乃木坂46のスキャンダルとアンダーメンバーの想い(4/6) | Deview-デビュー
2014年11月7日

 乃木坂46は結成時から“プロ”のメンバーがいた。「ミスマガジン」グランプリの衛藤美彩、ももいろクローバーの初期メンバーだった柏幸奈、福岡のアイドルグループ青春女子学園のメンバーだった川後陽菜や能條愛未など。予想に反し、彼女たちはデビューシングルから選抜に入らなかった。中心になったのは生駒里奈ら、まっさらの新人。その方向性は良いと思った。

 だが10枚目まで来て、選抜メンバーの大半が固定化してきた。2〜3枠が毎回入れ替わるぐらい。AKB48もそんな感じだが、乃木坂46はメンバーのヴィジュアル力が高く、アンダー勢でも他のグループならセンターにいそうな美形揃い。そんなメンバーたちが選抜に比べ日の目を見ないところにいるままだ。

 パフォーマンス力も劣ると思えない。今年7月、10月と行われたアンダーメンバーだけのライブも評判になった。それでも、アンダーから10thシングルで選抜に入ったのは斎藤ちはる1人。6th以来選抜から遠ざかっている中田花奈はブログで「あんなにいいライブもしたのにな。アンダーをちゃんと見てもらえてるのかな? すごい残念です」と綴っていた。  10th選抜がレギュラー番組『乃木坂って、どこ?』で発表になった日のブログでは、さらにへヴィなことを書いていたメンバーもいた。選抜に一度しか入ったことのない永島聖羅。

「夜に1人になると考えてしまいます。私は乃木坂46に必要なのかな? 最近自分に自信が持てません。考えると怖くなってしまいます。選抜にずっと入れないから皆さんが呆れちゃうんじゃないか。すごく不安なんです」

 いつも笑顔のイメージが強い彼女の、思いつめたようなコメント。取材で直接話を聞く機会があった。(続く)


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