『黒服物語』中島健人の人の引きつけ方(3/5) | Deview-デビュー
2014年11月21日

 以前、雑誌『SPA!』で「ジャニーズにハマる男たち」という特集があった。ゲイや同性愛者でなく、いわゆる普通の男性で、ジャニーズのコンサートで女性ファンと一緒に名前入りのうちわを振り、握手会にまで出向く。そんな人たちを追っていた。

 自分も二宮和也が主演の舞台は観に行ったことがある。役者として二宮ファンだが、客席で周りが女性ばかりという状況に、息が詰まりそうだった。コンサートではなおさらだと思うが、女性ファンに混じって嬉々として声援を送る男性も、少数ながらいるらしい。

 その特集記事に出ていた男性ジャニーズファンの1人が中島健人推しで、「とにかくかわいい」と語っていた。そして、握手会で彼に「男でごめんね」と言うと、耳元で「そんなことないよ。逆にうれしいよ」とささやいてくれた…とも書いてあった。中島健人はそういうことをやりそう。人なつっこい王子。女性ファンなら、いっそうたまらないだろう。

 去年の夏クールには、『JMK中島健人ラブ☆ホリ王子様』という番組も深夜にやっていた。中島健人と恋に落ちたら…と、彼とのデートを仮想体験する恋愛シミュレーションバラエティ。カメラが彼女目線になり、至近距離で彼を追う。そして、彼が甘い言葉をささやく。「そばにいるこの時間が永遠のメリーゴーランド」とか。

 「キャーッ♪」という女子の声が聞こえてきそう。ギャグかと思うぐらいキザなセリフだが、たぶん生まれながら王子の中島がサラッと言うと女子がウットリするのは、オッサンが観てもわかる。こっちはウットリはしないけど、中には惹かれる男もいるのだろう。

 ホストになったら、あっという間にNo.1は確実。でもドラマではキャバクラの黒服になり、苦境に陥っている。(続く)


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