タクフェス 春のコメディ祭!『わらいのまち』 演出家&キャストに直撃インタビュー!!
俳優・脚本家・演出家として活躍中の宅間孝行さんが主宰する「タクフェス」の新シリーズ「タクフェス 春のコメディ祭!」。シリーズ第1作目となる『わらいのまち』が3月30日(木)より開幕。作・演出・出演の宅間さんと、同舞台にオーディションを経て出演が決まった佐藤祐基さんの二人に、読者レポーターが突撃取材!

「芝居をやりたいけど何をすればいいか悩んでいるなら、何はともあれ、実際に舞台に出て経験していったほうがいい」

TeamDの森(左)、吉田(中央)、畑山(右)

作・演出・出演の宅間孝行
宅間「覚えてるよ。確かそのときは、ゲルマンくらいしか募集してなくて、キャラクターが限定されていたんだよね」
佐藤「なので、今回またオーディションを受けさせてもらって、出演できると聞いて、“やった! やっと宅間さんの作品に出られる!!”と。『歌姫』を観に行ったとき、そのときカーテンコールの空気感を覚えていて、“自分もこんな拍手を受けてみたい”と思ったので、やっとその前段階に入ることができたなって思いました」

佐藤祐基
佐藤「そうですね。演技審査からでした」
宅間「演技審査のときに、いくつか見ているポイントがあって。これは祐基とかみんなにも言っていることだけど、演技の上手い下手っていうのは正直大差ないんですよ。もちろん、なくはないけどね。でも、それよりも基本的にはモチベーションの高さを見ています。特に、本番のときとか、モチベーションの高さが、いろんなものを凌駕することがあるので。役にハマるかハマらないかも、もちろん大事だけど、“この役できそうだな”っていう人たちの中で、なるべくモチベーションが高いとか、芝居を見たときにこちら側がグッときたかどうかをポイントにしているかな」

TeamD 畑山祐次
宅間「緊張はみんなするよね。みなさんもオーディション、けっこう受けているんですか?」

TeamD 森 絵里花

TeamD 吉田千夏
佐藤「僕はこの世界に入るまで野球しかやってこなくて、芝居の“シ”の字も知らなかったんです。でも、テレビで(笑福亭)鶴瓶さんがこの世界に入ったきっかけの話をされているのをたまたま観ていて。“何も経験がないけど、噺家になりたいから、大学辞めてその日のうちに門を叩きに行った”という話をされていたんです。その話がすごく響いて、すぐにネットで『オーディション』って検索して、そのときに募集していたオーディションに応募したのが、この世界に入るきっかけでした。応募したからにはオーディションに行かないといけないし、訳も分からず受けた感じでしたが、考えるよりも行動することが大事なのかなと思います」
東京公演:3月30日(木)〜4月12日(水)東京グローブ座
名古屋公演:4月14日(金)〜16日(日)中日劇場
兵庫公演:4月18日(火)〜23日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
あたたかい笑いと切ない涙で感動を誘う作品に定評のある宅間孝行が主宰する「タクフェス」に、新シリーズ「タクフェス春のコメディ祭!」が新たに誕生。記念すべき第一作目は、2011年に上演されたコメディ作品『わらいのまち』の再演をお届け。 本作は、寂れた田舎町の寂れた温泉旅館「まつばら」を舞台に個性豊かなキャスト陣が、「暗転なし」「転換なし」「ノンストップ」のリアルタイムで突っ走る、息つく暇もない程の抱腹絶倒のシチュエーションコメディ。 作・演出・出演はもちろん宅間孝行。前回に引き続き、仲居くにゑ役には柴田理恵、宅間演じる主人公に翻弄される兄弟には、2008年に宅間作品「夕」で初舞台を踏んだ永井大と、宅間作品初参加となる柄本時生が決定。さらに鈴木杏樹が旅館の仲居役で関西弁を披露する。総勢15名がノンストップで2時間突っ走る。勘違いに次ぐ勘違い。行き違いに次ぐ行き違い…果たして収拾はつくのか!?
新シリーズ『タクフェス春のコメディ祭!』の第一作目『わらいのまち』に続く、第二作目として2018年春に『笑いの巨塔』の再演が決定。上演にあたり物語に出てくる様々なキャラクターを、18歳〜50歳くらいの男女から幅広く募集。演技経験の有無は関係なく、やる気、熱意、モチベーションの高い人、そして「タクフェス」が大好きな人からの応募もOKとのこと。
第一線で活躍している役者とともに、舞台で輝ける絶好のチャンス!!



