『水球ヤンキース』で見せた中島裕翔の役者力(3/5) | Deview-デビュー
2014年9月25日

 中島裕翔は『水球ヤンキース』のカス高で水球をやる前は、進学校の小田原城徳で野球部にいた。ドラマ『弱くても勝てます』での話。カス高水球部では山ア賢人と間宮祥太朗も、城徳の野球部員。3人もカブるとは。

 さらに1年前は、中島は東京中央銀行の融資課に勤務していた。『半沢直樹』で半沢の部下として。あの大ヒットドラマの強者ぞろいの出演者たちの中で、唯一のジャニーズ。線は細いが責任感は強く、人事をタテに脅されても半沢を裏切らなかった若手行員がアイドルとは、知らない人はわからなかっただろう。

 一転、『水球ヤンキース』では金髪で時代遅れのヤンキー役。初回に登場したときのバカっぽいインパクトから、回が進むと熱く気の良い男になってきたが、Hey!Say!JUMPの2枚目アイドルが、かなり振り切った印象。

 1年前の『半沢直樹』の銀行員と同一人物にも見えない。関係者によると、彼自身は優等生タイプで、「お父さんとお母さんに大事に育てられたんだな、と感じる」とのこと。

『水球』で演じた尚弥は小さい頃は泣き虫で、強くなろうとヤンキーを目指した設定。根の優しさが垣間見えるのは本人の素か。

 さらに遡れば、彼のドラマデビューは2005年の『エンジン』。木村拓哉主演で堺雅人も出ていて、養護施設の入所児童は上野樹里、戸田恵梨香、夏帆…という今なら豪華な顔ぶれ。その中に中島も、同じ現Hey!Say!JUMPの有岡大貴と共にいた。てことは、半沢直樹と一度共演していたわけですね。

 当時は小学生のチビッコ。2年後のJUMP結成時からも背は伸び続け、今は178p。けど、ジャニーズファンは身長は高すぎないほうがいいのだろうか。JUMPでは当初センターだったが配置替え。代わってセンターに就いた山田涼介の主演ドラマが、『水球』と同じ土曜に放送されていた。こちらはゴールデンタイムで。(続く)


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