乃木坂46のスキャンダルとアンダーメンバーの想い(5/6) | Deview-デビュー
2014年11月10日

 選抜に入ったのは5th「君の名は希望」だけで、10thシングルでもアンダーだった永島聖羅は、「いろいろ全力で頑張ったつもりですけど、ダメだったみたいです」と始まるシビアなブログを綴った。

 インタビューで真意を聞くと、「節目の10枚目だから、あえて書いたんです。マネージャーさんも『これを上げるべきか?』となったらしくて。でも、『仕方ない』って上げてもらえました」と話していた。

 その日のコメントは実に1594件も寄せられた。

「らりん(永島の愛称)は絶対に乃木坂に必要です」「元気を出してくれよ〜」「俺の永遠のセンターだから」などなど。永島は「コメントを読んで、初心に返りました。必要と言ってくれる人がこんなにいる限り、頑張ろうと思いました」と話していた。

 それにしても、1日で1600件近いコメントがつくアイドルが、どれだけいるだろう。そんなメンバーがアンダーなのが、乃木坂46の強みでもあるのだが。

 9thで3作ぶりに選抜に返り咲いたものの、10thではアンダーに逆戻りした井上小百合は、実際に選抜が発表された日より、その発表がテレビで放送された日が辛かったという。

「人を笑顔にしたくてアイドルになったのに、私を応援してくれてる人が落ち込んだり悲しんでると思ったら…」

 自分自身が悲しいというより、ファンが悲しむことが悲しいと。彼女は高校時代、将来は福祉の仕事に就こうと、福祉系の大学への進学を考えていた。志望校のオープンキャンパスに行った帰りに、芸能界の夢も諦めがたく、乃木坂46のオーディションに立ち寄った。そしたら合格。

 そこが人生の分岐点となり、乃木坂46一本で進むと決めたが、形は違えど「人の役に立ちたい」とのモチベーションは変わらない。それだけに選抜に落ちると「私は人のためになれているのか?」と悩むそうだ。(続く)


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