(CASPA MV)など。
「芸能活動をしている先輩方のお話を直接聞くことができて、励みにもなりましたし、自分のやるべきことがちょっと見えてきたかなって思いました。僕は、高校からバンドをやっていて、ギターボーカルをやっていたんですが、歌詞を読み取って自分の気持ちをぶつけるみたいなことが好きだなと気づいて、そこから発展していって、芸能界を目指したいと思うようになって。それが去年の秋くらいからで、まだまだオーディションもこの前初めて受けたレベルだったので、これからどうしていったらいいのか悩んでいましたが、お二人の話を聞いて、とにかく鋼のメンタルでいろんなオーディションを受けてみようかなと思いました。
今まではなかなか恋愛映画って、自分からは観に行く機会がなかったのですが、映画『恋愛依存症の女』は、いろんな人たちが出てきて、物語が進むにつれて、その人たちの関係性とかいろんなことがわかってきて、観ているうちにどんどん引き込まれました。思わず笑ってしまう感じとか、最後の展開も予想外ですごく面白かったです。
お二人のお話を聞いて、まずは行動しないと何も始まらないというのを改めて気づくことができました。落ちてもいいからとりあえず、いろんなオーディションを受けて、通ったら一生懸命頑張って、自分に合うものを見つけていければと。“何事も挑戦”というのを目標に頑張りたいと思います!」
5月12日(土)より池袋シネマ・ロサにて、1週間限定公開
舞台『恋愛依存症の女』のヒロインを演じるニコ(ひらく)はバイト先の店長に惹かれている。しかし鈍感な店長(品田誠)はニコの気持ちに気付かない。店長の元妻(村上亜利沙)がバイト先にやって来たことをきっかけにニコの恋心は大きくなっていく。一方、小説『恋愛依存症の女』の作者である鏑木(山谷武志)は執筆活動こそ停滞しているものの、女に困ったことはない。隣に越してきたエビちゃん(大須みづほ)と恋仲に陥るが、彼女と同居する親友のアリス(金久保茉由)は鏑木のことを快く思っていない。アリスの兄である五反田は高校時代から一途にエビちゃんのことを想い続けている。ある日鏑木は元恋人で編集者のチー坊(小島彩乃)が出版社を寿退社することを聞かされ、その想いが再燃するが… それぞれの恋が交差して、物語は加速していく。